アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。1日目

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

インドの伝統医療であるアーユルヴェーダの浄化療法、パンチャカルマを南インドケララ州のアーユルヴェーダ治療院で受けて来ました。

今回も21日間のパンチャカルマ・トリートメント・プログラムを受けました。

今まで何度もパンチャカルマを受けた経験と、アーユルヴェーダドクターから聞いた話によると、治療期間は最低18日間以上、できれば21日間、症状によっては28日間のトリートメントを受けないと十分な効果は得られません。

もちろん、3〜4日間、10日間程度のメニューでも、十分なリフレッシュ効果はあるでしょう。

ではなぜ、最低18日間以上の治療を受けることが大切なのか?

今回の21日間の治療過程を、ダイアリーに沿って時系列で書き残しておきたいと思います。

治療の過程を見れば、最低18日間の治療期間をさくことの大切さがおわかり頂けるかと思います。

またリアルなアーユルヴェーダ施設の長期滞在記録として、赤の他人と長期に渡って同じ時間を過ごすことの厄介さや楽しさなども面白く読んで頂けましたら嬉しく思います。

これからパンチャカルマ治療を検討される方々の、参考になれば幸甚です。

※パンチャカルマについては、以下のページをご参照

→アーユルヴェーダ・パンチャカルマについて下調べをする。その1

→アーユルヴェーダ・パンチャカルマについて下調べをする。その2

アーユルヴェーダ治療院に到着

スリランカ航空UL161で、am8:45にトリバンドラム空港に到着。

きっちり時間通りだ。

今回の滞在先は、Mitra Hermitage Ayurveda Hospital。

→Mitra Hermitage Ayurveda Hospital公式ホームページ

トリバンドラム空港の出国ゲートには、Mitraが手配してくれたタクシードライバーが、ネームボードを持って迎えに来てくれていました。

聞けば、到着時間の1時間前から待っていたとのこと。

インド人でも真面目なドライバーですね。

待たせてごめんね、ありがとう。

タクシーに乗って、Mitraへ向かう。

途中で銀行のATMへ立ち寄って貰い、クレジットカードのキャッシングでインドルピーを調達する。

トリバンドラム空港からMitraまでは、タクシーで30〜40分程度の距離。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

Mitra Hermitageのフロント

am10:30にMitraに到着。

チェックインを済ませて、部屋へ案内してもらう。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

ウェルカム・ドリンクを部屋へ持ってきてくれる。

手作りのフレッシュマンゴージュースでした。

Mitra Hermitage

今回の滞在の前半に泊まった、Middle garden view room。

宿泊費/1泊35EURの部屋。トリートメント代は1日/50EUR

インド パンチャカルマ

シャワールームとトイレ。かなり広い。

ホットシャワーも使えます。

2〜3分シャワーを流しっぱなしにすると、お湯が出てきます。

その際、急に熱湯のようなお湯が出てきますので、要注意!

宿泊客の中には、これを知らず、ホットシャワーが出ないと思い込んでいる人もいた。

インドのシャワーあるあるですね。

Mitra Hermitage

ガーデンビューのバルコニー。庭を眺めながらのんびりできる。

初日 午前のトリートメント

am11:00 のんびりする間もなく、一回目のトリートメント。

午前中、到着の場合、初日から午前1回、午後1回のトリートメントが施されます。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

トリートメント・ルーム

am11:00〜pm12:20:足湯・ヘッドマッサージ・一人のセラピストによるアビヤンガ

初日のトリートメントは、ドクターのコンサルテーション前なので、皆、同じトリートメントを受ける。

初日のトリートメントの目的は、長旅により乱れたドーシャを落ち着かせ、初回コンサルテーション前に身体を通常の状態に戻すためのもの。

そのため、アビヤンガは二人のセラピストによるシンクロアビヤンガではなく、あえて一人のセラピストによる穏やかな全身オイルマッサージが施される。

本格的な治療メニューは、ドクターのコンサルテーション後、顧客に合わせてオーダーメイドで組まれることになる。

それでも初日、一回目のトリートメントは、1時間20分もの時間をかけた充実したメニューでした。

初日 ランチ

pm13:00 ランチ

トリートメント後、部屋で少し休んでから、レストランでランチ。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

レストランの様子。

風通しの良い3階にレストランはある。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

初日のランチ。野菜で作った花の飾りが可愛い。

Mitraでは一人一人の患者に合わせて、アラカルトで作りたての食事が供されます。

食事のコントロールは、パンチャカルマ治療の効果に大きく作用しますので、ビュッフェ形式でない方が治療的には効果的です。

食後、部屋に戻って、パッキングを解き、部屋を自分好みにオーガナイズする。

これでやっと落ち着いた。

初日 午後のトリートメント

pm15:30〜pm16:00 午後のトリートメント:フットマッサージ

部屋までセラピストが来て、膝から下を念入りにマッサージしてくれる。

ベッドに横になったまま、マッサージしてもらい極楽である。

クリームをつけて滑りを良くしながら、ツボを押していく。

飛行機に長時間乗って、むくんだ脚が細くなった。

アシスタント・ドクターの巡回

pm17:00:アシスタントDr.の女性が部屋を巡回。

血圧を測り、体調を確認し、排便の有無などを聞かれる。

明日のトリートメントメニューと時間が書かれた小さな紙を渡され、ドクターの初回コンサルテーションは明日の午前中になる旨告げられる。

アシスタントDr.の巡回は、毎日/午前と午後の2回。

体調の変化や、不安などは、このアシスタントDr.に相談すれば、治療メニューを調整してくれる。

また苦手な食べ物などもアシスタントDr.に言えば、食事メニューから省いてくれる。

滞在期間中、なんでも相談できるのが、アシスタントDr.だ。

Mitra Hermitage

若くて知的な、女性アシスタントDr.たち

初日 ディナー

pm18:00〜 ディナー

ディナータイム:pm18:00〜pm19:30

この時間帯内なら、いつでも好きな時にレストランで食事ができる。

少人数のアーユルヴェーダ施設なので、患者が来てから一人分ずつ作ってくれる。

メニューは、患者一人一人違います。

スープも料理も出来立ての熱々なのが嬉しい。

初日、疲れたのかディナーの写真を撮り忘れました。

食後は、早めに部屋に戻り、早めに就寝。

明日からの、本格的な治療に備えます。

→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。2日目

→アーユルヴェーダ染め手織り布の肌着と衣服