参鶏湯(サムゲタン)は、美容と健康にいい韓国の保養食です。
参鶏湯に入っている材料は、身体を温め、体力を回復させるものばかり。
滋養強壮効果に優れ、コラーゲンたっぷりで美肌効果満点です。
参鶏湯(サムゲタン)は女性の体に良いものたっぷりの美容食で、産後や生理後の体力回復に、特にオススメです。
でも家庭で丸鶏を使った、本格的な参鶏湯を作るのは大変。
手作り鶏ガラスープのストックがあれば、手軽にに参鶏湯を作ることができます。
市販の鶏ガラスープでは、味はそれなりに作れますが、効能は期待できません。
ゼラチン質で固まるほどの、濃厚鶏スープあればこそのレシピです。
鍋を使ったレシピ、シャトルシェフを使った時短レシピ、スープジャーを使った一人前レシピの三つをご紹介します。
参鶏湯(サムゲタン)の作り方
材料(2人分)
・鶏もも肉:30g
・棗:6個
・クコの実:小さじ2
・松の実:大さじ1/2
・蓮の実:6個
・もち米:大さじ4
・ニンニク:1かけ
・ねぎ:10㎝
・生姜:15g
・高麗人参スライス:2片
・塩:適量
・春菊や三つ葉などの青菜:好みで
・鶏ガラスープ:300cc
・水:200cc
・栗(あれば):2個
・山芋(あれば):5㎝
作り方
①もち米は軽く洗って、10分ほど水に浸しておく。
②棗とクコの実をさっと水洗いし、表面の汚れを落とす。
③ねぎを小口切り、ニンニクはスライス、生姜を千切り、山芋を棒切りにする。
④鶏もも肉は、千切りにスライスする。
鶏モモ肉は火が通りにくいので、小さめに切ったほうが良い。
⑤鍋にもち米、鶏もも肉、棗、クコの実、松の実、蓮の実、高麗人参、ニンニク、生姜、栗、水200ccを入れ、弱火にかける。
⑥沸騰したら弱めの中火にし、蓋をしたまま10分煮込む。
⑦ねぎと鶏ガラスープを加え、更に30分間煮込む。
⑧塩で味を整え、春菊や三つ葉などの青菜を入れて一煮立ちさせたら出来上がり。
シャトルシェフで作る簡単参鶏湯
シャトルシェフで作る場合は、すべての材料をシャトルシェフに入れるだけなので、簡単です。
多めに作って、一人分ずつ冷凍しておけば、必要な時にすぐ食べられて便利です。
私が使っているのは4.5Lのシャトルシェフですが、参鶏湯を作るだけなら、この半分の大きさのシャトルシェフでもOKです。
鶏ガラスープを作るには4.5Lのシャトルシェフがぴったりなので、うちののシャトルシェフは4.5Lサイズです。
シャトルシェフで作る場合は、少量だと保温力が足りなくなるので、少し多めで作ります。
また長時間保温することでもち米が水分を吸うので、もち米の量を他の分量より減らし目で作ります。
材料(4〜5人分)
・鶏もも肉:60g
・棗:12個
・クコの実:小さじ4
・松の実:大さじ1
・蓮の実:12個
・もち米:大さじ6
・ニンニク:2かけ
・ねぎ:20㎝
・生姜:30g
・高麗人参スライス:4片
・塩:適量
・鶏ガラスープ:600cc
・水:400cc
・栗(あれば):4個
・山芋(あれば):5㎝
①もち米は軽く洗う。
②棗とクコの実をさっと水洗いし、表面の汚れを落とす。
③ねぎを小口切り、ニンニクはスライス、生姜を千切り、山芋を棒切りにする。
④鶏もも肉は、千切りにスライスする。
⑤シャトルシェフにもち米、鶏もも肉、棗、クコの実、松の実、蓮の実、高麗人参、ニンニク、生姜、栗、ねぎ、水400cc、鶏ガラスープ600cc入れ、中火にかける。
⑥沸騰したら弱めの中火に火をおとし、蓋をしたまま10分煮込む。
⑦塩で味を調える。
⑧シャトルシェフ保存器に移し、3時間保温して出来上がり。
サーモスのフードコンテナー0.38Lで作る参鶏湯(1人分)
材料
・鶏もも肉:15g
・棗:3個
・クコの実:小さじ1
・蓮の実:3個
・松の実:小さじ1
・もち米:大さじ2
・ニンニク:1/2かけ
・高麗人参スライス:1片
・生姜:8g
・ねぎ:5㎝
・塩:適量
・水150cc
・鶏ガラスープ:200cc
・あれば山芋を加えるとさらに良い。その場合は、水の量を少し減らす。
①もち米は軽く洗い、10分ほど水に浸けておく。
②棗とクコの実をさっと水洗いし、表面の汚れを落とす。
火が通りやすいように、棗に縦に切り込みを入れる。
③ねぎを小口切り、ニンニクはスライス、生姜を千切り、山芋を棒切りにする。
④鶏もも肉は、千切りにスライスする。
⑤鍋にもち米、鶏もも肉、棗、クコの実、松の実、蓮の実、高麗人参、ニンニク、生姜、水150ccを入れ、弱火にかける。
⑥沸騰してから5分間煮込む。
⑦ねぎと鶏ガラスープ200ccを加え沸騰させ、塩胡椒で味を調える。
⑧沸騰した状態のものを、すぐにフードコンテナーに移す。
この時、フードコンテナーに8分目以上の量が入っていないと、高温を保てず生煮えになる。
量が足りてない場合は、沸騰させた鶏ガラスープを足し入れる。
⑨フードコンテナーに入れたまま、4時間おいて、出来上がり。
このレシピで、0.38Lのサーモスフードコンテナーギリギリいっぱいの、参鶏湯ができます。
0.38Lのフードコンテナーは、一人前としてはたっぷりの量ですが、これより小さいと保温力が劣りますし、これより大きい0.5Lは一人前には大き過ぎます。
0.27Lは女性のランチにちょうど良い量ですが、保温力が今ひとつなので、0.38Lがオススメです。
別売りの保温カバーがなくても、5時間くらいなら充分熱々を保てます。
4時間弱で出来上がるので、一人暮らしのOLさんが出勤前、朝8時に作って、ランチにちょうど出来上がりです。
私は前日の夜に作って、翌日のランチに持って行ってました。
前日に作る場合は、朝、温め直してフードコンテナーに移しておけば、お昼まで熱々です。
7年間愛用していますが、毎回パッキンを外して丁寧に洗っているので、今でも現役バリバリです。
熱々で食べるコツは、容器のギリギリまで入れること。
量が少ないと、昼前に冷めてしまいます。
この性能で7年間保ったので、1,700円なら元は取りました。
参鶏湯の作り方 ポイント
①参鶏湯に入れる高麗人参は、砂糖が入っていないものを選ぶこと
高麗人参は高価ですが、生薬なのでやはり普通の食材より効能が高いです。
手に入れば加えたいですね。
私は横浜中華街で購入した、1スライス40円くらいのものを使っています。
あまりに高価なものは手が届かないし続かないので、これくらいで満足しています。
高麗人参は体を温め血流を良くするので、私は生理終わりかけには必ず、この参鶏湯を食べることにしています。
経血を出し切る効果があるようで、終わりかけの経血が全部出ます。
経血を出し切ると、翌月の生理の時の体調がとても良いです。
逆に生理二日目などの出血量が多い日には、高麗人参は省いた方が良いです。
高血圧の方は、高麗人参は避けたほうが良いようです。
②白木耳を入れると、お肌の潤い効果もある。
水で戻して刻んだ白木耳を加えると、お肌の潤いを保つ効果があります。
秋冬の乾燥する季節には、白木耳を加えるとなおよし。
③鶏もも肉は省いてもOK
肉は消化が悪いので、鶏もも肉は省いてもOKです。
このレシピではゼラチン質で固まるほどの濃厚鶏ガラスープを使うので、鶏肉なしでも十分旨味も効能も期待できます。
生理中や生理の終わりかけは、身体を排出に集中させてあげるため、消化の良いものを摂った方が良いので、体調や食欲に合わせて鶏もも肉を省きます。
胸肉より、もも肉の方が、鶏の旨味があるのでおすすめです。
胸肉では味が淡白過ぎですね。
参鶏湯は滋養強壮効果に優れた保養食なので、体力をつけたい男性にもおすすめです。
高血圧の方は、高麗人参を省いて下さいね。
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