我が家では、毎年一回、神奈川県の一宮である寒川神社で八方除の御祈祷をしていただくことにしています。
寒川神社で御祈祷してもらった人だけが入園できる庭園が、神獄山神苑(かんたけやましんえん)です。
かんたけやましんえん って読むんですね…..。
私は長らく「かみごくやまかみえん」と誤読して憚りませんでした。
「寒川さんのお隣のあの庭園」で通ってたので、わざわざ読み方を認識しようという気が無かった。
神獄山神苑(かんたけやましんえん)が正解です。
誰が読めるか!
目次
神獄山神苑(かんたけやましんえん)基本情報

神獄山神苑(かんたけやましんえん)は、寒川神社御本殿の奥に位置する「神獄山(かんたけやま)」の社が神苑として整備され、平成21年8月から開苑された、比較的新しい庭園です。
寒川神社の起源に深く関わりがあると伝えられる「難波の小池」を中心とした神苑で、池泉回遊式の日本庭園が見事です。
神獄山神苑(かんたけやましんえん)開苑期間
神獄山神苑(かんたけやましんえん)は、一年のうち開苑期間が限られており、いつでも入園できる訳ではありません。
まず、「入園できるのは、寒川神社で御祈祷を受けた人だけ」という制約がある上、御祈祷を受けても開苑期間外は閉苑しており入れませんので注意が必要です。

神獄山神苑(かんたけやましんえん)の開苑期間:3月上旬〜12月13日まで
毎週月曜日は休苑(祝祭日は開苑)
開苑時間:午前9時〜午後4時まで
※冬場は閉苑の可能性があり、開苑期間は毎年変更されるので、公式ホームページで確認してから行ったほうが良いです。

寒川神社で御祈祷を受けると、神獄山神苑(かんたけやましんえん)の入苑券が貰えます。
グループに一枚支給?され、これ一枚でグループ全員が入苑できます。
そもそもこの庭園、昔からあったのに一般公開されたのは平成21年からだし、寒川神社で御祈祷しないと入苑さえもできない制約があるあたり、積極的に広く誰にでも来て欲しい訳ではなさそうです。
こういう場所こそ、隠れパワースポットの可能性大。
神様が棲む特別な場所だからこそ、隠されて汚れないように守られてきた。
その理由は、実際に行ってみてすぐに、わかりました。
神獄山神苑 庭園内の様子
寒川神社で御祈祷を終えたら、そのまま歩いて神獄山神苑へ向かいます。

神獄山神苑の入り口。外門です。
入ってすぐ左に受付があり、入苑券を見せて記帳します。
入苑券を見せれば、そのまま無料で入苑できます。
希望者は、この受付で志(300円〜)を支払うと、御神土と御神水の入れ物を貰い、セルフで水や土を入れて持ち帰れます。
御神土は、自宅の敷地の四隅に撒くと良いそうです。
御神水は、いろいろに使えます。自宅敷地の四隅に撒いてもいいし、飲むこともできます。
飲用する場合は、各自煮沸して下さいとのことでした。
入苑時に購入してしまうと、苑内で荷物になるので、私は退苑する時に御神水を購入してみました。

こちらの手水舎で、手と口を清めます。
難波の小池を参拝し、順路通りに左に進むと、

昼間でも薄暗い、ひんやりした雰囲気の小道に出る。
只者ではない雰囲気があり、気が引き締まる。

裏参拝所。大明神を裏から参拝する場所です。
やっぱりここだ。とすぐにわかった。
正面から写真を撮ってはいけない気がしたので、敢えてそのものズバリは避けて写真を撮りましたが、この上の山の方から特別な気を感じました。
ここに、神様がいるんだなと思いました。
ここが一番のパワースポットだとわかりました。
一礼して、山の方からの気を十分に浴びて、静かに順路を進みます。

ここで人間が騒がしく騒いだりしたらダメなんだなとわかりました。
だからこの場所は長らく公開されず、守られてきたんですね。
静かに気を浴びるだけで良いです、この庭園では。

この場所に来れただけで、寒川神社で八方除の御祈祷をした意味がありました。
この先は、緑がいっぱいで適度に整備された、美しい日本庭園になります。

手入れの仕方が丁度良く、自然に近い形の緑も残されていて居心地がいいです。
順路通りに進むと、ぐるりと一周できる回遊式庭園です。

私は毎年5月に来るのですが、紅葉の季節も綺麗なお庭だろうなと思いました。
でも御祈祷は一年に一回で十分だし、年に一度の楽しみの神獄山神苑です。

直心庵(ちょくしんあん)という茶室の入り口。
私が行った時は閉まっていた。
毎月1日のみ利用可能だそう。
神獄山神苑の茶屋 和楽亭
神獄山神苑での楽しみは、和楽亭というお茶屋さんで抹茶とお菓子を戴きながら、庭園の景色を眺めながらのんびりすることです。
和楽亭は、神獄山神苑の中にあるお茶屋さんで、入苑しないと利用できません。
つまり、神獄山神苑に入苑するには、寒川神社で御祈祷を受けなければならず、和楽亭を利用するには、神獄山神苑に入苑しなければならない。
滅多にないチャンスだから、寒川神社で御祈祷したら、神獄山神苑に来て、和楽亭を利用しない手はないですよね。

和楽亭の入り口

掃除が行き届いたきれいな店内。

和楽亭の一面はガラス張りになっていて、神獄山神苑の池を正面に庭園の景色を存分に楽しめるシチュエーションになっています。
この眺め、最高。
時間を忘れてのんびりできそう。

着物姿のおば様が、お茶を持ってきてくれました。
おば様たち、着物の着付け完璧。
綺麗なおば様ばかりです。
お茶も一杯ずつきちんと淹れられたお煎茶で、美味しかったです。
和楽亭のメニュー。季節によって変わりますが、お抹茶セット500円から〜。

お抹茶と生チョコのセット:500円
生チョコ、美味しいからもっとパクパク食べたかったよ。
お上品な量と味ですが、とても美味しかったです。

落雁のセット:500円

和楽亭のガラス張り窓から正面の石舞台では、毎月2回、神楽舞と雅楽の石舞台公演が行われます。
催しの日付などの詳細は、寒川神社の公式ホームページでチェックできます。
和楽亭から見る石舞台公演、最高でしょうね。

お抹茶セット頼んだだけなのに、こんな券を貰った。
一人ずつ写真が違うし、綺麗だから捨てがたい。
一人500円じゃ、赤字だと思うよ。
美しい庭園を眺めながら、丁寧に淹れられたお茶を戴き大満足です。
ありがとうございました。
寒川神社 方徳資料館

方徳資料館は、八方除についての資料が展示された資料館で、神社の歴史と八方除信仰の歴史を学ぶことができます。入場無料。

入り口に、見たこともないほど巨大な水晶が飾られていた。

中はそんなに広くないけど、風水や八方除についての資料が豊富で、見応え十分な資料館です。

風水や八方除の知識は、昔は学問の一種みたいなものだったんですね。
現代では占いっぽくインチキな感じで捉えられているけど、昔は高度な統計学の一種で信憑性のあるものなのかもしれない。
寒川神社 周辺ランチ そば膳処 創作峰本
寒川神社の周辺、正直言って、特に美味しいお店ありません。
寒川神社には毎年、ご祈祷に行くので、周辺のいろんな蕎麦屋を試してみましたが、結局、ここに落ち着きました。
そば膳処 創作峰本

〒253-0106
神奈川県高座郡寒川町124
電話番号:0467-73-3535
営業時間:am11:00〜pm20:00
定休日:なし。不定休
特別、峰本の蕎麦が美味しいかといえば、そうでもないけど、周辺のお店と比べてここが一番良かった。
なのでもう、毎年ランチの店を探すのも面倒なので、寒川神社帰りのランチは峰本の蕎麦と決めてます。

「創作峰本」という店名のイメージより、かなり庶民的なお店です。

ウェイトレスがおばあちゃんなのも、私は気に入りました。
おばちゃんじゃなくて、明らかにおばあちゃんなのよ。
そんな所も私は好き。

いつも頼むのはお昼のサービスメニュー:1,100円と決めてます。

カツ丼と蕎麦のセット

私は天ぷら蕎麦
寒川神社には毎年行くけど、周辺に特に美味しいお店はありません。
峰本はとりあえず、大外れはないので、寒川神社帰りのランチは毎年ここに決めてます。
そこそこ美味しいし、庶民的な雰囲気も落ち着くし、お値段も良心的ではずれなしでおすすめです。
→三峯神社へ行ってきた。白い気守りと御眷属拝借のお札にかかった費用
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