デリー空港は、インドで一番旅行者の事件が起きている空港です。
日本人女性がトラブルに巻き込まれた事件もニュースになりましたよね。
これはインドの旅行会社に勤めている友達から聞いた話です。
ケララのアーユルヴェーダ施設にパンチャカルマの予約をしていた20代の日本人女性が、デリー経由のフライトでケララまで入る予定だったそうです。
その日本人女性は、夜中にデリー空港到着のフライトでインド入りしたそうです。
事前にタクシー手配もしておらず、無謀にも夜のトレインでデリー市内のホテルまで行こうとしたそうです。
インド人でも夜中のトレインには乗りません。
その女性は空港からトレインに乗るにはどうしたらいいか考えながら、空港出口でスーツケースを引っ張りながら歩いていたそうです。
そこへ一人のインド人男性が近づいてきました。
「自分はインドの警察官だ。こんな時間にトレインは危ないからタクシーを紹介してあげる。また格安で泊まれる高級ホテルも手配してあげる。」
そう言って、警察手帳のようなものを見せたそうです。
そんな手口になぜ乗ってしまうのか理解に苦しむところですが、その日本人女性は言われるままタクシーに乗り、ホテルまで着いて行ったそうです。
結局、その女性は一泊10万円もの大金を支払わされたそうです。
ホテルも高級ホテルとはほど遠いものだったとか。
旅行者の友達は「あなた、そんな誘いにどうしてのったのよ。10万円取られたって、命があっただけ良かったくらいよ。レイプされて泣き寝入りする子も居るのよ。この間も日本人女性が監禁されて何回もレイプされて連れまわされてた事件があったじゃない。」とコンコンと説教しました。
しかし、当の本人は「あ~、10万円も騙されちゃった~。」くらいのノリで、反省もなくのほほんとしていたそうです。
何か起きてからじゃないとわからないのかなぁ。
知らない人の車に乗ってはいけません、と小さい頃言われた事を思い出して欲しいです。
騙すインド人より、危機管理ができなすぎる若い女性の方が恐いと思ったお話でした。
→㊲成田空港からシャトルバスに乗る。空港から自宅へ荷物を送る。