里芋のレシピ 里芋スープ・里芋ソースグラタン・里芋コロッケ

里芋スープ

里芋の旬は8月〜12月です。

品種によって異なり、石川早生は8月〜9月。土垂は9月〜10月。八頭は12月頃です。

収穫は9月頃から始まり、一番美味しい食べごろは10月〜12月にかけてです。

ぬめり成分のムチンが鼻、喉、胃の粘膜を保護します。

カリウムが豊富でナトリウム(塩分)を排泄する効果があります。

アーユルヴェーダ的には里芋は重さと湿質がある食べ物です。

理屈は抜きにして、旬の野菜を食べることはそれだけで自然の摂理に合う一番の健康法だと思います。

旬の時期にはたくさん採れる里芋ですが、保存するのが難しくて、私はよくカビさせてしまいます。

里芋をそのまま保存するのは諦めて、里芋ソースやスープにして冷凍保存するようにしています。

里芋スープの作り方

材料
・里芋:皮剥きを700g
・玉ねぎ:中サイズ1個
・水(あれば万能酵母液):1,000cc目安。好みで調整して。
・塩:適量
・胡椒:適量(あれば白胡椒)
・ギー:大さじ2

ステンレス多重構造鍋なら最低限の水だけで焦げ付きにくく、野菜から出る水分を活かして作ることができるのでおすすめ。

材料の量は目安で、適当でも美味しく出来ちゃいます。

スープの固さもお好みで調整してください。

①玉ねぎをみじん切りにして、鍋に入れる。

里芋ソース

②里芋をざく切りにして、玉ねぎの上に重ねる。

里芋ソース

③塩を軽く振る。

④水(あれば万能酵母液)を玉ねぎが焦げ付かないように少量加えて、中火にかける。

⑤鍋の蓋から蒸気が出始めたら、弱火にする。

⑥里芋に火が通ったら、全体を混ぜて塩、胡椒を加える。
この時塩を入れすぎないこと。
味の調整は最後にする。

里芋ソース

⑦バーミックスでクリーム状にする。
深めの鍋で作れば、鍋に直接バーミックスを突っ込めるので便利。洗い物が少なくて済む。
バーミックスがなければ、粗熱をとってからブレンダーを使う。

里芋ソース

⑧水(あれば万能酵母液)を足しながら、まずは里芋ソースのゆるさになるまでペースト状にする。

里芋ソース

⑨この段階で一部を里芋ソース分として皿に取り、冷ます。
里芋ソースは冷凍保存できるので、たくさん作ってジップロックで小分けに冷凍すると便利。

里芋ソース

⑩鍋に残した残りの里芋スープに水(あれば万能酵母液)を加え、スープ状になるまで混ぜる。

サトイモスープ

⑪好みの固さまでスープ状にのばしたら、塩、胡椒で味を整え、ギーを加え、一煮立ちさせる。

里芋スープ

⑫器に盛り、炒ったかぼちゃの種を散らして出来上がり。

里芋スープ

里芋スープも冷凍保存できます。

私はヨーグルトの空き容器や牛乳パックに移して、1食分ずつ冷凍保存しています。

里芋スープは豆乳や牛乳を加えてもいいですが、水か万能酵母液だけで作る方が里芋の風味が活きて美味しいですよ。

里芋グラタンの作り方

材料
・里芋ソース
・カリフラワー(ほうれん草・かぼちゃでも代用可)
・かぼちゃの種
・塩:適量
・胡椒:適量
・パン粉
・オリーブオイルまたはギー

①カリフラワーをステンレス多重構造鍋で蒸し煮するか、蒸篭で蒸す。
後でオーブンで焼くので、この時点では火を通しすぎないように固めに蒸す。

②耐熱皿にカリフラワーを広げるように盛り、ミルで胡椒と塩を振りかける。
煎ったかぼちゃの種をたっぷり散らす。
アーモンドミルクを作った時に出る、アーモンドのカスを少し混ぜても美味しい。

→アーモンドミルクの作り方

里芋グラタン

③カリフラワーとかぼちゃの種を覆おうように里芋ソースを被せる。
カロリーダウンしたければ、パン粉をかけずにこのまま焼いても良い。

里芋グラタン

④パン粉を薄く全体的にふりかけ、オリーブオイルかギーをたらす。

里芋グラタン

⑤170℃のオーブンで15分焼く。

焼きあがったら、煎ったかぼちゃの種を散らす。

里芋グラタン

クリーミーな里芋ソースにかぼちゃの種の食感がアクセントになって、香ばしくて美味しいですよ。

里芋ソースグラタンは、カリフラワー以外に軽く茹でたほうれん草や、かぼちゃでもアレンジできます。

いろいろな野菜を食べたい場合は、蒸した人参や蓮根をプラスしても美味しいです。

里芋ソースグラタンにはカリフラワーが一番合いますが、里芋とカリフラワーでは色合いが寂しいので、人参を少し加えると色合いが綺麗なグラタンになります。

里芋スープを作る時に、里芋ソースをついでに作って冷凍しておけば、好きな野菜を蒸すだけで、いつでも手軽に里芋グラタンを作ることができて便利です。

牛乳を使わなくても、クリーミーな里芋ソースで満足感のあるグラタンが楽しめます。

里芋コロッケの作り方

★俵型コロッケ10個分

材料
・里芋:皮むき600g
・玉ねぎ:300g(大1個)
・水(あれば万能酵母液):50cc
・かぼちゃの種:70g
・塩:適量

・胡椒(あれば白胡椒):適量
・オリーブオイル:適量
・小麦粉

・パン粉
・卵

①玉ねぎをみじん切りにする。

 里芋をざく切りにする。

 ステンレス多重構造鍋に玉ねぎみじん切り→里芋の順に重ね、軽く塩を振る。

 焦げ付き防止に水50cc(あれば万能酵母液)を加え、中火にかける。

里芋コロッケ

②鍋から蒸気が出始めたら、弱火にして胡椒を振る。

里芋コロッケ

③里芋に火が通ったら、木じゃくしで混ぜる。

里芋コロッケ

④鉄フライパンで生かぼちゃの種をから炒りする。

里芋コロッケの作り方

⑤バーミックスで里芋と玉ねぎをクリーム状にする。
バーミックスがなければ、フードプロセッサーを使う。
粘りがあるので、馬力が弱いミキサーでは回らない。

この段階で味見をして、塩コショウで味を調える。

里芋コロッケ

⑥クリーム状になったら、煎ったかぼちゃの種をたっぷり混ぜこむ。

この状態で鍋に入れたまま冷ます。

タネが柔らかいので、温かいままだとコロッケの形にしにくいため。

里芋コロッケ

⑦俵型にして小麦粉、卵、パン粉をつける。

里芋コロッケ

⑧鉄かステンレスのフライパンにオリーブオイルを敷き、両面をこんがり焼く。

油で揚げても美味しいが、私は良質のオリーブオイルを使うので、節約のため少量の油で焼くようにしています。

良質のオリーブオイルは揚げ物に使うには高価ですからね〜。節約節約。

画像は油をケチり過ぎて焦がしてしまいました。

里芋コロッケ

⑨出来上がり。ソースをかけなくても美味しいです。

タネが柔らかい分、クリームコロッケのような出来上がり。

里芋コロッケ

里芋スープ・グラタン・コロッケともに、要は里芋と玉ねぎに塩コショウでできています。

横着したい時は、タネを一度にたくさん作って、まずは里芋コロッケにする。

次に残しておいたペーストで里芋グラタンを作る。

最後に里芋スープを作る。

里芋スープは牛乳パックなどに入れて冷凍保存してもOKです。

グラタンとコロッケはかぼちゃの種をたっぷり使うのがポイント。

ナッツには香ばしい旨味があるし、食感にアクセントが生まれてお肉を使わなくても満足出来る一品になります。

うちではお肉はたまに良質のお肉を少量食べるだけ。

ベジタリアンではありません。

もともとお肉はあまり好きではないので、ベジタリアンだったこともありますが、全く食べてない時は体力がなくなってしまって、顔色も悪かった。

今は意識的に鶏ガラスープを飲んだり、時々はお肉も食べるようにしています。

お肉はたまにしか食べませんが、家庭菜園で育てた旬の無農薬野菜はたくさんいただきます。

野菜がメインの料理が多いので、ナッツを組み合わせてタンパク質を補うことが多いです。

ナッツはフルーティアというお店の通販を利用しています。

いろいろ買ってみて、生胡桃は成城石井かAmazonで、かぼちゃの種と生アーモンド、レーズン、デーツ、イチヂクはフルーティアで購入しています。

2ヶ月に一回、1㎏の大袋で購入するペースです。

ナッツはいずれも生で購入して、使う度に鉄フライパンでから炒りしています。
かぼちゃの種(生)1kg