シヴァナンダヨガ アシュラム・ニヤダムでは、毎日、午前11:00~カルマ・ヨガの時間があります。
カルマ・ヨガとはシヴァナンダ・ヨガ・アシュラム滞在期間中に、掃除や配膳などそれぞれに割り当てられた役割を果たすことです。
最初のオリエンテーションの時に、自分がどのカルマヨガ担当になるか決めます。
担当のカルマヨガ以外にも、場合によって皆んなで丸太をリレーのように運んだり、掃除をしたりする日もあります。
主に、以下のようなカルマ・ヨガ担当があります。
★カルマヨガの担当分け
・食事の配膳係
・Health Hutというカフェの調理担当係(チャイやフレッシュジュースを作る)
・フロアーに皆が座るゴザを敷いたり、チャントブックという本を配る係。
・ブティック担当(アシュラム内のブティックの掃除をしたり、在庫補充をする)
・ドミトリーの掃除係
最初のオリエンテーションで自分の担当を選ぶのですが、私は迷っているうちにあぶれてしまい、ブティックの担当になってしまいました。
ブティックの担当者はブティック内を掃除したり、在庫管理、値札付けなどをしました。
これが結構大変で、日本のようにきっちりマニュアルや在庫管理表があるわけではないので、私から見ると無駄な作業が多く、イライラすることも。
配膳係は人気のようでしたが、実際は毎回の食事時間に早く行って準備したり、自分の食べる時間は遅くなったりで、なかなか大変そうでした。
Health Hutというカフェの担当はフレッシュジュースやチャイを作ったりするのですが、休憩時間に自分が休憩できず忙しいので、これもなかなかやってみると大変そうでした。
サットサンガの時間の前に早めに行って、皆が座る御座を敷いたり、チャントブックと言われる本を配る担当もあります。
他にドミトリー部屋の掃除担当など。
カルマ・ヨガをしていると、自分がお客さんだという気持ちがなくなり、一緒に皆でアシュラムをまわすという意識が高まるのでとても良いと思いました。
また同じカルマヨガ担当者同士で連帯感が高まり、知らない者同士のコミュニケーションの場ともなるのも楽しかったです。
自分が掃除すれば汚す気持ちにもならないし、食事もありがたく頂けます。
なんでもやってもらって当たり前という気持ちがなくなり、感謝の気持ちが出てきます。
ただ毎日の事なので、これが楽、あれが大変というのはやっぱりあって、最初に知っていればあの担当を選んだのになぁ、、という小さい心が出てしまう小さいあたくしでした。
ちなみにシヴァナンダヨガ アシュラムでは、スタッフも無給のボランティアでした。
ヨガの指導はTTCの修了生が無償で行っていました。
スタッフは部屋代は免除されますが、ヨガの指導をしても給料は出ません。
アシュラム内にインド人の掃除のおばちゃんや料理人は少人数いますが、ほとんどが滞在者とボランティアスタッフで回していました。
うまいシステムだなぁと思います。
TTCの受講料が一人2,850USドル以上するし、ヨガ・バケーション滞在も一泊750RSはかかるし、集まったお金の運用はどうなってるのかなぁと気になりました。
自分が払ったお金が、誰かが私腹を肥やしたりせず、世の中のためになっていたらいいなと思います。