バーベリンリーフのアーユルヴェーダ・トリートメント
バーベリンリーフ滞在4日目に、2回目のドクター・コンサルテーションを受けて、トリートメントメニューが変わりました。
Kati Vastyという腰のトリートメントです。
小麦粉で作った土手を腰に丸く作って、その中に温かいオイルを溜めます。
私が腰痛の治療をリクエストしたのでこれを選んでくれたようです。
・8日目のトリートメント
同様に、更に四日後には目の周りに小麦粉の土手を作って、眼球に温めたギーをためる施術が行われました。
毎日PCを使う仕事で疲れ目が厳しかったので、これは前から一度やってみたかった。
終わった後も眼球にオイルの膜が貼っているような微妙な不快感はありますが、白眼が青いくらいに白く綺麗になったと他の人から言われたので、効果があるのかなと思いました。
・9日目のトリートメント
9日目にオイル浣腸があり、その3日後にシロ・ダラーをやりました。
・シロダラー
バーベリンのシロダラーは施術後も頭からオイルを洗い流さず、白い布を頭に巻いて翌日もキープするというもので、シロダラーをした人はすぐわかります。
私も白い布を頭に巻かれたまま施設内をうろうろしたり、食事をしました。
インドのシロ・ダラーと全然違います。
インドではシロ・ダラーの後、すぐに洗髪してオイルを洗い流します。
シロ・ダラーの後は凄く眠くなって、しばらくすると頭がガンガン痛くなってきました。
部屋で安静にしていたのですが、何故か腹が立つことばかり考えてしまい、その日は全然眠れませんでした。
他の患者に聞いたら、やはり頭痛がして、過去の嫌な事が思い出されたりして眠れなかったという人が何人かいました。
この時はこれは好転反応で、凄い効果が出た!と思ったのですが、インドでドクターに聞いたところ、シロダラーはリラックスするもので、頭痛のような反応が出るのは施術の仕方に問題があるそうです。
額の一点にオイルを長時間垂らし過ぎたり、オイルを垂らす高さが高すぎたりすると頭痛のような症状が出るとか。
オイルの垂らし方の技術一つで頭痛が出るとは….。人間の身体は不思議だなと思います。
また頭部を長時間濡れた状態で保つのも良くないそうです。
バーベリンリーフの手作りアーユルヴェーダ薬
バーベリンリーフでは、施設内で薬草を煎じて、手作りアーユルヴェーダ薬を作っています。
館内アクティビティの一環として、アーユルヴェーダ薬やオイルを手作りする様子を見せて貰いました。
採りたてフレッシュな生の薬草を長時間オイルで煮出したり、ハーブからペーストや丸薬が作られる様子は圧巻。
手間も材料もかかる作業で、出来上がったアーユルヴェーダ薬はいかにも効きそうな匂いです。
その手作りアーユルヴェーダ薬を毎日決まった時間に飲むよう指示されます。
①患者は薬ロッカーから、それぞれの部屋番号に置かれた薬を部屋へ持ち帰る決まりになっている。
薬を持ち帰り忘れると、セラピストに怒られる。
部屋まで薬を持ってきて、必ず時間通りに全部飲むようにと注意を受ける。
薬ロッカー
②薬ロッカーの中には液薬と1日分の飲み薬が入っている。
飲み薬は1回分ごとに包まれていて、飲む時間が1回分ごとに細かく書かれている。
日によって飲み薬だけの日もある。
ドクターが患者のその時のトリートメント内容や、症状に合わせて処方するので、個人個人処方される薬は違う。
私の友達はギーやはちみつを処方されていたが、私はずっと苦い液薬だった。
飲む時間を細かく指定されている。
薬ではないのですが、虫除けオイルも手作りされています。
希望すれば、この虫除けオイルを無料で貰えます。
手作り虫除けオイル。
私はバーベリンのトリートメントに関しては、全体的に今一つ不満足でした。
インドの良い施設でパンチャカルマをした経験があるので比べてしまうのだけれど、バーベリンはトリートメント時間も短いし、針やハーブペーストでトリートメント実績をつくり、メインのトリートメントが少なすぎます。
インドのMitra Hermitageでは午前中にシロダラー、午後にKati Vastyという具合でメイントリートメントが一日2回は入っていました。
→Mitra Hermitageで受けたトリートメントの様子はこちら
バーベリンは大人数の施設なので、患者数をこなすために、どうしてもこのような形になってしまうのかなと思います。
その分、食事やアクティビティは充実していますし、価格的にもスリランカの施設でこのお値段とこれだけの施設とサービスは妥当だと思います。
またバーベリンで出される手作りのアーユルヴェーダ薬は、非常にクオリティの高いものでした。
本格的なパンチャカルマ目的ならインドのアーユルヴェーダ施設へ、半分バカンス目的ならバーベリンでと目的にあわせて選ぶのがいいと思います。
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