鰯(いわし)や秋刀魚(さんま)などの青魚には、不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、血液循環を良くする作用があります。
日本人は昔から、青魚をたくさん食べてきました。
ご飯、お味噌汁、糠漬け、青魚は、とても日本人に合う献立です。
最近では、スーパーで魚の下処理をしてくれるところもあります。
糠味噌炊きなら、一度にたくさん作っても10日間は保存可能。
発酵した糠床の効果で、青魚の臭みも取れます。
冷めても美味しいので、一匹ずつお弁当に入れて便利にいただけるレシピです。
イワシの糠味噌炊きの作り方
材料(イワシ1㎏分)
・鰯(頭と内臓を取り除いたもの):1㎏
・きび砂糖:120g
・醤油:80cc
・水:90cc
・酒:1/4カップ
・生姜:20g
・糠床:60g
①イワシの頭と内臓を取り除き、血を綺麗に洗い流す。
私はスーパーの魚屋さんに、この作業をお願いします。
②イワシに塩小さじ2をふり、5分ほどおいて身を締める。
③生姜は薄切りにスライスする。
④シャトルシェフ(圧力鍋なら尚良し)に砂糖、醤油、酒、水、生姜、糠床の糠を入れて火にかけ、砂糖を溶かす。
⑤塩で締めたイワシを洗い、シャトルシェフ(または圧力鍋)に並べ入れる。
⑥蓋をしないで一度沸騰させた後、弱火にしてそのまま蓋をせず10分間炊く。
蓋をしないで火にかけることで、青魚の生臭さが飛ぶ。
⑦10分後、蓋をしてシャトルシェフなら中火で30分〜40分炊き、保温器に移して一晩おく。
シャトルシェフの場合、様子を見て途中で保温が冷めるようなら、もう一度火を入れて保温器に移してから一晩おいたほうが良い。
圧力鍋なら、火を強めて圧力をかけ、圧力がかかったら弱火にして40分間炊き、一晩おく。
⑧2日目は最初から蓋をして、シャトルシェフなら中火で30分〜40分炊き、保存器に移す。
圧力鍋なら、火を強めて圧力をかけ、圧力がかかったら弱火にして40分間炊き、出来上がり。
圧力鍋なら2回に分けて圧力をかけるだけで、骨まで軟らかく食べられます。
サンマでも同じレシピで作れます。
シャトルシェフだと、3回は火を入れたほうが良いです。
冷蔵保存で10日間は持ちますが、3日に一回くらい煮返すと、更に安心です。
一度、作ってしまえばお弁当に一匹ずつ入れられて便利なので、うちではよく作ります。
糠床の糠が増えすぎてしまった時も、これを作って糠床の量を減らしています。
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