台湾の漢方薬局、「生元薬行」で漢方薬をオーダーメイドで調合して貰いました。
台湾の漢方薬局には漢方医が常駐しており、脈診と舌診とコンサルテーションの後、個人にあったオリジナルの漢方薬を調合してくれるサービスがあります。
有名なところでは「上乾元参薬行」もありますが、今回は老舗漢方薬局の「生元薬行」へ漢方薬を買いに行ってきました。
生元薬行の住所とアクセス
★生元薬行
住所:台北市大同區南京西路181号1楼
電話番号:02-2555-2970
★営業時間
月〜土:am8:30 ~pm20:30
日・祝:am9:30〜pm17:30
クレジットカード払い可
日本語通訳ありの脈診300元
漢方医がいる時間帯が限られているので脈診希望者は要予約
★アクセス
・生元薬行はMRT中山駅からだと徒歩20分くらいかかりますので、MRT中山駅からタクシーで行ったほうがいいです。
MRT中山駅と迪化街の中間くらいの場所です。
城市商旅というホテルから少し西、迪化街の方角へ進んだところにあります。
店内の様子
店内は漢方薬独特の匂いが充満している。
壁面には漢方の生薬が入った引き出しがずらり。圧巻。
脈診なしで買える調合済みの漢方薬セットも売られている。
薬膳スープが簡単に作れるセットや、漢方由来の顔パック剤なども。
全体的に他の漢方薬局より割高な印象。
生元薬行で漢方医の脈診を受ける
生元薬行には漢方医が駐在しており、日本語の通訳さんもおられました。
漢方医の診断は300元です。結構高いですね。
中国語がペラペラなら街の漢方薬局でも脈診を無料で受けられますが、私はそこまで語学力に自信がなかったので、通訳さんをお願いしました。
ただこの通訳さん、私が行った時は若い女性が担当してくれたのですが、日本語力は今ひとつでね。
結局自分で中国語で説明したり、筆談で乗り切りました。
中国語ですが、診断書も出ます。
帰国後も同じ漢方薬を続けたければ、メールで診断書を基に注文、日本へ発送してくれるそうです。
ただ液薬の発送はできないそうです。
中国語の診断書
日本から漢方薬の購入の仕方の説明書も付いてきた。
漢方医の診断によると、私は「虚弱」。
血が薄くて貧血気味。血行が悪く、体力がなく疲れやすい。
運動不足で筋肉量が足りない。胃腸が悪い。
当たってます。仰る通りでございます。
私の今の状態にあったオリジナルの生薬配合で、漢方薬を処方してくれました。
人によって配合する生薬の種類や数が違うので、漢方薬代は人それぞれだそうです。
私の場合は2週間分の粉薬が1,680元。1日2回朝晩飲むように言われました。
生元薬行は台湾の漢方薬局の中では割高なお店だと思います。
ただ日本語通訳付きの診断が受けられることと、処方箋があれば帰国後も日本へ発送サービスがあるのがメリットです。
配合する生薬と注文量が決まったら、その場で引き出しから生薬を出して、粉砕して粉状にします。
台湾の漢方が効く理由は、フレッシュな精製されていない漢方薬だからだと思います。
私は日本で御茶ノ水の漢方病院へ一年間通って、漢方薬を出して貰いましたが、まぁ、びっくりするほど効果がありませんでした。
保険診療で3割負担というのでまぁいいかと思っていましたが、あんなに効果がないなら時間とお金を無駄にしただけだと思えます。
日本の顆粒状に精製された漢方薬は、飲むだけ無駄!
もう一つ、日本の漢方薬が効かない理由は、患者に合わせたオリジナルの配合ではないからです。
婦人科系のお悩みといえば、すぐに「当帰芍薬散」を処方されます。
しかし同じ婦人科系の症状でも、人によって原因は違います。
台湾の漢方薬局は既存の漢方薬もあるけれど、脈診や舌診で個人に合わせた生薬を配合してくれるからこそ効果が高いと思います。
今回、私は脈診をしてみたかったのでお試し購入でしたが、本気で何かの症状を治したい目的のある方は、オーダーメイド配合の漢方薬を続けられることをおすすめします。
保険適用にはなりませんが、日本の漢方薬局にも良い先生がいて、オーダーメイド処方をしてくれるところもあります。
保険診療につられて効かない薬を飲むよりは、ちゃんとした漢方薬局で効果を出すのがいいと思います。
最近は煎じ薬をあらかじめ煎じて液状の真空パックにして処方してくれる、日本の漢方薬局もあります。
日本でも良い漢方薬局は見つけられると思いますが、なんせ高いですからね〜。
本当に治したい症状があれば、私は日本の漢方薬局のお世話になろうと思います。
今回は私はお試し感覚でしたので、台湾で本格的な漢方体験ができて満足でした。
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