私は甘いお菓子はあまり好きではないのですが、昔から六花亭のマルセイバターサンドだけは大好きで、お土産に戴くと嬉しくて、大事に食べたものです。
マルセイバターサンドのパッケージも大好き。
レトロなパッケージがお洒落で、古さを感じさせない。
でも最近は、マルセイバターサンドでさえ、甘過ぎると感じるようになりました。
そこで試行錯誤を重ね、甘さを控えた大人のレーズンバターサンドのレシピを編み出しました。
レーズンの分量をこれでもかと増やし、ラム酒を効かせた大人な味に仕上がりました。
冷凍保存できるので、まとめて作って少しずつ戴けます。
マルセイバターサンド風 レーズンバターサンドの作り方
材料(3㎝x7㎝のバターサンド24個分)
ビスケット(3㎝x7㎝を48枚分)
・無塩バター:120g
・グラニュー糖:80g
・アーモンドプードル:70g
・塩:ふたつまみ
・卵黄:2個分
・薄力粉:200g
・ベーキングパウダー:小さじ1
レーズンバタークリーム(3㎝x7㎝のバターサンド24個分)
・無塩バター:80g
・ホワイトチョコレート(カカオ分35%のもの):120g
・動物性生クリーム(乳脂肪分35%以上50%以下のもの):200ml
・ラム酒:大さじ1
・レーズン(オイルコートなしのもの):190g
・ラム酒:大さじ4(レーズンを戻すため用)
下準備
①レーズンにラム酒大さじ3をふりかけ、くっついているレーズンを離してバラバラにしながら、ラム酒をしっかり馴染ませる。
→このまま一晩置くと一番良いが、時間がなければ1時間ほど置くだけでもOK。
私はラムレーズンをケーキやアイスクリーム作りに頻繁に使用するので、ラム酒で戻したレーズンを瓶に入れて常に冷蔵保管しています。
瓶にレーズンを入れて、ラム酒を注ぐだけでは、全体にラム酒が馴染まないので、面倒でも一旦、ボールに入れたレーズンに手でラム酒を馴染ませる作業が必要。
ラムレーズンをたっぷり使うその他のレシピは以下のページへ
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②バターをビスケット用とバタークリーム用の分量に分け、室温に戻す。
バターサンド用 ビスケットを作る
①室温に戻したビスケット用バターにグラニュー糖と塩を加え、電動泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜる。
バターが固くて混ぜにくい場合は、ボールの下にお湯をはったボールを置き、軽く蒸気をあてると混ぜやすくなる。ただし、バターが溶けない程度に注意して。
②白っぽくなるまで擦り混ぜたら、アーモンドプードルと卵黄を加えて更に混ぜる。
③薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけながら加え、ヘラでざっくりと混ぜ合わせる。
手で粉っぽさがなくなるまで一まとめにこね、ラップをかけて冷蔵庫で30分寝かせる。
④生地を二つに分け、打ち粉をして21㎝x24㎝(厚さ3mm)の正方形に伸ばす。
一つの生地が24枚のビスケットになるよう、正方形にカットする。
21㎝→7㎝x3になるよう、3つにカット
24㎝→8枚並ぶようにカット
これが二つできるので、合計:48枚分のビスケットになる。
(バターサンド:24枚分)
⑤天板にクッキングシートを敷き、1㎝以上の間隔をあけて④を並べ、160℃のオーブンで薄く焼き色がつく程度に10分焼く。
焦げやすいので、途中、様子を見て焼き過ぎないよう注意。
生地が薄いので、すぐに焼ける。
焼きすぎると苦くなるので、薄く焼き色がつく程度に焼くこと。
オーブンの中で、火力の強い場所と弱い場所があるので、途中で様子を見て焼きムラがないよう位置を変えるなど調整した方が良い。
⑥まな板の上に並べて、冷ます。
焼きたては柔らかく、崩れやすいので気をつけて。
冷めると固くなるので、この時点で柔らかくても大丈夫。
レーズンバタークリームを作る(24個分)
①ホワイトチョコレートを湯煎で溶かす。(人肌まで)
チョコレートの温度が高過ぎるとバターが溶け、温度が低すぎるとチョコレートが固まって混ざらない。
人肌程度に温度管理に注意。
チョコレートは、カカオ35%以上の、製菓用のもので。
ダーツのようなお菓子のチョコレートは、砂糖が多く、カカオ含有量が低いのでダメですね。
②室温に戻したバターを、電動泡立て器で柔らかくなるまで混ぜる。
③動物性生クリーム(乳脂肪分35%以上50%以下)を別のボールに入れ、電動泡立て器で泡立てる。
この時、泡立て過ぎないこと。
もったりする程度に緩めに泡立てる。(爪楊枝がギリギリ立つくらい)
④③の生クリームにラム酒大さじ1と、人肌に湯煎したホワイトチョコレートを加え、更に混ぜる。
まんべんなく混ざったらOK。
⑤②のバタークリームの中に、④の生クリームチョコレートを加え、ヘラで満遍なく混ぜ合わせる。
⑥ラム酒で戻したレーズンを④に加え、ヘラでザックリと混ぜ合わせる。
室温に置くこと。
冷蔵庫に入れると、チョコレートが固まり塗りにくくなるので注意。
⑦冷ましておいたビスケットに、レーズンバタークリームをたっぷり挟む。
時間をおくと、クリームが固まって塗りにくくなるので、手早く塗ること。
ビスケットが割れやすいので、圧力をかけないように塗ること。
少々ビスケットが割れても、レーズンバタークリームで接着すればOK。
冷蔵庫で一晩置いてから食べると美味しい。
冷えるとチョコレートが固まって、歯ごたえも良くなる。
一個ずつラップに包み、ジップロックに入れて冷凍保存してもOK。
冷凍保存で1ヶ月、大丈夫でした。
解凍しなくても、そのまま食べられます。
マルセイバターサンド風に、ビスケットを整々するのが面倒なら、3mmに生地を伸ばしてクッキー型で型抜きすれば簡単です。
その場合、生地の厚みを3mmにするのがポイントです。
生クリームは、必ず動物性生クリームを選ぶこと。
植物性生クリームは、体に良さそうなイメージですが、これは非常に良くないものがたくさん入ってます。
例えて言うなら、植物性生クリームはマーガリン、動物性生クリームはバターのようなものですね。
裏面の原材料をチェックすれば一目瞭然です。
Fresh Cream という名前で、スーパーでも販売されています。
レーズンバターサンドは、ビスケット生地とレーズンバタークリームを作らなければならないので、結構手間がかかります。
このレシピだと、かなりたっぷりレーズンバタークリームを挟んでも余ります。
ビスケットをわざわざ焼くのが面倒な時は、市販の甘くないクラッカーのようなものを買って、レーズンバタークリームのみ手作りして挟むと簡単に作れます。
冷凍保存できるので、一度にたくさん作って少しずつ食べられるので気に入っています。
お持たせにしてもとても喜ばれます。
少しずつ戴く、大人のお菓子ですね。
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