サイババアシュラムでは様々な独特のルールがあります。
アシュラムに入るには、そのルールに則った服装や持ち物でないと入館させて貰えません。
プッタパルティのインド人はサイババにとても敬意を払っているので、外国人でもアシュラムのルールを知って行動することが望まれます。
特に服装や持ち物については厳しくチェックされますので、アシュラムに行く前に事前に準備が必要です。
アシュラム内では男女は別行動
基本的にアシュラム内では男女は別行動となります。
宿泊場所も男女別棟ですし、スーパーも食事棟も瞑想するフロアーも全て男女別々です。
カップルや夫婦で来た人は、残念ながらほぼ別行動となりますね。
サイババアシュラム 入り方
アシュラムではまず門のところで、男女に入口が分かれています。
①各門でボディチェックを受けます。
この時、肌の露出があったり、足が見えていたりすると入館拒否されます。
また手荷物は大きいものだと預けなければ入館できません。
サイババ存命中に、ナイフを持ち込んだ輩がいて、それ以降手荷物も持ち込み禁止となり、チェックが厳しくなったそうです。
スマホやカメラも持ってないかチェックされます。
②中に入るとガネーシャ像があるので、その前で靴を脱いで一礼します。
象の前の靴を脱ぐエリアを靴のまま横切ったりすると注意されます。
私も最初知らなくて注意を受けてしまいました。
バジャン・ホールの入り方
毎日2回バジャンの時間にはサイババの遺体が安置されているホールへ入れて貰えるのですが、ホールの入口も中でも男女に分かれています。
①女性は女性側の入り口にサンダルを置く。
ここでよくサンダルが盗まれます。
なので、できるだけ目立たないボロいサンダルを持って行った方が良いです。
インド人は日本人と感覚が違うようで、それほど悪気もなく「あら、素敵なサンダルね。貰っちゃおう。」くらいのノリで持って帰ってしまうようです。
インド人でも泥棒防止にサンダルに鍵をかけている人もいました。
私から見ると、「あんた、そんなボロいサンダル誰も盗まないよ。鍵かけなくても大丈夫じゃぁ…。」と言いたくなるようなサンダルでしたけどね。
日本の素敵なサンダルは要注意です。
②ホールの入口でボディチェックを受ける。
バジャン・ホールの入り口で再度ボディチェックを受けます。
ここでも服装と持ち物を厳しくチェックされます。
アシュラム入り口ではOKだった服装も、ここでダメ出しされる場合があります。
女性の服装に関しては非常に厳格ですので、何か言われた時隠せるように、ショールなど持って行った方が良いです。
バジャン・ホールの中で
ホールの中では好きな場所に座布団を敷いて座ります。
熱心なインド人信者の方は、サイババの遺体が安置されている場所にできるだけ近づきたいようでした。
インド人信者にとっては、それはそれは念願叶ってのアシュラム詣で、涙を流している人もいるほどです。
そんな人たちを差し置いて、外国人旅行者の私が前へ前へ出る気持ちにもなれず、私は少し離れた場所に座布団を敷いて座りました。
バジャンは神をたたえる歌だそうで、ホールではただバジャンを聴いて座っているだけなのです。
座っているだけですが、ホール全体にとても良い気が満ちていて、いつまでも座っていたい感じです。
座っている事にとても集中できて、こんな体験は初めてでした。
安らかな気持ちで、いつまででも座っていられる。
サイババ・アシュラムのバジャン・ホールは特別な気に満ちたキラキラした空間でした。