ヴィパッサナー瞑想③ ルールと1日のスケジュール

ヴィパッサナー瞑想

ヴィパッサナー瞑想コースの参加希望者は、いくつかの規律を守ることが求められます。

コース期間中は、五つの戒律に従わなければなりません。

と言っても当たり前のことばかりなので、特に心構えもいらないんですけど。

ヴィパッサナー瞑想コース参加中のルール

①生き物を殺さない

蚊とか虫も殺さないこと

②盗みをしない

③いかなる性行為も行わない

④嘘をつかない

⑤酒や麻薬を摂取しない

まあ、当たり前のことばかりなんで言われるまでもなくって感じですけど、一応これが決まりです。

加えて10日間コースを一度終了した古い生徒は、正午以降の食事はなしです。

pm17:00〜pm18:00にお茶休憩がありますが、古い生徒はミルクを入れないお茶かフルーツジュースのみ。

初めて10日間コースに参加する新しい生徒には、お茶とフルーツが用意されます。

食事の回数が少なくても、ひたすら座って瞑想するだけなので、お腹は空かないです。



初日のスケジュール

コース初日は遅くともpm17:00までには、センター入りする必要があります。

到着後、コース参加登録を済ませ、貴重品を預け、割り振られた部屋へ荷物を運んで、ベットメイクなどをするので、余裕を持ってセンター入りしたほうが良いです。

ギリギリに行くとお世話係の方々をバタバタさせることになるので、私はpm15:30茂原駅発のバスに乗るようにしています。

これだとpm15:57陸沢中央公民館前に到着となり、そこからセンターまでの送迎車を待ってもpm17:00前までにはセンター入りすることができます。

時間的に余裕がある方は、初日午前中からセンター入りし、コース開始までの手伝いをすることもできます。

その場合、ランチはベジタリアンのお弁当を各自で用意しておきます。

pm18:00 ダルスープや玄米などの軽い夕食が出ます。

pm19:00頃にコースマネージャーやボランティアでお世話して下さる方々の自己紹介、コース参加前の注意事項などがあります。

pm20:00 一回目の瞑想がホールで行われます。

pm21:30 就寝



1日のスケジュール

am4:00 起床

am4:30〜am6:30    瞑想

am6:30〜am8:00  朝食と休憩

am8:00〜am9:00 グループ瞑想

am9:00〜am11:00 瞑想

am11:00〜pm13:00 昼食と休憩

pm13:00〜pm14:30 瞑想

pm14:30〜pm15:30 グループ瞑想

pm15:30〜pm17:00 瞑想

pm17:00〜pm18:00 お茶と休憩

新しい生徒はお茶とミルクとフルーツをとっても良い。

古い生徒はミルクなしのお茶かフルーツジュースのみ。

pm18:00〜pm19:00  グループ瞑想

pm19:00〜pm20:15 ゴエンカ氏の講話テープを聴く

pm20:15〜pm21:00 グループ瞑想

pm21:00〜pm21:30 グループ瞑想

pm21:00〜pm21:30 瞑想ホールで指導者に質問タイム

pm21:30 就寝・消灯

コース中は喋ることも、人と目を合わせてニコッとすることも禁止なので、私はかなり気が楽でした。

ダンマーディッチャは周りを木に囲まれた、本当に静かで瞑想に集中出来る環境です。

初めて行った時は、日本にこんなとこあるんだ〜と驚きました。

車の往来の音も、電車の音もない。

聞こえるのは鳥のさえずりと、ミツバチの飛ぶ音だけ。

夜は降るような星空がとても綺麗です。

休憩時間に、テント用の板スペースに仰向けになって、空をボーッと見上げるのが大好きでした。

視界を遮るものが何もない。目に入るのは空と雲だけ。

こんな環境、東京で暮らしていたらどこにもないよ。

こんな環境を作って頂けたことに感謝です。

初めてコースに参加してから1〜2年に一回しか来れていないのですが、来るたびに施設が改善されていて、ありがたい気持ちになります。

たまにしか行けないので、たまに行くと有志の方々が少しずつ手直しして下さっているのがよく分かるんです。

食堂もシャワー等もベッドも、全てが手作り感満載。

ボランティアの人の手で、少しずつ少しずつ改良されいるのがよくわかります。

瞑想ホールの座布団や毛布も、いかに瞑想に集中出来る環境を整えるかを考えられて改良されているのがよくわかります。

長時間座っても痛くないように、座布団の下にマットが引かれていたり、腰をまっすぐにできるよう、半分サイズの座布団を重ねられるように工夫されていたり、ありがたい限りです。

最初に参加した時はベッドもなくて、床に直に布団を敷いて寝ていたのが、今は手作りの木のベッドが並んでいます。

今回は綺麗な個室もできていてびっくりです。

この全てが有志のボランティアで運営されていることに驚きを感じます。

千葉のセンターは、女性棟は個室棟・相部屋棟・テントがあります。

部屋はコース申し込み後、お世話係によって割り振られます。

テント泊は希望すれば割り振って貰えますが、冬は寒いです。

夏場はテントも良いですよ。

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→ヴィパッサナー瞑想④ 最終日と茂原駅まで戻る方法