アーユルヴェーダ パンチャカルマを受ける国を選ぶ その1.インド

アジアの地図

本格的なアーユルヴェーダトリートメントを受けられる国として、主にインド・スリランカ・マレーシアがあります。

それぞれの国のメリット・デメリットを比較しました。

因みにインドは南インド限定とし、北インドは候補に入れていません。

また現地人御用達で、外国人対応を前提としていない病院タイプの施設も候補から外しています。

なぜ南インドなのか

北インドはアーユルヴェーダ発祥の地ではあるが、トリートメントを受けるなら南インドの特にケララ州が良い。

なぜなら暖かいケララの生態環境がアーユルヴェーダの治療に最適だから。

また緑豊かな自然環境や治安の良さの中、気を張り詰めることなく治療に専念できる。

北インドの気候では生の葉っぱが手に入らないため、乾物を薬として使うしかないが、南インドでは豊富な緑から生薬が手に入り、本物のアーユルヴェーダ治療が受けられる。

実際、私が行った施設ではセラピストが庭でハーブを摘んでおり、明日のトリートメントに使うんだと笑った。

デリーは確かに交通の便はいいが、寒くて埃っぽい北インドでトリートメントを受ける気にはとてもなれなかった。

北インドにも優秀なドクターは居るが、治療を受ける環境としては南インドが最適である。

私の友人でデリーや北インドでアーユルヴェーダを受けた人がいるが、狭くて汚い部屋でオイルまみれにされてもう二度とやりたくないと言っていた。

アーユルヴェーダ治療はリラックスして安心できる環境で受けることも大切なので、外国人にとって許容できる範囲の清潔さや設備、雰囲気の施設を選ぶことも治療効果に影響すると思う。

またパンチャカルマ中は施術と食事以外は安静にすることを求められるのでかなり暇な時間が多い。

病院のような殺風景な施設よりバルコニーから緑が見える綺麗な施設なら、暇な時間ものんびり楽しく過ごすことができる。

南インドにはリゾートタイプでもきちんとした施術メニューを提供する施設が多くある。

インドでパンチャカルマを受けるメリット

・大型高級リゾートタイプ施設から、アーユルヴェーダドクターが個人経営するこじんまりした施設まで選択の幅がある。

・個人の予算や目的に合わせて選ぶことができる。

・本場ならではのクオリティーの高い施術を受けることができる。

・スリランカやマレーシアに比べて費用が安く済む割に、クオリティーの高い施術を受けることができる。コストパフォーマンスの高さ。

インドでパンチャカルマを受けるデメリット

・インドビザの取得が必要。インドビザの規定に合わせた写真の用意が必要

インドビザ申請は手続きが非常に厄介かつ規定が頻繁に変わる。個人で申請しても業者に頼んでもビザ申請費用がそれなりにかかる。

アライバル・ビザを使うという手もあるが、廃止されたり復活したりするので注意が必要。
またアライバル・ビザは取得可能な空港が限られる。

・スリランカ・マレーシアと比べて航空券が高額になる。

・施設を予約する際に前金が必要な場合、送金手続きが面倒。

クレジットカード決済が出来れば良いが、インドの銀行へ直接送金するように言われる場合が多く、高額の手数料がかかる上、手続きも面倒。

・南インドは治安が良いとはいえ、やはりスリランカ・マレーシアと比べると外国人が施設の外で観光や買い物をするにはそれなりの心構えが必要。

・スリランカ・マレーシアと比べると気軽に旅行できる雰囲気ではなく、敷居が高い。

まとめ

本格的なパンチャカルマを受けたい人は南インドのケララ州の施設がコストパフォーマンスも高く、高級リゾート施設からこじんまりした個人施設まで選択肢も幅広いが、インドビザの手続きなどが煩瑣なことがネックではある。

治したい特定の病気がなく、予算に余裕がある場合はスリランカがおすすめ。

→アーユルヴェーダ パンチャカルマを受ける国を選ぶ その2 スリランカ・マレーシア