アーユルヴェーダ・パンチャカルマ12日目。
今日から、Vasti (オイル浣腸)スタート。
12日目 ヨガ・クラス②
今朝は、am4:00に目が覚めた。
こちらに来て、すっかり早寝早起きが習慣づいてしまった。
私の部屋、JASMIN ROOMは、2階で風通しが良いので、朝の空気が気持ちいい。
バルコニーのテーブルで、朝の空気を感じながらのんびりする。
am7:00〜am8:00 ヨガ・クラス 2回目
屋上のヨガ・フロアーへ行く。
今日も、私、1人。マンツーマンだ。
アシスタント・ドクターによると、ヨガ・クラスは年齢ごとに分けてあるとのこと。
71歳のお爺さんは、私のあと、am8:00〜マンツーマンでクラスを受けているらしい。
Mitra Hermitageのヨガ・クラスは、マンツーマンか、ごく少人数で行われるので、かなりこちらの要望を聞いてもらえる。
ヨガの先生に「特に学びたいことはあるか?」と聞かれたので「呼吸法」と答える。
呼吸法を5個くらい、教えて貰った。
「覚えきれないです。」と言うと、また次回もやるからとのこと。
基本的なヨガ・ポーズも、1時間、みっちり熱心に教えて貰った。
ヨガのある日は、クラスの後、すぐレストランへ行き、朝食を摂る。
12日目 朝食
am8:00〜 朝食
マンゴー・ジュース。
シェフに「これ、砂糖入ってるの?」と聞くと「マンゴーとレモンと水だけ」とのこと。
フルーツ盛り合わせ、よくわからないそば粉っぽいご飯。
ヨガの日は、朝食が遅くなるので、今日は1人で食べた。
たまには1人で、誰にも気をつかわないで食事をするのもいいな。
Mitra Hermitageでは、部屋食にも対応している。
でも、急に部屋食にするのもねぇ。不自然だし。
私は、今日は誰とも話したくないなという日は、わざと時間をずらしてレストランへ行くこともある。
11日目 午前のトリートメント
am10:00〜 足によるマッサージ(Foot Massage)
今日は、珍しいトリートメント・メニューが組まれていた。
Foot Massageとメニュー表には書かれていたが、足をマッサージされるわけではなく、セラピストが足でマッサージしてくれる。
患者は床に横たわり、まず全身にオイルを塗られる。
そのあと、セラピストが天井から吊るした縄を持ってバランスを保ちながら、足を滑らせるようにしてマッサージする。
この施術は、南インド独特のものだそうです。
なかなか受けられない、珍しい施術なので、ケララ州でパンチャカルマを受ける方は、是非、試してみて下さい。
このように床に柔らかいマットと布を敷いた上に、横たわります。
トリートメント・ルームは、リラックスできるように薄暗いため、画像が見にくくすみません。
手によるマッサージも気持ちいいけれど、足の方が力強くマッサージできるので、強めのマッサージが好きな方にはビンゴですよ。
私は、これ、気に入ったわ。
結局、この施術は、滞在中この日だけだったので、ドクターが「いろいろな施術を試してみたいだろう。」という配慮で組んでくれたようです。
お陰で、珍しい施術を楽しめました。
12日目 ランチ
pm12:00〜 ランチ
今日は、ランチの後、すぐにVastiというオイル浣腸をするとのこと。
理由はわからないが、オイル浣腸は、いつもランチの直後にすることになっている。
オクラのサブジ。豆とココナッツ。カレー。野菜のおかず。スライス・トマト。
セラピストが待っているので、食後、すぐに席を立つ。
レストランの一階で、2人のセラピストが待ち構えていた。
オイル浣腸の患者を逃さないため、レストランから出てくるのを見張っている。
そのまま、腕を組まれ、トリートメント・ルームへGO。
トリートメント・ルームには、アシスタント・ドクターも待ち構えていた。
オイル浣腸の時は、必ずドクターが付き添い、血圧を測ってからオイル浣腸をする。
まず、オイルで軽くお腹をマッサージされる。
次に、温かい蒸しタオルで、お腹や腰周り全体を叩くようにマッサージ。
トリートメント台に横向けになったまま、メディカル・オイルを浣腸をされる。
浣腸をされる気分は、屈辱的。
そして嫌な感じ。
なんというか、土足で踏み込まれたような気がして、シュンとなってしまう。
大切な施術なので、しょうがないですね。
治療の一環ですから。
オイル浣腸には、このような使い捨てのオイル浣腸専用注射器のようなものを使う。
私の場合、オイル浣腸は6日間続いた。
患者の様子を見て、ドクターがBig VastiとSmall Vastiを使い分ける。
今日は初日なので、Small Vasti。
そのまま部屋に戻り、すぐにトイレに行かずに15分くらいキープする。
この時、できるだけ安静にして、キープ時間を長く保つこと。
Small Vastiなので、オイルの量も少ないし、使われるメディカル・オイルの質も強力ではないので、全く苦痛もないし、お腹も痛くない。
Vasti、楽勝。
スパイス・ショップ
暇なので、散歩がてらMitra Hermitageから徒歩3分ほどのところにある、スパイス・ショップへ行く。
Mitraの周りは、何もない。
唯一、徒歩で行けるショップがここ。
なので、時々、散歩がてら店に遊びに来るうちに、店長のマダムと仲良くなった。
このマダム、南インドの気のいいおばちゃまという感じで、本当に人柄がいい。
商売っ気もあまりないので、気楽にお店に立ち寄れる。
ターメリック・パウダーを買ってみた。
マダムによると、ケララ州には何十種類ものターメリックがあって、品質、効能、様々だそうです。
私が買ったターメリックは、高品質ですごく薬効がある良いものだそうですが、鋭い質を持つため食用に限るとのこと。
この鋭い性質のターメリックは、顔に塗ってパックにしたりしてはいけないそうです。
皮膚に塗る用途のターメリック・パウダーも買ってみました。
こちらは食用ターメリックとは、匂いが全然違いました。
掃除用のターメリック・パウダーもあるそうで、
日本で売られているスパイスは、ターメリックといえば1種類ですが、実は品質、効能、様々なようです。
本場の人から見ると、掃除用レベルのターメリックを扱う食品メーカーもあると聞きますので、スパイスはきちんとした出処の物を買うのが安心ですね。
スパイスが身体に良いのではなく、目的にあった種類と品質のスパイスを使いこなせればスパイスは身体に良い、と言えます。
ちなみにこのスパイス・ショップで買った食用ターメリックですが、確かに薬効バッチリでした。
ここのターメリック・パウダーを非加熱ハチミツに混ぜ、スプーン1杯すくって舐める。
喉のイガイガや、喉の痛みがピタリと治ります。
12日目 午後のトリートメント
pm16:00〜 クシ・ダラー(ミルク・ダラー)4日目
昨日と同じトリートメントだけど、今日の若いセラピストの技がピカイチだった。
ミルクの温度、垂らす量、動かし方、全てがベスト。
お陰でもの凄く気持ちのいい、ふわふわした世界へ誘われた。
ダラーの時の感じ方は、人それぞれ違う。
私の場合は、上手なセラピストに当たると、オレンジ色のふわふわした世界の中を漂うような感覚になった。
瞼の上には湿らせたコットンがのっているので実際は真っ暗なはずだけど、柔らかいオレンジ色の世界が見えるというか、頭の中にあるオレンジ色のイメージを見ているというか、そんな感じ。
眠っていないので、夢を見ているわけではない。
とにかく気持ちいいので、ずっとこのままこれが続いて欲しいと思う。
下手くそなセラピストに当たると、ミルクの温度が低すぎたり、垂らす量が一定じゃなかったりしてこのような境地にはいけない。
むしろ、ダラー後、頭痛がしたりすることもある。
pm17:30 アシスタント・ドクターの巡回
オイル浣腸の後、排便があったか、など聞かれる。
明日もランチの後、オイル浣腸するよと言われる。
アシスタント・ドクター巡回時に、このような紙を渡され、明日のトリートメント内容と時間を告げられる。
12日目 ディナー
pm18:30 ディナー
スパイスが効いた、緑色のスープ。
カレー。ココナッツを何かで巻いた主食。スチームド・バナナ
インド人老夫婦と話す。
インド人老夫婦は、Mitraの近所に住んでいるらしい。
この辺り、インドでは高級住宅地だから、お金持ちなんだろう。
夫婦で時々、こうやって3〜4日の旅行に行くのが趣味だとの事。
人と話す時、笑顔を絶やさない、お幸せそうなご夫妻でした。
食後、部屋に戻り、今朝教わった呼吸法をやってみようとするが、ほぼ忘れていた。
ここに来てから、頭の回転が極端に鈍っている。
というか、自分で考えるとか、覚えるということができなくなっている。
インドにいる間くらいは、これでいいんだ。
日本に帰ったら、また忙しくキリキリした日常に戻るんだから。
明日もVastiとヨガです。
おやすみなさい。
→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。13日目
コメントを投稿するにはログインしてください。