南インドのアーユルヴェーダ施設を比較 その4 THE TRAVANCORE HERITAGE

Trivancore Heritage

THE TRAVANCORE HERITAGEは、コバラムビーチの南側、チョワラビーチ沿いにあるアーユルヴェーダ施設です。

最寄り空港は、南インドケララ州のトリバンドラム空港です。

Trivancore Heritageは綺麗で設備の整ったリゾートタイプのアーユルヴェーダ施設なのですが、宣伝には力を入れていないとの事で、日本では殆ど知られていない優良アーユルヴェーダ施設です。

OLEAVE LEAFより更に格上の、GREEN LEAF認定施設ですので、トリートメントのクオリティは問題ないでしょう。

今回、TRAVANCOREのアーユルヴェーダドクターから、直接お話を伺う機会がありました。

また施設内の見学も快諾して頂き、案内係の方の説明を伺いながら施設内を見て回る事ができました。

その上で、これはおすすめできるアーユルヴェーダ施設と思いましたので、皆様と情報をシェアしたいと思います。

THE TRAVANCORE HERITAGE  住所 アクセス

チョワラ・ビーチは、コバラムの南側にあるビーチです。

トリバンドラム空港から、タクシーで40分程度の距離です。

チョワラのアーユルヴェーダ施設やホテルは、コバラムのそれより高級ホテルやリゾート施設が多い傾向にあります。

Trivancore Heritageもアーユルヴェーダ施設と、通常の宿泊ホテルの両方を兼ね備えており、レストランはアーユルヴェーダトリートメント患者専用のレストランと、一般宿泊客のレストランの二つに分かれていました。

ホテル専用のプライベートビーチを有する高級感ある、リゾートホテルです。

プライベートビーチなので、現地のインド人物売りが侵入する事もなく、安全にビーチを散歩できます。

ホテル内にはプールもあります。

住所:Chowara P.O, Trivandrum,Kerala,India 695501

電話番号:91-471-2229600/2267828/2267829

→THE TRAVANCORE HERITAGE公式ホームページ

→Anandam Ayurveda公式ホームページ

Trivancore Heritage

Trivancore Heritageの玄関

Trivancore Heritage

エントランスはこんな感じ。スリランカのアーユルヴェーダ施設の雰囲気にそっくり。

Trivancore Heritage

玄関先のモニュメント。南国の雰囲気満載。

Trivancore Heritage

フロントスペース。生花のしつらえとガネーシャ像が。

適度に華やかな雰囲気がある、アーユルヴェーダ施設です。



THE TRIVANCORE HERITAGE  パンチャカルマ費用

Trivancore Heritageの公式ホームページ上には、パンチャカルマ費用は載っておらず、anandam ayurvedaというアーユルヴェーダトリートメント専用のホームページがあって、そちらにトリートメント込みの宿泊費用が明示されています。

→The Trivancore Heritageのアーユルヴェーダパンチャカルマ用ページ anandam ayurveda

実際に行かれる方は、anandam ayurvedaのHP上のTariffを確認の上、問い合わせメルアドから見積り依頼をされると良いと思います。

こちらのHP上に、部屋をランクアップした場合の追加料金なども記載されています。

・10月1日〜3月まで:シングルルーム:一泊/151EUR〜155EUR
            ダブルルーム:一泊/261EUR〜275EUR

・4月〜9月まで:シングルルーム:一泊/208EUR〜214EUR
                         ダブルルーム:一泊/322EUR〜335EUR

※いずれもミニマム3日間の利用が必須です。

値段の差は、トリートメントの種類によるもので、部屋タイプによるものではありません。

この価格で泊まれる部屋はコテージではなく、ホテル指定の部屋になります。

コテージなどの部屋を利用したい場合は、ホテルに直接問い合わせて見て下さい。

ただ部屋のアップグレードは、結構高くつきますよ。

現地についてからでも、空きがあれば部屋の変更はできます。

価格に含まれるサービス

・1日/2回のアーユルヴェーダトリートメント。
 内1回はビッグトリートメントで、2回目はスモールトリートメント2種類、または患者の状態によって2回目もビッグトリートメントが入る。

・宿泊費

・ルームクリーニング費

・1日3回のベジタリアン食事代

・滞在中の薬代

・ヨガクラス参加費

・ドクターのコンサルテーション費

・英語でのアーユルヴェーダ講義参加費

・アーユルヴェーダ料理教室参加費用

・7日間以上の滞在で、トリバンドラム空港から施設までの無料送迎サービス付き

さすが、リゾートタイプのアーユルヴェーダ施設だけあって、嬉しいアクティビティが充実してますね!

特にアーユルヴェーダ講義や、料理教室が無料なのは嬉しいです。

ランドリーサービスは有料だそうです。



THE TRIVANCORE HERITAGE 施設内の様子

Trivancoreは、スリランカのリゾートアーユルヴェーダ施設のような雰囲気でした。

三つ星ホテルでもあるようです。

トリートメントなしで、宿泊のみの利用もできます。

Trivancore Heritage

フロントの様子。

施設内を見学したい旨伝えると、快諾してくれた。

Trivancore Heritage

英語の上手なお姉さんが、施設内を案内してくれた。

案内人が居ないと迷うほど、敷地の広い施設でした。

Trivancore Heritage

中庭にはプール。

Trivancore Heritage Trivancore Heritage

本当に敷地が広々、庭も綺麗に手入れされています。

これならホテルから一歩も出ないで、治療に専念してもストレスは感じないでしょう。

安全な敷地内や、プライベートビーチを気晴らしに散歩することができます。

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Trivancore Heritage

トリートメントルーム前の待合スペース。スリランカの施設そっくりだわ。

Trivancoreには38室ものトリートメントルームがあり、セラピストは50名以上だそうです。

Trivancore Heritage

施設内にあるお店。

現地で着る服や、日用品、お土産など、ここで調達できる。

Trivancore Heritage

ショップ内はこんな感じ。

私が欲しい物は全くありませんでしたが、現地で使い捨てのつもりで購入する服なら買えそうです。

Trivancore Heritage

他に、ヨガ・ホールが二つあります。

敷地内と室内の様子

Trivancore Heritage

敷地内は広いです。

Trivancore Heritage

コテージはこんな感じ。室内でもWI-Fi完備だそうです。

コテージは素敵だけどお高いでっせ。

3〜4日間の利用なら、たまの贅沢としていいかもしれませんが、パンチャカルマするなら3週間は泊まりたいので、私のような庶民にコテージは無理でございます。

Trivancore Heritage

お姉さんに、庶民のための安い部屋へと案内してもらう。

敷地内が広いのがおわかり頂けるだろうか?

Trivancore Heritage

エレベーターがあるという時点で、大きな施設だとおわかり頂けよう。

エレベーターの中には、エレベーターガールならぬ、エレベーター爺さんが常駐。

ひたすら、エレベーターの扉を開け閉めするだけの役目のお爺さん。

Trivancore Heritage

これがページ上記のパンチャカルマパッケージ費用で泊まれる安い部屋。

それでもMitraの部屋よりレベルは高い。

日本のビジネスホテルのような雰囲気です。

Trivancore Heritage

ポット、飲み物常備。日本のビジネスホテル思い出すわぁ。

Trivancore Heritage

ソファーも一応ある。

Trivancore Heritage

デスクもあり。PC使う人には便利かも。

でもパンチャカルマ中は、PCやスマホはできるだけ避けたほうが良いです。

Trivancore Heritage

テレビがある。これもパンチャカルマ中は避けたほうが良いものの一つ。

Trivancore Heritage

クローゼット。ハンガーあり。

Trivancore Heritage

トイレ。やはりビジネスホテルを思い出してしまう。

Trivancore Heritage

ホットシャワー出ます。このレベルの部屋はバスダブはなし。

Trivancore Heritage

バルコニー。やっとビジネスホテルの雰囲気から脱しました。

Trivancore Heritage

バルコニーからの眺めは良し。

安い部屋でも、共有スペースはそこそこ豪華だし、庭は広いし、プライベートビーチも散歩できます。

このお値段なら、妥当ではないでしょうか。



THE TRIVANCORE HERITAGE アーユルヴェーダ・レストラン

Trivancoreはアーユルヴェーダ施設と、リゾートホテルの両方の側面を持っています。

そのためレストランは、アーユルヴェーダトリートメント客のための、ベジタリアン専用レストランと、通常の宿泊顧客のためのレストランの二つに分かれています。

私が見学させて頂いたのは、アーユルヴェーダ顧客専用のベジタリアン・レストランです。

Trivancore Heritage

レストランはテーブルとテーブルの感覚が広い。

自然光や風が入り、のんびりできる雰囲気。

超高級ホテルという雰囲気でないのが、私は好みでした。

つまり、北インドや中東から流れて来た、嫌味な雰囲気満載の超お金持ち層たちは居ない。

この層の金持ちたちは、「The Leela」へ流れています。

Trivancore Heritage

レストランからの眺め。アラビア海を臨む。

Trivancore Heritage

朝食はビュッフェ形式、ランチはビュッフェとアラカルト、ディナーもビュッフェとアラカルト。

Trivancore Heritage

宿泊客ではなくても、レストランでお茶させて貰えます。

Trivancore Heritage

チャイとアイスクリームを注文。

本当はパンチャカルマ中はアイスクリームやチャイはダメなんですけど、ちょっと不良を。

Trivancore Heritage

チャイはたっぷりポットで出てきます。

The Leelaのレストラン・バーの2倍の量です。

しかものんびりできるし、店員は嫌味じゃないし、中東の小金持ちがグラサン掛けたまま調子に乗ってないし、私はこっちの方がLeelaより好きだわ。

Trivancore Heritage

Mitra Hermitageは優良施設で、パンチャカルマ治療には良いですが、こじんまりしていてリッチ感に欠けます。

長期滞在になるとうっすら貧しい気分になり、欲求不満が出てきます。

そういう時に、 Trivancore やThe Leelaのような高級感のある施設のラウンジやレストラン・バーで軽くお茶すると、大変良いストレス解消になるので私は好きですね。

アーユルヴェーダドクターにパンチャカルマメニューについて質問してみた

Trivancore Heritage

Trivancoreには、4名のアーユルヴェーダドクターがおられるそうです。

BAMSの資格持ちのドクターたちです。

Trivancoreでパンチャカルマを受ける場合、治療の流れはどうなりますか?と質問してみました。

トリートメントメニューは、ドクターのコンサルテーション後、顧客に合わせたオーダーメイドメニューが組まれます。

特殊な治療を必要とする患者以外、基本的に以下のような流れになるそうです。

①最初の3日間はナスヤとアビヤンガなどのオイルマッサージ

②3日目〜7日目まで:ギーを飲む。期間は顧客によって異なる。

③その後、VIRECHANAという一回目のデトックス治療を施す。

患者によってはこの段階で、嘔吐法でのデトックス治療をする。

④VIRECHANAから2~3日おいて、Vasti治療に入る。

Small VastiとBig Vastiが、患者の体調に合わせて施される。

ほぼ、Mitra Hermitageの治療の流れと同じですね。

Trivancoreでは皮膚病の患者には、ヒルに血を吸わせる治療を施したり、脳や精神的な病の患者には、頭の上に薬用オイルを溜める治療などもする場合があるそうです。

Mitra Hermitageより、トリートメントメニューの種類が多いようです。

Trivancore Hermitage

さすが、GREEN LEAF認定施設ですね。

Mitra Hermitageもいいけど、もう少し、施設の雰囲気をランクアップしながら、しっかりとしたパンチャカルマトリートメントも受けたいという方に、Trivancore Hermitage は最適なのではないでしょうか。

Trivancore Heritageは施設の雰囲気、ドクターのレベル、アーユルヴェーダトリートメントのクオリティ、料金とのバランスが良い、優良アーユルヴェーダ施設だと思います。

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→南インドのアーユルヴェーダ施設を比較 その5 Dr.Franklin’s Panchakarma