今回の台湾旅行はベジタリアンの友人との二人旅でしたので、台湾素食巡りが目的の一つでした。
出発前に台湾素食のお店をいろいろ調べて、「京兆尹」と「衆流素食」は絶対行こうと決めていました。
両店ともに精進料理では有名なお店ですが、やはり行って良かった。大正解!
特に私が気に入ったのは、京兆尹です。
気に入り過ぎて、滞在中2回も通ってしまいました。
京兆尹の住所とアクセス
★京兆尹
住所:台北市四維路18号
電話番号:02-2701-3225
★営業時間
・am11:00〜21:30
・アフタヌーンティータイム:pm14:30〜pm16:30
・年中無休。旧暦のお正月は営業時間を要確認。
・クレジットカード払い可
★アクセス
・京兆尹までは「MRT忠孝敦化駅出口6番出口」から徒歩約10分です。
①MRT忠孝敦化駅出口6を出て、太平洋SOGO復興館に沿って南へ歩く。
②仁愛路と敦化南路のロータリーが見えたら、そこからまっすぐ南側へ横断歩道を渡る。
京兆尹は、仁愛路と敦化南路のロータリーのすぐ近くにあります。
③黒い看板の中華風の赤い建物が京兆尹。
・MRT「大安駅6番出口」から徒歩約13分です。
①MRT大安駅出口6をでて、そのままMRT高架下沿いをまっすぐ北へ歩く。
②東豊街を通り過ぎて、次の路地を右折する。
③そのまままっすぐ進み、大安街を通り過ぎて更に進む。
④四維路に突き当たったらその右手に赤い中華風の建物が見える。そこが京兆尹。
京兆尹の宮廷料理
店内はオーソドックスな中華料理のレストランという雰囲気。
豪華な雰囲気ではないけど、庶民の食堂という雰囲気でもない。
店内にはいかにも中華っぽい壺や壁掛けが置かれている。
決して趣味がいいとは言い難いわね。
店員さんの対応と働きぶりがいい。
店内へ入るとすぐに席へ案内される。
店員さんは老いも若きも全員が頭に変な花の被り物をさせられていてお気の毒。
日本のスーパーで、クリスマスにサンタの帽子を被らされるレジのおばちゃんを思わせる。
日本語のメニューが出てきた。
メニューは説明が詳しく分かりやすい。
私たちが日本人だと知り、店員さんが日本語が話せるおばあさんを連れて来てくれました。
どうやらこの店のオーナーのお母様のようです。
親日家のおばあさんが宮廷料理の説明や、おすすめの料理を教えてくれました。
「宮廷料理ですから王様のような気分で食べて下さい。」とニコニコ笑顔で言われ、こちらも思わず顔がほころぶ。
京兆尹はアフタヌーンティーのお菓子コースが有名ですが、私たちはベジタブル薬膳狙いなのでコース料理を注文しました。
おばあさんによると、「女性二人なら2人前のコース料理は量が多すぎて食べきれないかもしれない。二人で一つのコース料理を頼んで、分けたらいい。」とのこと。
台湾の人ってやっぱり親切だわ〜。
中国本土だと絶対こういうことは言わないからね。
2人前頼んでくれた方が、儲かるじゃんっていうのが中国本土の接客よ。
おばあさん、事前にアドバイスくれてありがとう。
確かにコース料理を2人前頼んだら、私たちには二人には多過ぎたと思います。
コース料理一人前だとミニマムに足りないからあと一品何か頼めと言われ、お菓子を一品追加しました。
コース料理一人前+お茶代+追加注文のお菓子1品で1,195元でした。
サービス料がプラス120元。
二人分の合計金額1,315元でした。
京兆尹のコース料理は少しずつたくさんの種類のお皿が出てくるので女性好み。
一人前を二人で分けさせてくれたのですが、お願いしてないのに緑の包子などは半分にナイフを入れてくれる気遣いが嬉しかった。
京兆尹のコース料理に肉は入っていません。
酢豚のように見えるものも、肉ではないのに、肉のような食感。
私が気に入ったのは、ナッツが大量に入った炒飯のようなご飯。
味付けも薄すぎず、濃すぎず、ちょうど良かった。
一品一品の料理が丁寧に作られているのがわかります。
中華鍋でジャーッと大量の油で炒める中華料理とは違うタイプの料理です。
日本の懐石料理に近いかも。
コース料理の中に含まれているデザート。
杏仁豆腐は陶器の器で供される。陶器の中にドライアイスが入っていた。
お菓子も手作りなんだとか。それぞれのお菓子がすごく美味しかった。
美味しいんだけど、何で作られているのか判別できないプロの味。
京兆尹はアフタヌーンティーのお菓子コースが有名だけど、私の一押しは宮廷コース料理です。
宮廷コース料理の中にも杏仁豆腐やお菓子デザートが含まれているし、もっといろいろなお菓子を食べたかったら単品で追加注文もできますからね。
これでサービス料込み二人分で1,315元は安いよ。
1元:3.4円計算で4,471円。
→一人:2,235円でこれだけの品数のお料理とデザートまで堪能できるなんて台湾まで来て良かったわ。
私たちは痩せで少食タイプの女性二人なので、コース料理一人前は持て余すだろうけど、男性は半分では足りないと思います。
女性でも普通の人なら、一人前食べれる量です。
一人前食べ切ったら満腹〜、もうお腹いっぱい〜って感じかな。
一人一人前でも日本円で3,500円くらいでコース料理を満喫できます。
これは値打ちあるわ〜。
京兆尹の薬膳鍋
宮廷コース料理があまりに気に入ったので、翌日も京兆尹へ行きました。
薬膳鍋を注文しました。
これで2人前。スープの色は真っ黒だし、見たこともない生薬がたくさん入っている。
これはいかにも身体に良さそう。
薬膳鍋のスープは食べながら減ってきたら、途中でどんどん足して貰えます。
このスープが凄く身体に良さそうな生薬たっぷりの味で、身体が温まりました。
これぞ薬膳っていう効能がありそうなお鍋です。
昨日食べたお菓子が美味しかったので、単品で注文してみました。
蒸篭で熱々をいただきます。日本で食べたことがない味のデザート。
京兆尹でお土産を買う
京兆尹では店内にお買い物コーナーがあって、生菓子や、中国茶が購入できます。
店内で食べた生菓子と同じものが持ち帰りできる。
生菓子なので、賞味期限は短い。購入するなら帰国日当日に。
お土産に最適な綺麗なパッケージの中国茶。
お値段も空港で買うよりお安い。
乾きものの中国菓子はお土産に良さそう。
京兆尹の料理に使われている調味料も売られている。
京兆尹のお料理は薬膳でも苦くなくて、薄味でどれも美味しかったです。
いろんな材料が使われているので、自分で作るのは難しそう。
日本にも同じ店があればいいのになぁと思います。
店員さんも親日家の人が多いようで、片言の日本語で一生懸命料理の説明をしてくれたり、とても感じの良いお店でした。
台北に行くなら必ず押さえたい一押しの薬膳レストランです。
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