西荻窪の古民家カフェ「松庵文庫」でランチ。越後鶴屋の大福餅はお土産に。

松庵文庫

OL時代、荻窪に住んでいたこともあって、荻窪、西荻窪、阿佐ヶ谷は大好きなエリアです。

特に西荻は個人の小さなお店が並ぶ、オリジナリティーのある可愛い街。

今も昔も大好きです。

一つ一つのお店が「自分の好きなものを紹介する」という気概に溢れていて、商売より趣味優先みたいな独特の品揃えだったりする。

西荻は歩いているだけでも楽しい街ですが、松庵文庫は歩いているだけではなかなか見つけにくい住宅街の中にポツンとあるカフェ・レストランです。

カフェ・レストランでありながらギャラリースペースもあり、作家物の食器も販売されています。

食器は百円均一でも買えますが、やはり作家さんが心を込めて作られた食器は素晴らしいもの。

少しずつお気に入りの食器を揃えていくことは、料理をする者にとって楽しいことです。

全国の作家さんを応援するという意味でも、食器は好きなものをじっくり揃えていきたいと思います。

松庵文庫へ行く途中にある団子屋さん「越後鶴屋」もおすすめです。

松庵文庫 アクセス

西荻窪南口より徒歩7分。

①改札を出てアーケードをくぐり、商店街を直進する。

②右手に「印南建設」の角を右折し、そのまま直進すると住宅街の中に入っていく。

「松庵文庫」の看板がかかった、大きな木が目印。

松庵文庫の入り口。昔の古いお家の趣ある扉。

松庵文庫

丸いガラス窓。センスがいい人が建てた家であることを彷彿させる。

松庵文庫

営業時間

松庵文庫

昔ながらの土間の玄関。こういう玄関、今はあまり見なくなった。

玄関で靴を脱ぎます。よそのお家にお邪魔する気分。

松庵文庫

やさしい日差しが入る玄関。

松庵文庫

気取りのないしつらえのお花。

店内は自由に読める本がいっぱい。

松庵文庫

古き良きセンス満載の内装。

松庵文庫

二階でヨガ教室やワークショップがあることも。

松庵文庫

店内は自然光が入る、明る過ぎず落ち着ける空間松庵文庫

お庭が見える、窓際の席に座りました。

松庵文庫は古民家と言っても、田舎の大きな家とは違う普通の古い家です。

お庭もそれほど広くはありません。

樹齢100年の立派なツツジの木があって、5月が満開で見頃だそうです。

こんな大きなツツジの木は、他では見られないんじゃないかな。

松庵文庫

やさしい日差しが入る店内から、庭を眺める。

店内には本がたくさん置かれていて、席で自由に読むことができます。

時間制限もなくお客が長居することを嫌がらないお店なので、順番待ちの方が居ない時はひたすらのんびりさせて貰っています。

この日も次に行く予定だったお店に行く気がなくなるほど、緩み切ってしまいました。

人をリラックスさせる、独特の雰囲気がこの建物にはあります。

お陰で頭の中がスッキリ整理されました。

頭で考えすぎるより、ボーッとした方が整理されるってことあるわ。

松庵文庫



松庵文庫 メニュー

ランチで行きましたが、ワインリストが出ました。

松庵文庫

ランチメニューは3種類。

松庵文庫

お米御膳をお願いしました。

お品書き。帰宅後、自分でメニューを再現する参考になるのでこういうのがあると嬉しい。

松庵文庫

ギャラリーでも販売されている、木の器で供される。

食器って料理の雰囲気を左右しますね。

日常使いには向きそうにないけど、特別感を出したい日には特別な器が気分を上げてくれる。

ただお箸がもの凄く細くて華奢なのよ。

魚を食べる時、お箸が折れそうで怖かったわ。

隣に座った女の子二人組も「折っちゃいそう。怖いよ、危ないよ。」と言ってて可愛かった。

量が少ないので完全に女性向けですね。

一つ一つ、丁寧に作られたのがわかるお味です。

松庵文庫

松庵文庫のご飯はお米農家やまざきさんの無農薬コシヒカリ。

店内のギャラリーで購入できます。

松庵文庫

白和えと野菜の酢の物が気に入りました。

白和えは練りゴマの味がした。家に帰って真似したい。

松庵文庫

すまし汁もお出汁しっかり、いいお味。

いりこ出汁でもこんな上品なお味が出るのね。

松庵文庫

松庵文庫 ギャラリースペース

玄関横のギャラリースペースを拝見しました。

松庵文庫

食器や調味料、はちみつ、本などが並ぶ。

私のおめあてはmiyazono spoon。

宮薗さんというスプーン作家さんの、木製スプーンが欲しかったんです。

ウレタン塗装されていない木のスプーンを長く探していて、宮薗スプーンに興味があり実物を見てみたかったんです。

残念ながらほぼ売り切れで、ジャムスプーンが一本残っていただけでした。

小さいジャムスプーンが3,000円くらいのお値段でした。

2月に展示会があったのに、3月にはもう売り切れかぁ。

宮薗スプーン人気なんですね。

ウレタン塗装されていない木製スプーンってなかなか見つからない。

いざとなったら自分で彫るか?

松庵文庫

松庵文庫

私が気になったのはこのガラス食器。

倉敷ガラスの作家もののようです。

倉敷ガラス

これに黒豆寒天の黒蜜がけなんか入れたらぴったりだわ。

ガラスだけど、適度な厚みがあって丈夫そう。

日常使いできそうなガラス食器。

素敵な食器は料理のイメージを膨らませてくれる。

倉敷ガラス

岡山県倉敷市の作家ものでした。

倉敷ガラス

いい味出してるボンボン時計と照明。これぞ西荻。

松庵文庫

たまにこういうお店でボーッと考えるともなく考えつつ、スケジュール帳に思うことやこれからの予定をメモするのが好きです。

いい雰囲気のお店は客層も良いので気持ち良く過ごせますしね。

私が行った時も、隣の席に感じの良い女の子二人組が座りました。

ベレー帽を被った西荻っぽいテイストのファッションの女の子たち。

学生さんかなと思いましたが、大学を卒業して働き始めて3年くらいのようでした。

聞くともなく聞こえて来る会話から、なんだか元気を貰いました。



越後鶴屋

松庵文庫へ行く途中に、越後鶴屋さんという団子屋があります。

小さいお店ですが、いつも行列ができているのですぐわかります。

昔ながらの製法で手作りしているお団子屋さんです。

ここの大福は本当に美味しいですよ。お値段も良心的だし。

従業員同士、仲が良さそうで、雰囲気よく働かれているのもいい。

越後鶴屋

ガラス張りなので、外から団子を作る様子が丸見え。

越後鶴屋

お兄さんの鮮やかな手さばきで、どんどん丸められる大福。

職人さんの手さばき、見てて飽きないわ。

越後鶴屋

苺大福:200円。豆大福:170円。道明寺:160円。

おはぎやどら焼き、みたらし団子もあります。

越後鶴屋

全て無添加なので、日持ちはしませんが本物の味。越後鶴屋

豆大福と苺大福を買いました。

一つ一つが大きいので、たくさんは食べられない。

ここの餡子は甘すぎず、小豆の味が生きてて美味しい!

並んでも買う価値ありです。

越後鶴屋

開運大福って言われているらしいけど、わかる気がする。

お店の雰囲気も従業員さんたちの笑顔も、人をいい気分にさせてくれるお店。

何より商品がいいわ。

美味しくてボリュームがあって、お値段も良心的。

私の大好きなお店です。