現地染め工房より、収穫したばかりのフレッシュなハーブたちの写真が届きました。
先日、発注したカディコットン生地の一部を、これで染めるとのこと。
そのカラフルで生き生きとした美しさに感激。
ケララ州は、本当に緑豊かな薬草の宝庫です。
フレッシュな薬草たちのパワーが、そのまま布に移ったような美しい色の布は、こんなにたくさんの種類のハーブで染められています。
伝統的なアーユルヴェーダ染めでは、一色の色を出すのに、40〜60種類ものハーブやスパイスを使います。
ここが草木染めとの大きな違いです。
アーユルヴェーダ医師が薬効を意識しながら、多種類の薬草を調合し、一色の色を出します。
例えば、布を黄色く染める時は、ターメリック、アロエベラ、ニーム、トゥルシーなど、約50種類の薬草を配合します。
黄色だからターメリックだけで染めるというわけではないのですね。
ターメリック一つとっても、20種類以上のターメリックがあります。
鋭い質をもつターメリックは食用に適したものが多いですし、穏やかな質のターメリックは、肌を白く美しくすると言われていて、女性がフェイスパックに使用したりします。
地球は宇宙から見ると、瑠璃色に光って、他のどこ星より美しいと言います。
地球の美しさの理由は、いろいろな種類の人や生き物が、たくさん集まっているから。
美しいもの、汚いもの、善も悪も全て集まって、皆んなで瑠璃色の美しい光を放っている。
私は、皆んなで協力したり、良くなっていったりするのが好きです。
たくさんのハーブで様々な色や薬効を出す、アーユルヴェーダ染めの布に惹かれる理由はこんなところにもあるのかもしれないと思いました。
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