バナナケーキの簡単レシピ  バナナとレーズンの甘みで砂糖控えめ

バナナケーキ

バナナケーキは材料費も安く、簡単に作れて美味しいので我が家の定番のおやつです。

ただ本のレシピ通りに焼こうとするといつも「こんなに砂糖とバターを使うのか…。」と思います。

私は甘さ控えめが好きなので、毎回砂糖やバターを減らし、小麦粉を増やして焼いていました。

何度も焼くうちに、かなり砂糖を減らしてもいけることに気がつきました。

調子に乗って減らし過ぎて、パンのようになったこともあります

ここでご紹介するのは、極限まで砂糖とバターを減らしたレシピになっています。

これ以上減らすと不味くなる、瀬戸際のバランスを編み出しました。

砂糖やバターを減らしても、甘くて美味しいバナナケーキを焼くにはコツがあります。

一つ目は「もうあぶない」バナナを使うこと。

スーパーではおつとめ品になるような、黒いてんてんが出たバナナが丁度いいです。

二つ目はレーズンをたっぷり使うこと。

三つ目は白砂糖は使わず、きび砂糖を使うこと。

ドライフルーツとバナナの自然な甘みが、バナナケーキを美味しくしてくれます。

バナナケーキの焼き方

★24㎝x8㎝  と 14㎝x8㎝の二つのケーキ型でバナナケーキを作る分量

材料
・バナナ:320g(中サイズ5本程度)
・小麦粉:160g
・ベーキングパウダー:小さじ1
・きび砂糖:60g
・黒砂糖:20g
・塩:一つまみ

・卵:中4個
・バター:80g
・レーズン:150g
・生クルミ:70g
・シナモン:小さじ1
・レモン汁:大さじ1/2

ナッツ類は加熱処理されると酸化しやすくなります。

私はどのナッツでも、生で購入することにしています。

アーモンドやかぼちゃの種は、食べる都度、鉄フライパンでから炒りしています。

特に胡桃は酸化しやすいナッツなので、アルミパック充填のものがおすすめです。

私はクレインの胡桃を使っています。

成城石井にも売られています。

①溶かしバターを作る。

レンジで1分半でOK。

電子レンジはなるべく使わない主義ですが、溶かしバターを作る時はいちいち鍋を洗うのが面倒なのでレンジでやっちゃいます。

最初に溶かしバターを作っておくこと。

バターが熱いままだと、卵白が煮えてしまうため。

溶かしバターの温度が高過ぎても、低過ぎてもダメです。

低過ぎると、今度は混ざりにくくなってしまいます。

バナナケーキの作り方

②クルミとレーズンを荒く刻む。

バナナケーキの作り方

③バナナを手で潰す。

④潰したバナナに卵黄を入れ、混ぜる。

バナナケーキの作り方

⑤④に刻んだクルミとレーズンとレモン汁と塩を混ぜ、シナモンを振る。

バナナケーキ

⑥黒砂糖の粒を潰して細かくする。

バナナケーキの焼き方

⑦卵白を泡立て器で泡立てながら、黒砂糖ときび砂糖を擦り混ぜる。
やんわりしたツノが立つまで泡立てること。

バナナケーキ

⑧⑦に小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れる。

バナナケーキ

⑨⑧に溶かしバターを少しずつ加えながら、卵白がつぶれないようにゴムベラで切るように混ぜる
練らないこと。練ると小麦粉のグルテンで粘りが出る。

⑩⑨に⑤を加え、ゴムベラで持ち上げるようにさっくり混ぜる。練らないように。

バナナケーキ

⑪ケーキ型にバターを塗りつけ、小麦粉を軽く振る。

バナナケーキ

⑫ケーキ型にたねを入れ、170℃のオーブンで50分焼く。
真ん中を少しへこませるようにたねを入れると焼いて膨らんだ時、ちょうど良い感じになる。

バナナケーキ

24㎝x8㎝ と 14㎝x8㎝の二つのケーキ型に高さが5㎝くらいのバナナケーキができます。

私はオーブンの中に空きスペースを作るのが惜しいというケチ心から、二本いっぺんに焼くようにしていますが、量が多すぎる場合は半量の材料で焼いても十分な出来上がり量です。

バナナケーキ

バナナとレーズン、クルミがたっぷりの重みがある素朴なケーキ。

シナモンの風味がほんのり効いて、甘さ控えめ大人も楽しめるバナナケーキです。

バナナケーキ

黒砂糖を加えることで、甘さにコクが出ます。

このバナナケーキには、和紅茶やほうじ茶が合いますよ。

人と農・自然をつなぐ会は、家族経営で長年無農薬茶に携わられているお茶農家さんです。

良心的な価格で無農薬茶を提供し続けて下さるお茶農家さん、応援しています。

緑茶・深蒸し緑茶・ほうじ茶・和紅茶があり、どれも無農薬です。

 

砂糖を極限まで控えても美味しいバナナケーキにするコツは、熟したバナナを使うことです。

熟したバナナというのは「もう危ない」レベルのバナナでございます。

おつとめ品のバナナをわざと買って、さらに2日はおきたいですね。

バナナケーキ
最低限、このレベルまでやられたバナナを使用したい。甘みと滑らかさが違います。

実家に居た頃、バナナケーキを焼くためにわざと黒くなるまでバナナを放置していたら、何度か父親に食べられました。

「腐りそうになっていたから食べておいたぞ。食べ物を無駄にするなよ。」と言われ、非常にイライラさせられたものです。

口で説明しても次の時には忘れてしまうようで、何度かやられましたね。

バナナを放置する時は、家族に食べられないようにポストイットを貼ると良いかもしれません。