寒川神社は神奈川県高座郡にある一宮神社で、全国で唯一、八方除(はっぽうよけ)の御祈祷をして頂ける神社です。
我が家は毎年一回、寒川神社で八方除(はっぽうよけ)の御祈祷をお願いしています。
寒川神社で御祈祷をした人にのみ入園を許される、お隣の神獄山神苑(かんたけやましんえん)は、知る人ぞ知る隠れパワースポットです。
寒川神社で御祈祷しないと入園できない特別な庭園ですので、八方除の際は、是非とも庭園にも行かれてみて下さい。美しく見応えのある庭園です。
庭園の方は入園期間に制限があり、いつでも入れるわけではありませんので、事前によく調べて向かわれることをお勧めします。
目次
寒川神社の基本情報
寒川神社は神奈川県の相模川のそば、厚木と茅ヶ崎の間に位置しています。
最寄り駅はJR相模線「宮山」駅です。
〒253-0195
神奈川県高座郡寒川町宮山3916
寒川神社社務所電話番号:0467-75-0004
寒川神社 アクセス・駐車場情報
・寒川北インターより
①インターを出たら右折
②中里交差点より2〜3分
・伊勢原インターより
①インターを出たら寒川方面に向かい、田村十字路を直進
②相模川にかかる神川橋を渡り、大門踏切前交差点を左折
③相模線の踏切を渡り、鳥居をくぐって2〜3分
・寒川神社 駐車場
寒川神社は敷地が広々とした神社で、第1〜第4まで合計400台の参拝者専用駐車場があります。
参拝者は、駐車場を無料で利用できます。
※ただし、初詣の時期は、寒川神社周辺一帶が車の進入禁止となり、無料駐車場も利用不可となりますので注意が必要です。
来訪前に、念のためホームページをチェックされることをお勧めします。
寒川神社 境内
寒川神社の境内の案内図です。
駐車場を出て、境内へと向かう道。
敷地内は緑豊かで、空気が澄んでいる。
本殿へ続く参道。
いつも綺麗に掃除が行き届いている。
ペット同伴禁止です。
手水舎で手と口を浄めます。
神門を通り、本殿へ。
神門の手前には立派な狛犬。門を守っています。
広い境内を正装で歩く宮司さま。
平安時代にタイムスリップしたよう。
映画の陰陽師を思い出した。
野村萬斎、はまり役だったな。。
寒川神社 八方除(はっぽうよけ)申込み方法
私たちは八方除(はっぽうよけ)目当てなので、まず寒川神社の社務所へむかいます。
寒川神社のご祈祷は、予約不要です。
当日、社務所で申し込みをするだけでOK。
ご祈祷受付時間は、 午前8:00〜午後17:00まで。
申込書に住所と名前を記入し、受付の方に「八方除祈願希望です。」とか「厄除祈願希望です。」と祈祷の種類を口頭で申込むと、受付さんが用紙に手書きで記入してくれます。
その際、特にお願いしたいことがあれば、口頭で説明すると受付さんが記入してくれるので、この段階で遠慮なく説明した方がいいです。
例えば、「八方よけ祈願をお願いします。来月、大きな手術をする予定があるので、手術の成功を特にお願いしたいです。」のように伝えると、手術の具体的な日付などを聞かれて、御祈祷の際にそのまま祈祷担当の神主さんが読み上げて神様に伝えて下さいます。
八方除ではないご祈祷希望の方も、この段階でお願い事の詳細を受付の係の方に伝えます。
寒川神社には、個人経営のお店のかたも多いようで、御祈祷の読み上げの際、「中華レストランの〇〇〜〜。来月の店舗改装の成功と、商売繁盛を願い候〜〜。」のような読み上げをされている事もあって、聞いていて面白いです。
普通の神社の場合、名前と住所を読み上げた後、「商売繁盛祈願」とか「健康祈願」とか、決まった事を読み上げるだけでオリジナリティがなくつまらないのですが、寒川さんのご祈祷はオーダーメイドというか、できるだけ個人の言葉そのままに神様にお願い事をお伝えしてくれます。
私の後ろの若い女性は、年配の受付さんに「何を御祈願されますか?」と聞かれて「幸せになりたいんですがどうしたら良いですか?」と真顔で尋ねており、耳が釘付けになった。
受付さん、どう答えるのか?
これは見ものです。
私も知りたいよ、その答えは。
受付さんは少し困ったような顔で「目の前の事に真摯に取り組みながら、感謝の心を忘れずに日々過ごされていれば、自ずと幸せに近づいて行かれるのではと思います。」と答えておられたよ。
若いお嬢さんは、聞いてもらっただけで満足したようで、「ありがとうございました。」とすぐに引き下がってた。
私はあのお嬢さんは、既に結構幸せなんじゃないかと思うね。
何にもない日常は、気の持ちよう次第で、実は幸せとも言えるんだよな。
ただ、残念ながら受付担当の方に当たり外れがあります。
年配の男性の受付の方にあたると、とても丁寧に細かくオーダーメイドなお願いを伝えて下さるようご配慮して下さいます。
若手の男性や巫女さんのような格好の女性にあたったら、ハズレです。
態度もつっけんどんだし、適当に「身体安全」とか「家内安全」の一言で終わられてしまいます。
若手や巫女さんの受付にあたると、「どんどん行列を捌いて仕事を終わらせたい」という雰囲気満載で、お願いしたいことがあってもお願いしにくい雰囲気です。
話はそれますが、寒川神社の巫女さんたちは、何であんなにピリピリした雰囲気でブスッとしているのか?
職場の人間関係が悪いのか、社員教育(巫女教育?)が行き届いていないのか、恐ろしく険悪なオーラをバリバリに出した巫女さんが前のめりに歩いているのをよく見かけます。
別ページでご紹介している「かんたけなわ庭園」の入り口受付にも、時々巫女さんが配置されているのですが、めちゃくちゃ態度が悪いのでせっかくお祓いで清められたところにケチがついたような嫌な気分にさせられます。
若手の神主見習いの男性や巫女さんたちは、安月給の割りに激務なのかピリピリした雰囲気が強く出ていてお気の毒でした。
広々した神社なのにいつも塵ひとつなく掃除が行き届いているのは、若手が朝早くから一生懸命掃除してくれているからなのかも。
次に、一番奥の受付で、料金を支払います。
寒川神社 御祈願料について
八方除(はっぽうよけ)の御祈願料は、5段階あり、料金によって授与品が変わります。
・中式:御祈願料:3,000円
・大式:御祈願料:5,000円(八方札が付きます)
・当座式:御祈願料:10,000円(八方除門札・当座式御幣束が付きます)
・一代式:御祈願料:30,000円
・永台式:御祈願料:50,000円
せっかく八方除祈願をするなら、「八方札」はマストでしょう。
だって、このお札を起点にお家に結界が張られるんだからね。
更に欲を言えば、「八方除門札」と、「当座式御幣束」も欲しいですね。
なので、我が家では毎年、御祈願料1万円の当座式一択です。
毎年5月頃、寒川神社へ行き、昨年の当座式一式を返却し、新たに今年の御祈祷をして頂いて帰るをリピートしています。
一年に一回、寒川さんで八方除け御祈願をして頂き、毎年取り替えるのが習慣です。
敢えて、お正月のご祈祷は避けています。
お正月はとにかく人が多くて混むし、お正月は車で行けない(駐車場が使えないから)し、何よりお正月は隣接の、神獄山神苑(かんたけやましんえん)に入園できないし、デメリットしかないから。
神獄山神苑(かんたけやましんえん)は、寒川神社でご祈祷した人のみが入園できる特別な空間で、ここがまた、なかなかのパワースポットですので、寒川神社で八方除をするなら、ここに寄らない手はありません。
これが、御祈願料1万円の当座式の授与品。
手前の紐付き図が描かれた六角板が、1万円の御祈願料から付く「八方除門札」。
八方除門札は、玄関に吊すことで、魔の侵入を払います。
「当座式御幣束」というのは、中央の、丸い穴が空いた箱のようなものです。
この中に神様が入っている大事なものですので、神棚に飾ります。
この「当座式御幣束」があれば、自宅に神様が常にいて下さる形となり、安心です。
寒川神社で八方除け祈願するなら、「八方札・八方除門札・当座式御幣束」の三種が網羅されている御祈願料:1万円の当座式がお勧めです。
御祈祷料を支払ったら、そのまま階段を上がり、待合スペースで自分の番を待ちます。
待合スペースは、かなり広々としていて静かです。
綺麗なお守りの見本がありました。
色が凄く綺麗で可愛い。
財布の中に入れやすいように作られた、薄いカードのようなお守り。
このお守りなら、バッグを替えるたびにお守りを移さなくても良いので便利そう。
神社さんもいろいろ考えて、時代に合わせてくれるのね。
それにしても、寒川さんのお守り、色合いが綺麗でデザイン性が高く、購買力をそそられます。
自分の集団のご祈祷の順番が来たら、巫女さんに呼ばれてご祈祷に向かいます。
ご祈祷が終わったら、出口で自分のお札などの授与品を受け取り、終了です。
私は、いつも、この後、神獄山神苑(かんたけやましんえん)の茶店へ行きます。
寒川神社 定番のお土産 八福餅
寒川神社の定番のお土産といえば、「八福餅」です。
八福餅:12個入り/1,200円(税込)
伊勢神宮の「赤福」のバッタもんのような八福餅ですが、赤福よりかなり小さめです。
甘さも赤福より甘い。
一応、毎年参拝した時には八福餅買うけど、そんなに凄く美味しいとも思わない。
こんな小さい餅が1,200円とは、価格設定も強気です。
八福餅の「八」は、八方除の「八」と末広がりの「八」。
「福」は、招福、幸福の「福」に因み造られました。とのことですが、ありがちな上にゴリ押し。
「有名な八方除けにあやかったビジネス上手な餅」という印象は拭えません。
なのに、毎年買ってしまう私。
今年も買ってしまいました。
寒川神社 八方札の貼り方
八方除け祈願後、帰宅したらまず神棚にお札と当座式御幣束を祀ります。
御神酒とお菓子は、皆んなで早めに戴きます。
八方除門札を玄関に吊るします。(紐を引っ掛ける小さいフックが必要。)
「御神土」を敷地の四隅に撒きます。
その後、方位ごとに、9枚の八方札を貼り付けます。
お札なので9枚と数えそうなものですが、9体と数えるそうで、ただの紙とは扱いが違いますね。
寒川神社で八方除けをするなら、方位磁針を事前に用意しておいた方が良いです。
私は、最初にきっちり測っておきたかったので、方位磁針を購入しました。
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引越しの予定がない自宅なら、最初に測った方位が変わることはないので、最初が肝心。
この八方札、9枚もあって、それぞれの方位に正確に貼り付けないといけないので、結構大変です。
これで結界が張られて守られるわけですから、方位は正確に測らなければならないわ。
家の中心に方位磁針を置いて、各方位のお札を一枚ずつ貼っていきます。
お札は頭より高い位置の壁に貼り付けます。
頭より低い位置だと、失礼にあたるので気を付けます。
神棚と同じような扱いですね。
お札を貼るときは、画鋲などで刺したりしてはいけません。
私は粘着力の弱い両面テープで、壁に貼り付けています。
賃貸の方は壁紙が剥がれる恐れがあるので、気を付けて下さい。
両面テープって意外と強力で、壁紙とかベニヤっぽい板の表面の皮みたいなのとか一緒に剥がれることがあるので注意が必要です。
我が家は、毎年、寒川さんで八方除け御祈願するのは決めているので、少々壁紙が剥がれても気にしないことにしています。
どうせ毎年、同じ場所に貼り直せば、壁の剥がれは見えないからね。
前年の八方除札の返却場所と費用
寒川神社社務所正面玄関入り口の手前に、お札の返却場所があります。(無人)
八方除札は、必ず寒川神社まで行って返却しなければならないということはありません。
寒川神社まで行けない場合は、ご近所の神社さんでお焚き上げして貰えばOK。
※三峯神社の「御眷属拝借」のお札は、「拝借」したものなので、1年経ったら返却が必要です。
三峯神社 御眷属拝借を郵送で返却する方法 お札の返納先住所と支払い方法
我が家では毎年、1万円の当座式を購入?しているのですが、当座式は紙袋に入った桐箱で渡されます。
前年のお札を返却する時は、桐箱に全てのお札を戻して桐箱ごと神袋に入れて返却場所に置いています。
お札を包み紙に入れ、桐箱に戻して、もともとの形のままそっくりご返却しています。
お札やお守りの返却には、特に決まった料金は請求されません。
返却場所に設置されている賽銭箱にお気持ちを入れればOKです。
自宅で前年のお札を回収する際、要注意なのは、「八方除のお札は9枚である」ということ。
八方除けだから、8枚と思い込みがちですが、9枚です。
私は「1、2、3、4、5、6、7、8。8枚! よーし、オッケー。」とお札を纏めて神社へ返却し、自宅へ戻って今年の新しいお札を貼ろうとしたら1枚残っていたということがあります。
これはイタイ。
「よ〜し、オッケー。」って全然オッケーじゃないじゃん。
八方位に+して中央のお札というのがあること、忘れがちです。
皆様、剥がす時お見逃し無きよう。
9枚です。
寒川神社 八方除・ご祈祷する前に準備しておくこと まとめ
・寒川神社の無料駐車場が使える時期かどうか、神獄山庭園(かんたけやまていえん)が入園可能な時期、曜日かどうかを公式ホームページで事前チェックしておくと安心。
・ご祈祷で特にお願いしたいことがあれば、具体的に神主さんに説明できるよう、お願い事、困り事の内容を、事前に端的にまとめて準備しておくと良い。
・方位磁針を購入しておくと良い
八方札を貼る時に必要
・「八方除門札」を玄関に吊すために小さなフックを事前購入しておくと良い。
八方除門札は、ご祈祷料1万円以上からで授与される、玄関で魔の侵入を防いでくれるお札のこと。
・メインのお札と当座式御幣束(真ん中に穴が空いた箱でこの中に神様がおられる)を祀るための神棚を準備。
神棚がなければ、頭より高い位置に棚を作っておけば良い。
・粘着力弱めの両面テープを用意しておくと良い
お札は画鋲で刺したりしてはいけない。
かる〜く両面テープで落ちない程度に貼るくらいが、お手軽で丁度いい。
念入りに上からゴシゴシ抑えたりすると、お札を剥がす時に泣きをみますのでご注意を。
私は、寒川神社に念願の八方除けに行ったはいいが、帰宅後、さてお札を貼ろうとした時に、準備が足りずにバタバタしました。
家に、方位磁針とか両面テープとか小さいフックとか常備してある?うちには無かったです。
更に、無事にお札を貼り付けた後の光景も、なかなか強烈です。
合計9枚(9体)のお札を貼っただけで、体感的には「家中にお札が貼られてるな」という雰囲気満載です。
うちは、毎年、三峯神社の御眷属拝借もリピート(この言い方もどうかと思うけど)してて、三峯さんのお札も合わせると、玄関だけで5枚のお札が貼られており、見た目のインパクトが強烈です。
特に、三峯神社のお札は達筆の毛筆文字が大迫力で、「厄払いするぞ感・神頼み感」が凄いです。
お札のある光景も、住んでると自然に慣れるんだけど、たまに自宅に人が来る時は言い訳が必要になります。
お札の強烈なインパクトから「変な宗教に入っているんじゃないか、勧誘されるんじゃないか。」と警戒される可能性があり、その辺り、来客の微妙な表情の変化を読み取る必要がありそうです。
気心の知れたはっきりした性格の友人は、開口一番「何か、すっげえな。何かあったん?」と言われました。
確かに、見た目のインパクトが凄いから、そう言いたくなる気持ちは痛いほどわかるわ・・。
実際は、うちは無宗教に近く、自分の家の宗派も頭に入ってなくて、葬式の時に慌てて親戚に聞くくらい不信心なのですが、神社に行くのは好きなんですよね。
初詣、大祓などは、習慣的に行きますし、寒川神社と三峯神社には、毎年一回、必ず行きますね。
だからって、凄く信じているかというと、それほどでもないんだけど、やっぱり厄払いとかお祓いって効果があると思うんです。
南海トラフもそろそろじゃないかと言われて久しいし、富士山だっていつ噴火してもおかしくないらしいじゃないですか?
努力で何とかなることなら、頑張って努力しますけど、南海トラフとか富士山噴火って、どうしようもこうしようもないんだもの。
なので、私は「とりあえず、寒川さんの八方除けで家に結界を張って、いろいろ守って貰えたら、ほんま、助かります。」くらいの気持ちで毎年、御祈願お願いしております。
凄く信じてるわけじゃないけど、やっぱりご祈祷したら清々しい気持ちになる。
ちゃんとした神社はその空間自体が清められていて、気持ちが良いのが実感でわかる。
寒川神社は行けばわかる、日本で有数の本物の神社さんです。
アーユルヴェーダパンチャカルマ滞在記 スリランカ バーべリンリーフ
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