東京に来て気付いたこと。
昔ながらの天日干しで作った干し柿が見つからない。
本当に全然スーパーで売ってない。
東京のスーパーで売られているのは薄いオレンジ色で、形が綺麗に揃った干し柿ばかり。
食べてみたけど気が抜けたような味で全然美味しくなかった。
裏の表示を見たら酸化防止剤(二酸化硫黄)と書かれていて気持ち悪かった。
亜硫酸塩とか二酸化硫黄で漂白されたドライフルーツってたくさんあるけど、干し柿よ、お前もか。
カビを生やさず干し柿を作るのは難しいので、燻蒸、漂白処理に走ってしまうようです。
本物の天日干しだけで作った干し柿はこんな色よ。
東京っ子の皆さん、一回本物の干し柿食べてみて下さい。
茶色くて、白く粉が吹いてて見た目は汚いと思うかもしれないけど、味は断然美味しいですから。
これが本物の天日干しだけで作る無漂白・無燻蒸の干し柿。
実家の方では青空市で手作り干し柿が売られているので、送ってもらいました。
形も不揃いで色も一個一個違います。
食べ物ってこれでいいんじゃないかな。
日本のスーパーで売られている干し柿は工業品みたい。
おそらく干し柿に限らず、規格ってものがあるんでしょうね。
消費者としては規格なんかどうでもいいから、本物の種から育った、無農薬の食べ物を販売して欲しい。
その結果、形が不揃いでも虫食いでも、値段が高くなっても構わないから。
干し柿の出回る時期は11月〜3月くらいです。
年末にはお正月価格になりますが、この干し柿でお節料理にもなる一品が作れます。
私のお節料理の定番の一品です。
簡単だけど、見かけが綺麗だし、本物の干し柿を使えば砂糖なしで十分甘い!
くるみ干し柿の作り方
材料
・干し柿一個につき、くるみ2〜3個
①くるみをぬるま湯に10分ほど浸し、皮をふやかす。
②くるみの皮を爪楊枝で剥がす。
この一手間で味が変わるので、面倒でも皮はむいた方が良い。
皮をむかないままだと味にエグミが出る。
③干し柿の付け根を切り落とし、切り口からくるみを縦に入れ込み、半分に切る。
くるみを二個入れると切り口が星型になって可愛い。
私はくるみ好きなので、見かけより味重視でたくさん詰めました。
これで出来上がり。
くるみを剥くのがちょっと面倒ですが、あとは詰めて切るだけなので簡単です。
ゆず干し柿の作り方
材料
・ゆずの皮・干し柿
①干し柿の付け根を切り落とす。
②千切りにしたゆずの皮を干し柿に詰めて、半分に切る。
こちらのレシピはゆずの皮を詰めるだけなので非常にお手軽。
お手軽だけどゆずの風味が干し柿の甘さと合わさって絶妙の味です。
ゆずの皮の千切りは冷凍しておいたものをそのまま詰めてもOK。
干し柿やデーツの栄養満点ボールの作り方
材料
・干し柿:中1個
・乾燥デーツ4個
・白ごま:大さじ1杯
・煎り玄米粉:大さじ1杯
・きな粉:大さじ1/2杯
①干し柿とデーツを細かく刻む。
②ボールに全ての材料を加え、スプーンで抑えつけるようにしながら混ぜる。
③手で小さいボール状に丸めて、出来上がり。
材料の量は適当でもOK。丸く固まればよしくらいのいい加減さで。
火を通さないので、玄米粉は必ず煎り玄米粉を使うこと。生の玄米粉はダメ。
干し柿とデーツの自然な甘みだけなのに、十分甘い。
デーツは鉄分も豊富なので、生理中や生理後のおやつとしても最適です。
干し柿をそのまま食べても美味しいけど、ちょっと目先を変えるだけでよそ行きの一品にもなります。
砂糖を使わないで干し柿の甘みを活かすレシピなので、干し柿の質によっては不味くなります。
昔ながらの無漂白の干し柿がスーパーにも流通してくれたらいいのになぁ。
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