スパイスZen  (Mr.Ravi)

アーユルヴェーダと薬膳料理のお店「スパイスZen」お店の紹介

スパイスZenはカレーや薬膳鍋をはじめとした、アーユルヴェーダ薬膳料理専門店です。

場所は横浜市鶴見区。JR鶴見駅西口から徒歩5分。

豊岡通り商店街の一画にあり、豊岡郵便局の近くです。

店内に入ると、ずらりと並んだスパイスや生薬が目に入ります。

スパイス
高品質のスパイスや生薬が並ぶ。

スパイスはスリランカ出身のオーナーであるRavi氏が、スリランカの自社工場で作ったこだわりの品。

市販品はスパイスを乾燥させる工程で熱処理を行うため、スパイスの香りが飛んでしまうそう。

Ravi氏の自社工場では、特殊な機械を導入し、スパイス本来の香りと効能が最大限に残るよう、乾燥工程を工夫されているそうです。

スパイスZen
一階はカウンター席の他、テーブル席4人掛けと二人掛けがある。
二階席もあり、大人数の宴会などにも対応。

店内は清潔感があり、女性向けの落ち着いた雰囲気。

よくあるインド・ネパールカレー屋とは一線を画します。

ハトムギ茶
ランチにははと麦茶がついてきました。
ポットで供される、温かい飲み物が嬉しい。

選べる3種トッピング付きカレーセット。スープとサラダ付き:900円

スープセット
スープセット。920円。スープ2種・穀物ご飯・選べる小鉢付き。

スパイスZenのスープは絶品で、私のオススメは元気スープと美スープです。

元気スープ
元気スープ。

16種類以上のスパイスと生薬が使われた、Ravi氏のこだわりの集大成。

スパイスや生薬は多ければ良いというものではなく、組み合わせや配合量、加えるタイミングが肝心とのこと。

自宅で作るのはなかなか難しい、プロのスープです。

元気スープは滋養強壮効果が高い韮や、免疫機能を回復させるαグルカン豊富な舞茸など、たくさんの野菜やキノコ、鶏肉入り。

疲労回復を意識したスパイスと薬膳ブイヨンを合わせた、ピリリとスパイシーな元気が出るスープです。

 

美スープ
美スープ。

ビタミンB1,B2,C。ポリフェノールのタンニンが豊富な蓮根を始め、身体を内側から綺麗にしてくれる食材入り。

美肌や身体のサビ落としを意識した、辛味のないスパイスと生薬を配合。

和洋折衷の不思議な美味しさの豆乳スープです。


こちらもオススメ薬膳鍋。1,680円。

南部鉄器の本格的な小鍋を使用している。

薬膳鍋は4種類のスープから選べます。

薬膳鍋メニュー

鍋に入れる野菜は杉の木のプレートにのせて。

野菜の種類の豊富さが凄い。これで一人前。

スパイスZenで使われる野菜はRavi氏の知り合いの大田市場の業者から仕入れるそう。

少量からの仕入れに対応して貰い、常に新鮮な野菜を使うことにこだわっている。

珍しい種類の茸や大根も。

たくさんの種類の野菜を少量ずつ食べられるのが嬉しい。

スパイスZen Mr.Ravi インタビュー

スパイスZenはアーユルヴェーダと薬膳の融合という、珍しいタイプのお店ですね。
私の祖国であるスリランカでは、各家庭がいろいろな種類のスパイスを常備しており、その日の体調や天候気候に合わせてスパイスを調合し、料理を作り、健康管理をします。
スパイスが生活の中に溶け込んでいるわけです。
特に私の家はアーユルヴェーダ・ドクターの家系ですので、私自身、幼い頃から日常生活の中で、アーユルヴェーダの薬草を用いた自然療法や、スパイスが身体に及ぼす知識を祖父から学びながら育ちました。
なるほど。アーユルヴェーダ・ドクターの家系に生まれ育ったことで、自然にスパイスや薬草の知識が身についたということですね。
そこから薬膳に興味を持たれた切っ掛けを教えて下さい。
来日後、私がメニューのプロデュースに関わった薬膳漢方料理店で漢方と出会い、幼い頃から慣れ親しんだアーユルヴェーダとの共通点を多く見出しました。
そこから漢方の医食同源の考え方に共感して、7年間、薬膳とスパイスを融合させたメニュー開発や商品企画に携わってきました。
スパイスZenのメニューは、漢方の生薬とスリランカのスパイスが絶妙なバランスで融合した新しい味で驚きました。
メニューを開発する上で、どのようなことを重視されていますか?
まず本物のスパイスを使うことです。
精製され過ぎていない本物の効能のあるスパイスを、スリランカの自社工場より直輸入しています。
私の場合、メニューを開発する際は、まず第一にそのメニューにどんな効能を出すかを決めます。
次に味を決めます。どんなに効能があっても美味しくないと料理はダメだと思っています。
スパイス料理は辛いとか、薬膳は苦いといったイメージを払拭したいと思っていますので、効能があって、なおかつ美味しい料理を目指しています。
効能と味がイメージできたら、そこに加えるべきスパイスが自然に浮かび上がってきます。
アイデアが降りてくる感じです。
後は、実際に調合してバランスをとりながら、調理の方法やスパイスを加えるタイミングなどを決めていきます。
私はメニューを開発することが大好きで、天職だと思っています。
自分の考えた料理がお客様に美味しいと言って頂け、体調が良くなった、元気が出たという嬉しい声を聞けることにやりがいを感じています。
Raviさんはスリランカにスパイスの自社工場をお持ちだそうですね。
スパイスを輸入するのではなく、自社工場でスパイス作りをしようと思われたきっかけを教えて下さい。
私が来日する時、母が特別にブレンドしたスパイスを持たせてくれました。
スリランカと気候の違う日本で、私が体調を崩さないようにという、母の想いがこもったオリジナルブレンドのスパイスです。
アーユルヴェーダの知識が配合に活かされているものです。
このブレンドスパイスで作った賄い料理が、皆に大好評だったんです。
最初はこのブレンドスパイスと同じクオリティーのスパイスを日本でも使いたくて、自社工場を立ち上げました。
スパイスの原料は私が直接見て、触って、確かめて納得したものを使っています。
香りと味をなるべく残すため、自然な乾燥の仕方を工夫しています。
例えば、生の葉を乾燥させる時、日中の強い太陽の光を避け、早朝の太陽の光をあてるなど、細かい工程に拘っています。
良いスパイスの見分け方、選び方を教えて下さい。
香りが強くて、色も綺麗なものが新鮮なスパイスです。
パウダー・スパイスも便利ですが、できればひと手間かけて、ホール・スパイスをミルで潰して使ってみてください。
いつもの料理が、一味違う風味になります。
スリランカの家庭では、どのようにスパイスを健康管理に役立てていますか?
日本の醤油と同じようなものです。
調味料の一つとして、日常的に家庭料理に使われています。
自宅でまず揃えたいスパイスを5種類あげるとしたら?
胡椒・シナモン・カルダモン・コリアンダー・フェヌグリーグでしょうか。
胡椒は何にでも使える便利なものです。
シナモンは温める作用があり、紅茶やデザートに加えたりと使いやすいスパイスです。
カルダモンは脳の働きを良くしたり、口から腸まで綺麗にする作用があります。
コリアンダーは身体の調整やコントロールに。
フェヌグリーグは特に女性にオススメのスパイスです。
熱帯地方で食べられているスパイスは、身体を冷やすという話しもありますが。
一概には言えません。温める作用のスパイスもあれば、冷やす作用のスパイスもあります。
冷やす作用のスパイスでも、調理法や合わせる食材によって、結果として温める料理として調整できます。
また、温めるものばかりを摂っていると、逆に熱が溜まり過ぎて調子を崩すことがあります。
大切なのはバランスです。
偏ることが良くないわけで、温め過ぎず、冷やし過ぎずのバランスが大切です。
スパイスと食材の合わせ方で、気をつけていることはありますか?
まず食材は季節の旬の野菜を使うこと。
薬膳というと、特別な生薬を使った料理というイメージがありますが、季節に合わせた食材を選ぶだけでも薬膳の効果を得ることができます。
例えば寒い冬に多く取れる根菜類を料理に使えば、体を温める一品となります。
そこに季節の魚介類を組み合わせます。そして味の調整と効能を考えてスパイスを選べば、料理で体調を整えることができます。
できるだけ薬に頼らず、普段の食事から健康管理ができたらいいですね。
ありがとうございました。

★スパイスZen

住所:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町33-21
電話番号: 045-873-5616
月・火・木・金・土: am11:00〜pm22:30
水:予約のみ
日・祝:定休