アーユルヴェーダ・パンチャカルマ5日目。
昨日から毎朝ギーを飲んでいるが、便秘がち。
私の体質はヴァータ・ピッタで、ピッタが入っているからか、日本では全く便秘の悩みはありません。
ピッタ体質は、消化力が強いので、便秘になりにくい人が多いです。
毎朝、本物の出汁と味噌で作ったお味噌汁とぬか漬け、酵素玄米を食べているのも、便秘に縁がない理由の一つかなと思われます。
ここインドでは、野菜料理のみのベジタリアン生活ですが、発酵食品や海藻が足りないことが便秘の原因になっている気がしますね。
5日目 朝
am7:00 ホット・スパイスティー
昨日はあまり眠れなくて、am3:30くらいから目が覚めていた。
暇だし、静かだし、ギーの期間中なのでヨガもできないし、否が応でも自分を見つける時間がたっぷり。
ホット・ティーをバルコニーで戴きながら、日記を書いたり、庭を眺めて過ごす。
5日目 朝食はなし。ギーが朝食代わり
am7:15 レストランへ行き、ウェイターにギーと生姜湯を用意してもらう。
いつも通り、まずは液薬を飲む。
薬はそれぞれの患者に合わせて処方される。
私の液薬はお湯で溶いた黒い液体の中に、粒々したものが入っているやつ。
仲良くなったドイツ人のおじいさんは朝から2種類の液薬を飲んでいて、朝食前に黒い液薬、朝食後に緑色のグラスに入った温かい飲み薬を飲んでいる。
薬はみんなそれぞれ違う。
そしてギーを飲む。
昨日より少し量が増えている気がする。やはりまずい。
私はギーの間は基本的に朝食抜きで、お腹が空いたらお粥を部屋に持って行ってあげるから言いなさいと言われたけど、カナダ人の男性はギーの期間でも朝食が付いていた。
人によって、全く食事も治療も違うのがよくわかる。
私はギーを飲むと、全くお腹が空かず、ランチもそんなに欲しくないくらい。
元々、食が細い方だけど、仕事もせず、運動もせず、家事もせずのここでの生活は、いろんな欲を減退させている気がする。
全てがゆっくり廻っているこの感じ。
日本では、こんな時間は持てなかった。
外資系でもない限り、日本の会社ではなかなか長期休暇を取るのは難しいけれど、日本人も時々こんな風に自分を休める期間を定期的に持てれば、追い込まれる前に病気を回避できるような気がする。
am8:00 アシスタント・ドクターの巡回
いつも通り血圧を測る。相変わらずの低血圧。変化なし。
ギーを飲んで、調子はどうか?排便はあったか聞かれる。
食欲がない。便秘がちだが排便はあった。など答える。
5日目 午前のトリートメント
am10:30〜am11:40 午前のトリートメント:ヘッドマッサージ+座ったまま全身オイルマッサージ+ハーブボールで全身オイルマッサージ+座ったまま二人がかりで全身オイルマッサージ
昨日と同じ、トリートメント・メニュー。
ハーブボールを使ってのオイルマッサージは、ピンダ・マッサージと言うそうだ。
オイルをたっぷり使う贅沢な施術なのだが、ハーブボールをかなり強く擦り付けられるので、肌の弱い人にはどうか?
私の好みとしては、人間の手を使ったシンクロ・アヴィヤンガが一番好きだ。
しかしオイルを身体に入れ込むという点では、ピンダ・マッサージの方が効果的な気がする。
ハーブボール4個使う、ピンダ・マッサージ。
5日目 ランチ
pm12:30 ランチ
食欲はないけど、レストランへ行く。
アシスタント・ドクターに便秘がちで食欲がない旨伝えたからか、主食はなし。
おかずはやたらと繊維質の多いものばかりのメニューが組まれていた。
野菜炒めとか、ココナッツを使ったおかず。
隣のテーブルにいつも座る、ドイツ人イケメン男子とフランス人の女の子に「ギーを飲んで調子はどうか?」と聞かれる。
食欲がないけど、特に不調はないと答える。
ドイツ人の男の子は、ギーの期間は凄い頭痛だったらしい。
フランス人の女の子は、やたら眠くてだるくて、何もする気が起きなかったらしい。
ヘェ〜、私は平気だなと言うと、二人とも意味深な顔で「あんたまだまだこれからよ。」みたいな表情で顔を見合わせていた。
相席のドイツ人のおじいさんは、自分のギーは全然不味くないよと言う。
おじいさんは、私たちのような茶色いメディカルギーではなく、一般的なバターのようなギーを少しだけ液薬に入れたものを飲んでいる。
おそらく、71歳のお年寄りには、茶色いメディカル・ギーはきつ過ぎるので、ドクターが処方しないんだと思う。
pm15:00 スパイス・ティー&ビスケット
3時のおやつの時間に、スパイス・ティーを取りに部屋の外のテーブルを見て気がついた。
おじいさんのおやつと、私のおやつが違う…。
私のおやつはマリーのようなビスケットだけど、おじいさんにはバナナの皮で包まれた美味しそうなおやつが部屋に運ばれている。
私もあれにして欲しい。
5日目 午後のトリートメント
pm15:00〜pm15:40 午後のトリートメント:ナスヤ(4日目と同じメニュー)
フェイスマッサージの後、蒸気を浴び、その後、鼻にオイルを点鼻してホットタオルでマッサージ。その後ハーブ液でうがい。
今日は煙を鼻から吸わされる施術はなかったので、楽だった。
煙を鼻から吸う施術は「Vieh inhalation 」というものらしい。
ナスヤ。鼻の穴にオイルを垂らす施術。
pm17:00 アシスタント・ドクターの巡回
ギーを飲み始めてから、排便の変化はあるか聞かれる。
まだ便秘がちと答える。
ジンジャーウォーターをしっかり飲むように言われた。
5日目 ディナー
今日は、スープの写真をちゃんと撮りました。
Mitraの夕食は毎回、熱々のスープから始まります。
食事は順番に出てきて、スープを飲んだら次のお皿が出てくる。
写真が影になってしまってますが、肉っぽいグルテンのようなものが入ったカレー、チャパティ、ビーツとココナッツの炒め物、マッシュポテト。
この肉っぽいグルテンが入ったカレーが、凄く美味しかった。
食事の終わりかけに、毎回、シェフがテーブルまで来て、「マダム、one more?」と聞いてくれる。
スープがとても美味しかったので、少しだけお代わりを貰った。
相席のドイツ人のおじいさんは、食事に拘りがある人らしく、ベジタリアンで肉は食べないそうだ。
3時のおやつが私のと違うことを聞いたら、「あのビスケットには良くない小麦粉が使われていると思うから、ドクターに頼んで特別におやつを作ってもらっている」とのこと。
なんだ、年寄りのわがままだったのか。
このおじいさんはかなりの長期滞在なので、そんなわがままも通ったのかもしれないけど、Mitraの対応良過ぎだね。
特別にわざわざ自分用に作って貰うくらいなら、おやつなしでいいけどね、私なら。
部屋に戻ってもやることはなく、なんとなく眠い。
pm8:30には眠くなり、ベッドに横になってボーッとしてるうちに寝てしまった。
おやすみなさい。
→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。6日目
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