12日目から16日目までは午前のトリートメントにSNEHA VASTIというオイル浣腸がプラスされました。
まず午前のトリートメントはKAYA SEKAMというオイル・バスです。これはピリチリとも呼ばれ、2人のセラピストが全身に薬用オイルをたっぷりかけながらマッサージしてくれる贅沢なトリートメントです。
日本では薬用オイルも高価でこんなにたっぷりのオイルを惜しげなく使うのも、一度に二人のセラピストを付けるのも金銭的に難しいため、本格的なオイル・バスを受けるのはほぼ無理だと思います。
まさにインドまで来た甲斐があるという贅沢な施術が連日受けられるのは嬉しい限りです。
一度に使われる薬用オイルの量は日本のエステとは比べ物にならない。
午前のトリートメントの後、pm12:00にランチを食べ、ランチ後すぐにオイル浣腸を受けます。
オイル浣腸の後、ハーブ液に浸した温かいタオルでお尻や腰周りを軽く叩いて軽くマッサージをしてオイルがよく周るようにしてくれます。
その後、部屋に戻ってオイルをできるだけ体内にキープするよう我慢します。
30分くらいキープできればOKだそうです。
オイル浣腸に使うハーブオイルも種類があるそうで、患者の様子を見ながら変えていきます。
私は12日目~14日目は苦もなくキープできるハーブオイルを使われましたが、まだまだイケるタイプと踏まれたのか、15日目には少しきつめのハーブオイルを使われ、16日目にはかなりきつめのオイルを使われました。
16日目のオイルは相当強力なので、浣腸後、すぐに我慢できずに出るかもしれないと事前に伝えられていましたが、まさに秒速でトイレへ駆け込むことになりました。
17日目と18日目は午前はオイルバスのみで、オイル浣腸はなしでした。
午後のトリートメントは肩凝りに効くNeck Dhara(ネック・ダーラ)と目の疲れをとるEye washです。
ネック・ダーラはシロダラーの首バージョンのようなもので、うつ伏せになって首にオイルを垂らす施術です。
まずいつものようにフェイシャルとヘッド&ショルダーマッサージの後、施術台にうつぶせになり、ネック・ダラーを受けます。
その後、ハーブウォーターを眼球にそって垂らし続けるEye washをしました。
このEye washはずっと目を開けていなければならないので結構苦痛でした。ハーブウォーターも目に沁みます。
終わった後は目がすっきりします。
17日目と18日目の午後はGreeva Vastiという施術に変わりました。
首の後ろに小麦粉で作った丸い土手を作り、その中に温かいハーブオイルをためる施術です。
この手法は腰や膝にも使われますが、とても気持ちがいいものです。
ただ首の場合は動けなくなるので気持ちよさが少々減りますが、オイルをたっぷり使った贅沢な施術です。
Mitraでは午前も午後もメインの施術が受けられてとても良かったです。
大抵の施設では一日1回しかトリートメントがなかったり、2回あっても午後はサブ・メニュー的なトリートメントであることが殆どなのですが、Mitraでは儲けより顧客第一といった印象です。
施設よってはトリートメントは身体に負担がかかるので、1日1回で良いというところもありますが、本当にそうなのかな?と思いますね。
そういうところは本格的なパンチャカルマに対応できる施設条件が揃っていないか、もしくは多少なりとも儲け主義なのではと思えてしまいます。
せっかく休みをとってインドまで行くなら、信頼できる良心的な施設でパンチャカルマを受けて欲しい。このブログがそのヒントになれば幸いです。
19日目から最終日21日目までは、いろいろな種類のトリートメントを受けさせてあげたいというMitra側の気持ちで、私の希望のトリートメントを組んでくれました。
19日目午前はMarmaという全身のつぼを押しながらのオイルマッサージ。
アビヤンガやオイルバスはオイルを身体に擦り込む事が目的なので、按摩やツボ押し的な気持ちよさはなかったのですが、このマルマ・マッサージはツボを押しながらのオイルマッサージなのが良かったです。
午後はJanu Vastiという、膝の周りに小麦粉で土手を作ったなかにオイルを溜める施術。私が膝の痛みの解消を希望したらこの施術をしてくれました。
20日目と21日目はChavittuという南インド特有の足圧によるオイルマッサージ。
天井から紐が垂らされており、患者は床に敷かれたマットの上に横たわります。
セラピストは紐を掴んでバランスを取りながら、オイルを足先につけて患者に足圧マッサージを施します。
手のマッサージより足の方が圧力が強くて、強めのマッサージが好きな私は大変気に入りました。
南インドならではの珍しいトリートメント、是非、試してみて下さい。
午後はEye washとJanuvasti。
最後まで大満足の内容で、インドまで来た甲斐がありました。
→㉑Mitra Hermitage 21日間のパンチャカルマトリートメント流れ
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。