自家製ジンジャエールの作り方 黒糖で作るジンジャーシロップのレシピ

自家製ジンジャエール

生姜は年中出回っていますが、新生姜の旬は11月です。

11月の霜が降りる時期までに収穫します。

うちでは無農薬の新生姜がたくさん畑で採れるので、はちみつ漬けにしたり、甘酢漬けにしたり、ジンジャーシロップを作ったりして新生姜の瑞々しさを楽しみます。

通年出回る古根生姜の方が、繊維質が多く、辛味が強いです。

ジンジャーシロップは新生姜でも古根生姜でも作れます。

市販のジンジャエールはケミカルな感じがして好きではなかったのですが、自家製ジンジャエールは市販のものとは一味も二味も違う美味しさです。

スパイスの風味が効いた自然な刺激の飲み物。

ジンジャーシロップはジンジャエール以外にも、葛湯にしたり、ウォッカで割ってライムを加えモスコミュール風にしたりアレンジしても楽しいですよ。

黒糖入りジンジャーシロップの作り方

★出来上がり400cc強のジンジャーシロップの分量

材料
・生姜:200g
・黒砂糖:200g
・水(あれば万能酵母液):300cc
・プルコレモン:大さじ2(生レモンがあれば絞り汁1個分)
・グローブ:10粒
・グリーンカルダモン:8粒(潰して中身だけ使う)
・ブラックペッパー:10粒
・シナモン:1本
・唐辛子:1本
・あれば乾燥生姜:5枚

自家製ジンジャエール
結構、砂糖と生姜を使います。

これを白砂糖で作るのはちょっと躊躇しますね。

はちみつで作るレシピもありますが、はちみつは加熱するとアーユルヴェーダ的に言うところのアーマになるのでジンジャエール作りには控えたほうが良さそうです。

生レモンがあればベストですが、私はプルコレモンで代用しています。

市販のレモン果汁はいろいろ試しましたが、レモン果汁に限っては国産物よりプルコレモンが美味しいです。

①生姜の皮を汚いところだけ削ぎ落とし、皮ごと薄くスライスする。

自家製ジンジャエールの作り方
②鍋にスライスした生姜を入れ黒砂糖をまぶし、一晩おいて生姜から水分を出す。

自家製ジンジャエール

③②に水(あれば万能酵母液)とスパイス、唐辛子、あれば乾燥生姜も加え、中火にかける。
 唐辛子は種を取り出す。
カルダモンを潰し、中身を取り出す。
シナモンはハサミで適当な大きさに切り、エキスが出やすくする。

カルダモン

カルダモンはインドで買ったスパイスミルで潰します。
良い香りが出ます。

自家製ジンジャエール

私はスパイシーなのが好きなので、スパイス多め。好みで調整してください。

自家製ジンジャエール

④沸騰したら弱火で20分ほど煮る。

自家製ジンジャエール

⑤レモン汁を加え混ぜ、一煮立ちしたら火を止め、冷ます。

自家製ジンジャエール

⑥ざるで濾し、瓶に移して冷蔵庫で保存する。
 この時、乾燥生姜だけは取り出して、ジンジャーシロップに入れたまま保存する。
乾燥生姜はジンジャエールにそのまま入れて、食べる。

生姜をギリギリまで絞りたい場合は、ガーゼで濾した方が絞りやすいです。

自家製ジンジャエール

→400cc強のジンジャーシロップができる。

自家製ジンジャエール

⑦ジンジャーシロップを5倍の炭酸水で薄めて、ジンジャーエールの出来上がり。

夏ならミントの葉を入れると、スッキリ爽やかな風味に。

自家製ジンジャエール

炭酸水はサンペレグリノを愛用しています。

天然の炭酸ミネラルウォーターなので、スパーク具合が優しいです。

きつい炭酸が好きな方は、天然の炭酸水ではないけどウィルキンソンが強烈です。

ウィルキンソンで割ったジンジャエールは、まるでコーラ!

黒糖ジンジャエールは、コーラそっくりの味です。

葛粉は身体を温める効果があるので、特に寒い季節におすすめ。

黒糖は生理痛や冷えに良いので、生理中の女性に生姜黒糖葛湯は最適です。

血行を良くし、お腹を温めるため、冷えからくる生理痛にはとても効果的ですよ。

材料
・葛粉:小さじ2
・ジンジャーシロップ:大さじ2
・水(あれば万能酵母液):120cc

①葛粉に水(あれば万能酵母液)を加え、よく混ぜる。

この時、お湯で混ぜないこと。お湯で混ぜると葛粉が溶けず、ダマダマになってしまう。

黒糖葛湯

②葛粉がしっかり溶けたら、ジンジャーシロップを加えてさらに混ぜる。

葛湯

③スプーンで混ぜながら中火にかける。

沸騰したら弱火にし、透明感が出るまでスプーンで混ぜながら加熱する。

葛湯

④器に盛り、熱いうちにいただく。

葛湯

葛粉を選ぶ時は、ぜひとも原材料名をチェックして下さいな。

原材料名が「葛でん粉」もしくは「くず粉」となっていれば本葛。

原材料名が「葛でん粉・甘しょでん粉」となっていれば葛粉の類似品です。

本葛粉を選ぶようにしましょう。

本葛粉は、純粋なクズのみを寒水に晒したもの。

葛粉は甘しょでん粉が混ざっています。本葛とは似て非なるもの。

価格も本葛粉の方が高価です。

ジンジャエールシロップはウォッカやジンを炭酸水とジンジャーシロップで割れば、モスコミュール風のカクテルになります。

生ミントの葉をグラスに沈めると爽やかな風味がプラスされて尚良し。

煮込んだ生姜は捨てないで。

料理に入れたり、そのままお茶請けとしてもいけますよ。

うちではイワシの糠味噌だきやサバの味噌煮に、煮込んだ生姜を入れたりします。

夏はジンジャエール、冬は葛湯と一年中大活躍のジンジャーシロップです。