アーユルヴェーダ・パンチャカルマ16日目。
ヨガ・クラス6日目
Vasti、5日目。
今日は、2回目のBig Vastiの日です。
16日目 ヨガ・クラス⑥
am7:00〜am8:00 ヨガ・クラス
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5843-e1507699404933-338x450.jpg?resize=338%2C450)
階段を上がって、ヨガ・フロアーのある屋上へ。
無料ヨガ・クラスは7日間なので、明日で終わりです。
希望者は別料金を払えば、1日単位でクラスを取ることもできます。
1クラス/500RS。
500RSといえば、時給約1,000円ですね。
インドでは結構良いお値段ですが、これが相場のようです。
ヨガの先生は、なかなか良い仕事のようです。
ヨガは日本でもできるけど、インドでヨガをして思うのは、やはり本場、環境がいい!
まず南インドは暖かいので、体が伸びやすいなど、物理的なやりやすさがあります。
それだけではなく、インドの空気感が、のんびり、キリキリしていない。
緑に囲まれてた、自然な環境。
日本のスポーツ・クラブのような閉塞感のあるスタジオ内で、真面目なインストラクターから教わるヨガとは全然違う、この緩さ。
この緩さ、懐の深さこそが本来のインドの魅力であり、美点だと実感しています。
私がインドでヨガを学ぶなら、マニュアル通りに、カリキュラムをマスターして資格を取るような学び方に魅力は感じない。
そういうやり方なら、日本で日本人から学ぶのが一番効率的だ。
日本人は、何につけても、その手のやり方のマスターだから。
ヨガブーム以降、インドでもマニュアル通りにキリキリとヨガを学んで、資格を取るコースが増えているが、せっかくインドでヨガを学ぶなら、日本にはないものを会得したい。
詰め込まれる知識ではなく、自分の内側からの気付きによる学び。
いつか時間ができたら、一人旅でインドのヨガ・アシュラムを周って、気ままにヨガをやってみたいな。
16日目 朝食・Kashaya・Vasti
am8:00〜 オートミールだけ
今日は、Big Vastiの日なので、レストランで少量のオートミールを食べる。
朝食は、Big Vastiの直後に、トリートメント・ルーム内で戴くことになっている。
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5892-e1507698899666-338x450.jpg?resize=338%2C450)
am9:00〜 午前のトリートメント(Kahaya Vasti)
21日間のパンチャカルマ中、Vasti は6日間続いた。
そのうちの2回が、Big Vastiだった。
私のパンチャカルマ・メニューでは、最初のギーを飲む期間、その後のVIRECHANA、その後にこのオイル浣腸による排毒期間がくる。
順調に治療が進んで、Vastiの最終日まで、17日間。
この後、後処置で、シロダラーやオイルバスで、排毒で疲れデリケートになっている身体のケアをする。
実際にパンチャカルマを受けてみると、最低18日間、できれば21日間の治療期間をとる意味が理解できる。
私の実感としては、2週間では足りない。
できることなら、18日間〜21日間のパンチャカルマをおすすめします。
Big Vastiの流れは、前回と同じ。
全身オイルマッサージの後、グラス1杯の温かい牛乳を飲み、Big Vastiを行う。
am10:10〜 トリートメント・ルーム内で朝食
Vasti後、できるだけオイルを体内にキープ。1〜2分が限度。
その後、トイレへ行き、シャワー。
落ち着いたら、その場で朝食。
![アーユルヴェーダ パンチャカルマ](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5894-e1507698883108-450x338.jpg?resize=450%2C338)
まず、牛乳を飲まされる。
![アーユルヴェーダ パンチャカルマ](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5897-e1507698868906-450x338.jpg?resize=450%2C338)
お腹は空いてないけど、食べる。
Vastiの後、胃の中を空っぽの状態にしておくのは良くないため、無理にでも少しは食べること。
これで、Big Vastiは終了。
明日、もう一度、Small Vastiを行い、Vasti期間終了となる。
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5848-e1507699337343-338x450.jpg?resize=338%2C450)
部屋に戻り、安静にする。
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5647-e1507700215282-338x450.jpg?resize=338%2C450)
バルコニーから、中庭を眺める。
ここでは、ゆるゆると時間が流れているのを感じる。
従業員は、真面目に一生懸命働いているけれど、やはり私が知っている日本人の働き方とは違う。
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5648-e1510627349625-338x450.jpg?resize=338%2C450)
警備員のおじさんは、定期的に施設周辺を巡回する。
おじさんが中庭で立ち止まり、庭師のおじいさんと立ち話をしていた。
その後、ゆっくり庭を眺めているなと思ったら、飛んでいる蝶々を目で追っていた。
自分の仕事を淡々とこなしながらも、今という時間を楽しんでいるようにも見えた。
インドではカーストがあるから、生まれた時からワーキングクラスは一生ワーキングクラスのまま。
結婚も就職も、自分のクラスの域で、運命を受け入れて生きていく。
出世とか、部署替えとか、左遷とか、駆け引き。
そんなものとは無縁の世界って、どうなんだろう。
本社と工場の力関係、上司の圧力、同期の出世の順番、成績を気にしなくていい生活ってどんなのかな。
向上心がないようには見えない。
良い生活をしたくて、働いているようには見える。
やはり私は、努力や運で道が開ける、チャンスの多い社会で生きるのが好きだ。
でもここで、ニコニコ笑いながら働いている人たちを見ると、私の知らない満足の仕方もあるのかなと思った。
疲れて大変でも、自分のやりたいことをやれるということ自体が幸せだ。
ここまでやったという満足感が、自己肯定感に繋がる。
でも幸せそうな顔が周りにないなら、私も幸せではないなぁと、薄々感じていた。
日本では、幸せそうな顔が少ないです。
いい国なのに、幸せな人は多くない気がする。
人はみんな繋がっているから、それで日本にいると疲れると感じることがあるのかもしれない。
庭を見ながら、南インド人の働きぶりを見ながら、そんなことを考える。
16日目 ランチ
pm13:00〜 ランチ
全然、お腹は空いていないが、少しだけでも食べようとレストランへ行く。
![アーユルヴェーダ パンチャカルマ](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5899-e1507698855317-338x450.jpg?resize=338%2C450)
食欲がなく、少しずつ食べて残した。
一人旅の日本人女性と、コバラム・ビーチへ行こうということになった。
明日は私はVastiなので、明後日、一緒に行くことにする。
コバラムやチョワラ・ビーチ沿いには、たくさんのアーユルヴェーダ施設があるので、見学に行ってみようということになった。
![アーユルヴェーダ パンチャカルマ](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5849-e1507699322854-338x450.jpg?resize=338%2C450)
部屋に戻り、バルコニーで、めぼしいアーユルヴェーダ施設を調べる。
16日目 午後のトリートメント
pm14:00〜 シロ・ダラー+膝オイルバンテージ
今日は、ミルク・ダラーでなく、オイルを額に垂らすシロ・ダラー。
シロ・ダラーの方が、ミルク・ダラーより、作用が強い。
日本でやると、1回/18,000円はする贅沢な施術だ。
![アーユルヴェーダ パンチャカルマ](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5671-e1507699823914-338x450.jpg?resize=338%2C450)
今日のセラピストは、下手くそだった。
オイルの温度もぬるすぎるし、垂らす量も一定ではない。
上手なセラピストにシロ・ダラーをやってもらうと、ふわふわした気持ちの良い世界へ誘われるが、逆の場合は頭痛がしたりすることもある。
トリートメント後、頭が重いような不快感があった。
シロ・ダラーをやりながら、膝にオイル・バンテージを巻いてもらう。
pm17:00 アシスタント・ドクターの巡回
明日で、Vastiは終了。膝の調子はどうか?と聞かれる。
膝の痛みが治らないと答えると、明日は別のトリートメント・メニューを用意するとのこと。
16日目 ディナー
pm18:30〜 ディナー
![アーユルヴェーダ 南インド](https://i0.wp.com/ayurcloth.com/wp-content/uploads/2017/10/IMG_5903-e1507698812138-338x450.jpg?resize=338%2C450)
野菜たっぷりのスープ。
食事は、写真を撮り忘れた。
Big Vastiの日は、食事に制限がかかるらしく、私のディナーだけ生野菜のサラダ、カレー、白ご飯のみ。
他の人は、おかずが私より2品多かった。
食後、部屋に戻り、コバラム、チョワラ・ビーチ沿いのアーユルヴェーダ施設について調べる。
思ったよりたくさんのアーユルヴェーダ施設があって、選びきれないくらいだ。
明日でVastiも終わるし、最後にちょっとリッチなレストランでお茶するのもいいな。
楽しみ。晴れるといいな。
おやすみなさい。
→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。17日目
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