アーユルヴェーダ・パンチャカルマ21日目。
3週間の滞在も、いよいよ今日で最終日。
今日は、3週間分の支払いをする。
21日目 朝
am7:00〜 スパイス・ティー
いつもどおり、廊下のテーブルに置かれる熱々のスパイス・ティー。
今日は晴天で気持ちが良い天気なので、バルコニーで21日間のパンチャカルマにかかった費用を計算しながらお茶を戴く。
ドクターによると、アーユルヴェーダのプロトコールにしたがって行う事ができるパンチャカルマ・トリートメントには、最低2週間の期間が必要とのこと。
→アーユルヴェーダ・ドクター インタビュー(Dr.S.Mahesh(BAMS)
21日間のパンチャカルマを受けて思う事は、18日間で十分だと思う。
これは私の実感で、人によってトリートメント・メニューは違うので一概には言えない。
21日間のパンチャカルマの軌跡を順に見て貰うと分かると思うが、パンチャカルマを受けるにあたり、何点かの主要なプロセスを経ている。
1つ目:ギーを飲む期間
2つ目:ギーの後のVIRECHANA
3つ目:Vasti & Big Vasti
せっかくパンチャカルマを受けるなら、この3ポイントは網羅したいところだ。
そのためには、18日間の期間が必要となる。
次回からは、18日間で休暇の算段をしようと思う。
21日目 朝食
am7:30〜 朝食
今日も、ドイツ人お爺さんと相席。
「あんたが居なくなると寂しくなるよ。」と言われたけど、そこは旅慣れた爺さん。
こんなことは慣れているという感じ。
お爺さんは48日間の滞在なので、まだまだ先は長い。
今回、二人のドイツ人と接する機会があったけど、ドイツ人と日本人が似ていると言われる理由がよくわかった。
なんというか、真面目で几帳面で、他のヨーロッパ人と比べるとノリが陰気である。
陰気というと言葉が悪いが、陰か陽かと問われれば、「陰」だと感じる。
西洋人独特のオーバーリアクションもなく、私にとっては一緒に居て自然体で居られるのがドイツ人だった。
「ドイツ人と日本人って似てるよね。気が合うと思う。」というと、お爺さんは嬉しそうだった。
21日目 午前のトリートメント
am8:30〜 オイル・バス
セラピストに連れられ、中庭のトリートメント・ルームへ。
今日で最後のオイル・バス。
こんな贅沢なトリートメントは、日本では受けられない。
最後のトリートメントを、堪能する。
パンチャカルマ 滞在費用の支払いをする。
am11:00 支払い
マネージャーから部屋に電話があり、料金の精算をするよう言われる。
念のため、昨日、計算した内容を確認してから、受付けへ行く。
Mitraの受付けの女性。
宿泊費・パンチャカルマ費用以外の支払いを、受付の女性が担当している。
滞在中に購入した化粧品代と、薬代のレシートをこの女性が出してくれるので、クレジットカードで精算する。
宿泊費とパンチャカルマ費用は、マネージャーが担当しているので、マネージャーからレシートを受け取り、クレジットカードで精算する。
Mitraはユーロベースの支払いだが、クレジットカードの支払いはインドルピー換算になる。
その日のユーロ:インドルピーの換算レートに合わせて総費用が計算され、インドルピーでクレジットカード払いする。
ATMキャンシングでインドルピーを入手するという手もあるが、結局、クレジットカードの一括払いが一番安くて手軽だったので、私はいつもそうしている。
21日目 ランチ
pm12:30〜 ランチ
カナダ人男性と話す。
プリンスエドワード島出身のこの男性、結局、最後まで正体がわからなかった。
オーストラリアとカナダに家族が居て、半年ずつ過ごしているとか、英語の先生をしに次は韓国へ行くかもしれないとか、赤毛のアン資料館で働いているとか、どうも掴みどころがない。
私もみんなもそれについて、深く突っ込んで聞くこともなく「へ〜、そうなんだ。」と流しつつ会話していた。
お洒落で、ふわふわした印象のこの男性、とてもお喋り好きなので、よく話はしたのだけれど、結局、最後まで上っ面の会話にしかならなかった。
旅行でどこに行ったとか、どこの国の何が美味しいとか、そんな会話に終始するのみだった。
学生の頃、バックパック旅行した時は、こういうタイプの人によく出会った。
旅慣れてて、フレンドリーで、人あしらいが上手い。
落ち着かず、いつも何か刺激を探しているような人たち。
明るくて、一緒にいて楽しいんだけど、長くいるとうっすらと寂しさを感じてしまう人たち。
「午後のトリートメントは、フェイシャルなんだよ。初めてだよ。」と言うと、戯けた表情で顔をマッサージする仕草をして見せた。
明るくて、楽しい人である。
21日目 午後のトリートメント
pm14:00〜 Face Pack + 膝のオイルトリートメント(Januvasti)
これで最後のトリートメント。
明日は、飛行機に乗るので、シロダラーはなし。
フェイシャル・キットを持って、セラピストがトリートメント・ルームに入ってきた。
膝のオイル・トリートメントをしながら、フェイシャルマッサージの後、顔シートパックをされる。
こういうのは、別にアーユルヴェーダ・トリートメントとしてやって貰わなくてもいいかなと思う。
持参した日本製の化粧水シートマスクで十分ですわ。
まぁ、最終日ということで、いろんなトリートメントを組み合わせてくれたんだと思う。
これで21日間のパンチャカルマ・トリートメントはフィニッシュ。
盛り沢山の、大満足のパンチャカルマ・メニューを組んでくれたドクターに感謝です。
インドまで来た甲斐がありました。ありがとう。
21日目 ディナー
pm18:30〜 ディナー
鉄分豊富なビーツのスープ。
最後まで、ドイツ人爺さんと相席。
「あんたの持ち歩いているノートは日本製か?」と聞かれる。
「そうですよ。ツバメ・ノートっていう日本の昔からあるデザインのノートです。」
ちょっと日本のノートを見せてくれと言うので、見せる。
お爺さんは、ツバメノートのデザインが凄く気に入ったという。
オーソドックスなデザインで、紙の質も良いと褒められた。
ノート以外にも、あんたの身なりは良さそうなものばかりだ。
やはり日本製は高品質なんだな、と言われる。
「あ〜、でもこのカーディガンはフランス製ですよ。しかも20年以上前のものだから、もう古いよ。アニエスbっていうの、昔、日本で流行った頃好きだったの。今は中国製になって品質が落ちたから買ってない。」
爺さん「私のこのシャツはイタリア製で、25年前のものだよ。少々高価でも良いものは長持ちするから結局お得なんだ。」
「そうですね。私も最近はほとんど洋服は買わなくなりました。」
爺さん「この歳になると、物欲より、形のないものに金をかけたくなるよ。旅行とか。」
最後までとりとめのない話をする。
思えばこのお爺さんとは、ずっと楽に話ができた。
気が合う人だったということだろう。
お陰で滞在中、楽しかったです。ありがとうございました。
部屋に戻り、シャワーを浴びて、パッキングを完了する。
明日は、いよいよ帰国です。
朝食の後、トリバンドラム空港まで送って貰い、帰国です。
→南インドでアーユルヴェーダ パンチャカルマにかかった費用まとめ 21日分
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