Apple Trade In下取り被害。iPhone画面を割り配送業者から保険料を取る悪徳業者に注意。

古くなったスマホを買い換えようと、iPhone12をアップル公式サイトから購入したのですが、iPhoneの下取りサービスで酷い目にあいました。

問題は下請けの下取り業者にあるようですが、アップルのサポートセンターの対応も酷いものですので同罪です。

責任を押し付けられた配送業者(ヤマト運輸)と消費者は、泣き寝入りするしかないのでしょうか?

「iPhone下取り」で検索すると、同様の手口で被害に遭われた方がたくさんおられるようです。

iPhoneだけでなく、PC機器を狙った配送保険料目的の破損被害が出ているようです。

同じ被害に遭われる方が出ないよう、私の経験をシェアしておきたいと思います。

Apple Trade Inとは?

アップル製品の買い替え時に、今まで使っていた古いiPhoneなどを下取りに出して、新しいiPhoneの購入代金から下取りしたiPhoneの代金が値引きされるサービスが「Apple Trade In」です。

https://www.apple.com/jp/

例えば、私は今回、iPhone12を購入し、iPhone6を下取りに出しました。

アップル公式サイトによると、2021年6月時点で

・下取りがない場合のiPhone12の価格:117,480円

・iPhone6の下取り価格:4,000円

→つまり、iPhone6を下取りに出せば、送料無料:113,480円でiPhone12が購入できるという訳です。

iPhoneは高価な物だし、毎日使うものだから偽物も掴みたくない。

ということで、アップル公式サイトから購入すれば安心だろうと信用して、Apple Storeから通販購入したのが間違いの始まりでした。

アップル公式サイトから購入して、こんな憂き目に遭うとは予想外でした。

Apple Storeの触れ込みによると「オンラインで購入すると送料無料、スペシャリストのサポートなど魅力もいろいろ」とあります(笑)。

Apple Trade Inの流れ

①Apple StoreからオンラインでiPhone12を購入し、その際に古いiPhoneを下取り希望の登録をしました。

オンラインからの購入の場合、下取りキットの配達は無し。

ヤマト運輸が自宅まで、古いiPhoneを引き取りに来ますので、メールで引き取り希望日を入力します。

②アップルから、引き取り日の確定メールが来ます。

③引き取り日当日、ヤマト運輸の配達員がiPhoneを引き取りに来ました。

ヤマト運輸の配達員は、引き取り用の箱など持っておらず、手渡しでiPhoneを受け取り、そのまま素手で下取り用のiPhoneを持って帰りました。

引き取りの時点で、ヤマト運輸の配達員が、iPhone本体の状態を相互確認することもありませんでした。

配達員は、急いでいたのでしょう。

大急ぎで受け取って、次の配達先に行くだけでした。

※後々、ヤマト運輸に確認したところ、本来、ヤマトの配達員は「下取りiPhone本体を、依頼者の目の前で箱に入れるところを確認して貰わなければならない。」という決まりになっているそうです。

昨今、いい加減な仕事をする配達員もいるようですので、これから下取り依頼をされる方は、この時点で画像を写メし下取り製品の引き取り時の状態を証拠として画像保管しておくことをお勧めします。

この時、ヤマト運輸の配達員から、必ず「発送通知書」を受け取りましょう。

この発送通知書が、iPhoneの引き渡し受領書のような扱いになります。

発送通知書は、唯一の受け渡し証明のようなものです。

下取りが完了するまで、保管しておきましょう。

発送通知書には、アップル下請けの下取り業者の社名と住所が書かれています。

引き取られたiPhoneは、直接、下請け業者へと発送されます。

④後日、アップルから「下取り金額変更」のメールが来ました。

なんと、下取り金額100円とのこと!

理由は、「iPhone表面に細かい傷があるため」だそうです。

古いとはいえ、下取り直前まで通常使用していたiPhoneです。

画面の割れもなく、綺麗な状態のものだったので、「細かい傷」ってどの程度の傷の事を言っているのだろうか?

下取り金額が100円とは想定外だったので、アップル公式サイトでの下取りは断ることにしました。

⑤下取り金額の変更メールから、「この下取り金額を受け入れない」を選択します。

⑥翌日、下取りに出したiPhoneが返品されてきました。

返品されたiPhoneは、ヤマト運輸の専用箱で届きました。

箱を開けてびっくり!

驚愕しました。

iPhone下取りキャンセル後、画面を割られたiPhone

私のiPhoneが、傷だらけ、画面も割られています。

こちらが、返品されて戻って来た、私のiPhone…。

こんな姿にされて、酷すぎる。

明らかに、下取りに出した時の状態と違います。

画面は、完全に故意に割られています。

ちょっと落とした程度では、こんな割れ方はしません。

「落とした上で、踏みつける」とか、「故意に叩く、ぶつける」などしない限り、このようなひびの入り方はしません。

よくもまあ、他人の物をこんな状態にして、事前に一言の連絡もなく送ってこれるものだよ。

日本の業者で、こんなことをする会社あるんですね。

絶対に、泣き寝入りなどするものか。

即日、アップルのサポートセンターへ電話しました。

アップル サポートセンターの無責任な対応

①Apple Storeで購入した場合、購入者専用のサポートセンターの電話番号があります。

サポートセンターへ電話をかけ、今までの経緯を説明したところ、「調査します。」とのこと。

「調査後、そちらからお電話を頂けるのですね?」と聞いたところ、「わかり次第、お電話致します。」とのこと。

一先ずは安心し、電話を待つことにしました。

②結局、電話は来ず、翌々日、アップルからメールが来た。

メールの内容は、「文章では説明できませんので、そちらから電話して下さい。」とある。

はぁ?

メールで説明できないなら、そちらから電話するべきなんじゃないの?

それとも、メールで文章として残ったら、困ることでもあるのかな。

この時点で、嫌な予感がしてきた。

③仕方がないので、こちらから、サポートセンターへ電話した。

電話に出たアップルサポートセンターの人間は、全く要領を得ず、又、一から説明する羽目に。

全部、説明した後、またもや「確認しますので、しばらくお待ちください。」と電話口で10分ほど待たされる。

こういう会社、疲れるわぁ。

うんざりするほど、待たされた後、

アップルサポートセンター:「下取り業者に確認したところ、業者が受け取った時点でiPhone画面は割れていたそうです。」だって。

「輸送中の破損なら、箱に外傷があるはずですが、それは確認されましたか?」と聞いたら、またもや「しばらくお待ち下さい。」で、10分以上待たされる。

アップルサポートセンター:「箱に外傷はなかったそうです。」

って、どう考えてもおかしいでしょ!

箱の中で、独りでにiPhoneの画面が割れたとでも言うんかいな。

結局、アップルのサポートセンターは「ヤマト運輸の運送中の破損事故」ですので、アップルは関知しないとのこと。

いい加減なものです。

アップルはヤマト運輸に破損事故として責任を押し付けるだけで、実態を調査し改善するつもりは全くないようでした。

返品されたアイフォンの画像の破損状態をみると、明らかに「故意に力づくで踏みつけるなどして画面を割った」としか思えない破損状態です。

万一、配送業者が雑に扱ったとしても、梱包されて発送されたアイフォンの画面がここまで割れることはありえません。

受け取った業者が何らかの目的で、故意に画面を割ったとしか考えられません。

調べてみると、同様の手口で「100円下取り」の被害が続出しているようです。

では、わざわざPC機器の画面を割って返品させる業者の目的は?

どうやら、故意にPC機器画面を破損させて、ヤマト運輸などの配達業者から保険料をせしめる悪徳業者が多発しているようです。

パソコン持ち込み修理での画面破損トラブル

apple trade inの下取りでiPhone画面を割られる被害にあった後、友人にこの話をしたところ、

友人も似た様なPC画面を破損される被害にあったという。

友人の場合は、ヤマダ電機に「持ち込みでパソコン修理」を依頼したそうです。

「持ち込み」ですよ、持ち込み。

なので、明らかに修理を依頼した時点では、PC画面の破損はありませんでした。

ヤマダ電機から修理が完了して発送され、手元に届いた箱を開けたらPCの液晶画面が酷く破損していたそうです。

私のアイフォンの時と同じです。

液晶画面が大きくひび割れた酷い破損状態です。

画面を直接踏みつけるとか、何かで叩くとかしないとこうはならないという割れ方で、誰かが故意に破損させたことは明らかだったとか。

最近、車の修理の業界でも、ビッグモーターが保険料水増し目的でお客様の車両を故意に破損させるなどのニュースが世間を驚かせましたね。

車だけでなく、PC機器など高価な物を「修理」や「下取り」に出す際は、不当な手段で配達破損の保険料をせしめる目的の悪徳業者が横行しているようです。

日本も治安が悪くなっていることを、肌で感じて嫌な気分です。

昔ならなかったような手口で、あの手この手でお金を取ろうというものが増えている。

apple trade inの下取りに限らず、PC機器を修理や下取りに出す際には、事前に現物の画像を取っておくなどの対策をしておくことが賢明かと思われます。

保険料目的で平気で人の愛用品を傷つける心ない人間がいるのは悲しいですが、昨今、このような被害は珍しくないようですので皆様のお気をつけ下さい。