米のとぎ汁で作る水キムチは、植物性乳酸菌がたっぷりの発酵食品です。
自家製水キムチの醍醐味は、乳酸発酵の旨味たっぷりのその漬け汁。
水キムチの漬け汁には植物性乳酸菌がたっぷり含まれているので、整腸作用があり、美肌効果、免疫力アップも期待できます。
食欲が出ない梅雨時や、夏バテに、漬け汁と一緒に辛くない水キムチをサラダ感覚でたっぷりいただく。
冷蔵庫にある野菜を何でも漬け込んで、カラフルな水キムチに仕上げると見た目も綺麗です。
水キムチは冷蔵庫に常備しておきたい、手軽な発酵食品です。
水キムチの作り方
漬け汁
・米のとぎ汁:500cc
・塩:小さじ1
・きび砂糖:小さじ1
・生姜:10g(薄切りにする)
・ストレートりんごジュース:50cc
・米酢:小さじ1
冷蔵庫にある生野菜なんでも
・ラディッシュ
・新玉ねぎ
・セロリ
・パプリカ
・きゅうり
・大根
・人参
・塩:適量(野菜にまぶして水分を出すため)
①白米をサッと洗い、最初の水を捨てる。
②もう一度水を入れ、よく米をといで濃いとぎ汁を作り、鍋に入れる。
③塩、きび砂糖を加えて火にかけて混ぜ、完全に溶けたら火を止め、粗熱が取れるまで冷ます。
この時、沸騰させる必要はない。溶ければOK。
④野菜を好みの大きさに切り、塩をまぶして手でよく揉み込みながら、出てきた水分を捨てる。
塩の量は野菜の種類や量により調整。
塩辛くなりすぎないように時々味を見て調整する。
ラップをかけて、20分くらいおく。
⑤米のとぎ汁が人肌に冷めたら、薄切りにした生姜、ストレートりんごジュース、米酢を加えて混ぜる。
りんごジュースは濃縮還元ではダメ。
ストレートりんごジュース、もしくは生のりんごを絞った果汁を使うこと。
⑥野菜の水気を軽く絞り、密封できる容器に入れ、生姜も一緒に米のとぎ汁を注ぐ。
野菜が漬け汁にしっかり浸るようにすること。
あまりぎゅうぎゅうに野菜を入れ過ぎず、漬け汁の中で多少の余裕を持たせるようにすると良い。
容器は瓶でもいいし、琺瑯やステンレスの容器でもOK。
蓋がきっちり閉まるものが良い。
⑦常温保存で、夏場は半日、冬場は1日〜2日程おく。
漬け汁の味をみて、発酵したら(少し酸味が出たり、小さい泡が出たりする)、冷蔵庫で保存する。
冷蔵庫で1日寝かせて、出来上がり。
冷蔵庫保存で、出来上がりから1週間は美味しくいただけます。
生の青唐辛子が手に入る季節には、一緒に丸ごと漬け込むと、旨味が増します。
青唐辛子は食べずに捨てること。切らないで、丸ごと入れることがポイント。
水キムチを作る時、冷蔵庫に入れる前の段階で、発酵し過ぎて白い膜のようなものが出ることがあります。
これは産膜酵母なので、気にせず混ぜて、すぐに冷蔵保存すれば大丈夫です。
糠漬けの表面に張る、白い膜も産膜酵母です。
発酵のさせ具合や、漬ける野菜によって、酸味や旨味が変わってくるので、自分好みの水キムチを編み出すと楽しいです。
上手に漬けられた時は、「これはいくらでも飲めるぞ」という旨味たっぷりの後引く美味しさの漬け汁に仕上がります。
水キムチの残り汁が余ったら、冷麺の汁にもなります。
夏はカラフルな夏野菜で、冬場は白菜に糸唐辛子を少し加えて、水キムチにするのもおすすめです。
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