今回は台北のフローラホテル(花華大飯店)に泊まりました。
フローラホテルから徒歩で行けるところに峰圃茶荘という老舗の中国茶専門店があります。
こちらで中国茶の試飲をさせて頂いて阿里山の茶葉を購入したのですが、とても良い茶葉でした。
峰圃茶荘オリジナルのパイナップルケーキも絶品で、今まで食べたパイナップルケーキの中で一番美味しかった。
峰圃茶荘の他に、2〜3店舗違うお茶屋さんを周ったのですが全然ダメ。
サービスも価格設定も、お茶の品質も峰圃茶荘が断トツ素晴らしかった。
台湾で中国茶を買うなら峰圃茶荘がおすすめです。
台北の中国茶専門店 峰圃茶荘の住所とアクセス
★峰圃茶荘
住所:台北市漢口街1段86号
電話番号:02-2382-2922
★営業時間
月〜土:am9:00〜pm21:00
日・祝:am9:00〜pm19:00
年中無休
クレジットカード払い可
日本語の商品案内書と価格表あり
日本語対応可
★アクセス
MRT「台北車站」駅出口Z10から徒歩7分
①MRT「台北車站駅出口Z10」から出て、重慶南路を南方向へ進みます。
②漢口街を右折し、少し進むと左手に峰圃茶荘があります。
峰圃茶荘で中国茶を試飲する
店内に入るとすぐ、日本語の流暢なおじいさんが試飲を勧めて下さいました。
試飲させて貰える中国茶店はよくありますが、これほど丁寧でいろいろな種類のお茶の説明を受けたのは初めてです。
峰圃茶荘では茶葉の説明から入り、まずランクが3番目のお茶を試飲。次に2番目のお茶を試飲。
最後に最高級の阿里山高山烏龍茶を試飲させて頂きました。
最後に最古級茶葉の試飲を勧めるのは、最初に最高級茶葉を飲んでしまうと、後のお茶が全部まずく感じられてしまうからだそうです。
実際、飲んでみると味の違いは歴然。甘みと香りが違います。
峰圃茶荘では試飲するだけでなく、聞香杯という香りを楽しむ作法のところから実演してもらえるので、良い茶葉とランクの違う茶葉の香りの違いまで味わうことができました。
5煎目まで試飲させてくれて、2煎目が一番美味しいとか、3煎目からは少し時間を長くおいたほうが良いとか、それはそれは詳しく丁寧な解説を踏まえながらの試飲でした。
この後、茶藝館に行く予定だった私たちは、茶藝館に行くまでもなく中国茶を満喫してしまいました。
お腹がジャブジャブになるまでご馳走になりましたよ。
台湾では有料で中国茶の作法講習が受けられる茶藝館やお茶屋さんがありますが、峰圃茶荘の試飲で十分じゃないかと思われます。
峰圃茶荘の老板。流暢な日本語で中国茶の淹れ方から作法まで丁寧に教えてくれた。
パリッとネクタイにスーツ姿。
仕事に対する姿勢が服装に表れている。
峰圃茶荘でお茶と中国茶器を購入
私が買ったのは阿里山高山烏龍茶:100g箱入りで400元。
箱入りでこの品質でこのお値段は大満足。
他にティーバック25袋入り:130元も買いました。
こちらも日本の市販のティーバックとは似て非なるもの。
ティーパックでも侮れない本格的なお茶の風味が楽しめます。
手作りパイナップルケーキは1個:35元。
少し高いなと思いましたが、食べてみると美味しい!
こんなに美味しいパイナップルケーキは初めて食べました。
普通のパイナップルケーキはパイナップルは使われていなくて、冬瓜を甘く煮て餡にしているそうです。
峰圃茶荘オリジナルのパイナップルケーキは冬瓜は一切使わず、台湾産パイナップル100%。
お土産にして、大好評だったパイナップルケーキです。
空港でよくあるパイナップルケーキは買わずに、私はここでまとめ買いしました。
旅とりっぷというフリーペーパーのクーポン持参で、缶入りミニ烏龍茶がプレゼントされる。
無料だから期待していなかったのですが、このおまけがまた高品質茶葉でびっくり。
こういう小さいお茶の缶は珍しいので、帰国後も重宝してます。
峰圃茶荘では日本語の料金表があり、帰国後もFAXかメールで注文することができます。
★台湾から日本までの送料
・500g以下:425元
・500g〜1㎏:480元
・1㎏〜2㎏:590元
美人の娘さん(息子さんのお嫁さんだと思う)も日本語がそこそこ通じる。
その場の雰囲気にほだされて、中国茶器セットを購入してしまった。
これ全部合わせても日本円で9,000円くらいだった。
私が買ったのは小さいサイズ。
帰国後、自宅で使おうと思いつつ、まだ5〜6回しか使ってない。
老後にのんびり使う日が来るかもしれないし、買って良かったと思いたい。
賢い友達は私のように大物を購入せず、可愛い模様の茶器セットを購入。
私もこの程度で済ませれば良かったのかも…。
★峰圃茶荘の良かったところ
・料金体系がクリアーで値段交渉のストレスがなかったこと。
・日本語で丁寧な中国茶の説明をしてもらえたこと。
・試飲して実際にどの茶葉がいいか比べながら、納得して購入できたこと。
・お土産用箱入り茶葉から自分用ティーバックまで、用途に合わせて選べたこと。
・品質とサービスと価格が納得できるものだったこと。
行ってみてダメだったお茶屋さん
峰圃茶荘の他に、2〜3店舗お茶屋さんを周りましたが、その中で「王瑞珍茶業」という台湾茶葉の問屋さんが酷かった。
雑誌で見て「本物の台湾茶を卸値価格で買えるお茶屋さん。日本語もOK。」というキャッチフレーズに惹かれて、ホテルから離れたこのお店までわざわざタクシーで行きました。
まず問屋さんだから安いのかと思ったら、真空パック入りの阿里山が100g:600元!
峰圃茶荘では箱入りで100g:400元でした。
一杯だけ試飲したけど、全然美味しくなかった。
高級台湾茶の甘い匂いが全然ないんですよね。
ジャスミンティーが8個で400元だそうです。
全然安くないどころかむしろ相場より高いよ。パッケージもないそのまんまなのに。
王瑞珍茶業は問屋街の中でも端っこの離れたところにあるお店で辿り着くのに苦労しましたが、結局何も買わずにお店を出ました。
お店のおばさんも愛想が悪くて、お茶の説明なんか全然なし。
グラム数と値段を言うだけでしたね。
旅とりっぷには家族団欒ニコニコした写真が載っていましたが、おばさんとだらしない服装のおじさんが大声で喧嘩してるし、ゆっくり買い物できる雰囲気はありませんでした。
雑誌に載ってる情報って、たまに違うことがありますね。
それにしてもあまりにも謳い文句と違い過ぎない?
行ってみなきゃわからないってことか。
ま、峰圃茶荘でいいお茶と茶器セットが買えて満足したからよしとします。
今回いろいろ巡ってよくわかったので、次回からは峰圃茶荘一本で中国茶の買い物は済ませることにします。
コメントを投稿するにはログインしてください。