ayurclothの協力者たち 高齢者の方々の手を借りての商品開発

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ayurclothでは、南インドの機織り職人が手織りした布を使って、肌にやさしい下着やルーム・ウェアーを企画販売しています。(現在、販売準備中)

南インドの現地NGOでは、Self Help Groupという貧困女性の自立支援グループが、手織りで生地を織っています。

→Self Help Group(SHG)とは?

その手織り生地を製品として形にするため、日本のベテラン縫製技術者の方々に助けて頂いています。

皆さん、この道、何十年のキャリアを持つ、熟練したプロの方ばかり。

ayurclothの活動にご賛同頂き、ご好意でお力をお貸し頂いております。

感謝。

ayurclothのご協力者様 Mさん

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Mさんは、この道一筋の、縫製技術者です。

ayurclothの、レディース・トップスや、レディース下着のパターン作成を担当して頂いています。

洋裁学校を卒業後、日本の有名婦人服ブランドの、縫製部門で腕を磨かれました。

バブルの頃は、高価な婦人服が飛ぶように売れたとのことで、贅沢な素材をふんだんに使った複雑な縫製の経験が豊富です。

その後、ウェディングの会社に移り、さらに技術を磨かれました。

現在も、縫製指導者として後進の育成を続ける、この道一筋のベテラン縫製技術者です。

ayurclothのご協力者様 伊藤さん

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伊藤さんは、講師もつとめる和裁技術者です。

ayurclothの、和装製品に関する製品企画のアドバイス、ベビー服のサンプル作成、小物のサンプル作成を担当して頂いています。

オーガニック・コットン生地を手織りし、アーユルヴェーダ染めを施した貴重な生地。

1日働いて、10mの生地を手織りするのがやっとです。

そんな貴重な手織り生地を、できる限り有効に活用するため、直線裁ちの和裁の技術が活きてきます。

ベビー服では、できるだけ肌あたりの良い縫製にするため、一部を手縫いにしています。

襟ぐりの処理など、和裁のノウハウを活かした手縫いにすることで、美しく、赤ちゃんの肌にやさしい仕上がりになります。

ayurclothのご協力者様 岩崎さん

岩崎さんは、御歳84歳の大ベテラン縫製技術者です。

ayurclothでは、布ナプキンやふんどし、ハンカチ、マスクなどの試作品作りを担当して頂いています。

岩崎さんにお願いした試作品を、私が実際に試したり、何度も洗濯してから、サイズやデザインを変更し、サンプル作成に入ります。

現在の大量生産タイプの縫製のやり方ではなく、昔ながらの手間のかかる縫製技術をお持ちの岩崎さんの仕事はとても丁寧で、クオリティーの高い試作品を仕上げて下さいます。

長年培った自身の縫製技術を活かせる事が嬉しく、作業は楽しいと言って下さり、私も嬉しく大変ありがたく思っております。

ayurclothのご協力者様 Sさん

Sさんは、和裁と洋裁の得意な主婦の方です。

ayurclothでは、小物のサンプル作成をご担当頂きました。

ayurclothの活動にご賛同下さり、サンプル分だけならと快くお力をお貸し下さいました。

人の役に立つならという優しいお気持ちで、お忙しい中、お手伝い頂いております。

ayurclothのご協力者様 中村さん

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中村さんは、この道一筋60年の、ベテラン縫製技術者です。

ayurclothのレディース・メンズ全般のパターンとサンプル作成、小物のパターンとサンプル作成を担当して頂いています。

洋裁学校師範科を卒業後、都内の洋装店で見習いとして修行。

20代でお仲間3人と縫製工場を立ち上げ、共同経営されました。

その後、オーダー紳士服の店主であるご主人とご結婚。

ご夫婦で、何十年もお店を切り盛りしてきました。

一方で、都内に自身の婦人服専門縫製工場を立ち上げ、25年間。

腕の良さを買われ、有名婦人服メーカーから、サンプル作成依頼も受けていたそうです。

忙しい時は、徹夜でサンプルを仕上げるほど繁盛したとか。

難しいメーカーの要求に応えるため、様々な素材に対応しつつ縫製技術を磨かれました。

現在も、洋裁教室の傍ら、オーダー・メイドの依頼を受け、縫製の仕事を続けられています。

ayurclothの立ち上げは、中村さんの協力がなければ始まりませんでした。

私のアイデアとデザインを形にするため、根気よくサンプル作成に付き合って下さいました。

縫製の道で一本立ちしている中村さんの縫製技術は一流で、プライドを持って作業にあたられる方です。

プロの目線から縫製についてアドバイス頂けたお蔭様で、より綺麗で、丈夫な製品作りに近づくことができました。

中村さんの縫製は、工場で大量生産する縫製とは、根本的に異なります。

例えば、工場で大量生産する場合、脇線縫いなど、ロックミシンで端処理をして終わりです。

ayurclothの製品では、素肌に直接着用することを考え、袋縫いや折伏せ縫い、割伏せ縫いを採用しています。

袋縫い、折伏せ、割伏せ縫いは、手間と技術がかかる縫い方ですが、裏面まで綺麗に仕上がりますし、肌あたりよく、洗濯に強く、丈夫です。

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中村さんとヘア・ターバンを試作中

初期段階から、ご協力下さった中村さんなしでは、ayurclothの立ち上げはありませんでした。

現在は、ご主人の介護のためお休み中ですが、また、一緒に活動できることとお待ち申し上げております。

Special Thanks to Miyo Nakamura

→私がインスパイアされたもの① バービー人形服の縫い子さんのお話し