アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。14日目

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

アーユルヴェーダ・パンチャカルマ14日目

ヨガ・クラス4日目。

オイル浣腸3日目。(今日はBig Vasti)

14日目 ヨガ・クラス④

am7:00〜am8:00 ヨガ・クラス4回目

アーユルヴェーダ_パンチャカルマ

今日は、サンサルテーションのやり方を丁寧に教えて貰う。

この先生のサンサルテーションは、私が日本で習ったサンサルテーションとはちょっと違う。

「先生は、何ヨガを学ばれたんですか?」と聞くと、

「many many。ハタヨガ、アシュタンガ、クンダリーニ、いろんなアシュラムに行って、勉強したよ。」とのこと。

「サンサルテーションは、きっちりできるようになっておくととてもいいよ。

僕のヨガのグルは、96歳だけど、バリバリ現役。」

若い頃からずっと、毎朝、呼吸法とサンサルテーションを欠かさず続けて、病気知らずだそうです。

確かに、私も、ヨガの一番良いところは、呼吸法にあると睨んでいる。

朝一で、呼吸法とサンサルテーションを20〜30分やるだけで、非常に効果的。

仕事帰りにスポーツクラブに通うより、朝一で20〜30分の呼吸法とサンサルテーションを毎日続ける方が、効果は実感できる。

14日目 朝食・Kashaya Vasti

am8:00〜 お粥のみ

今日はBig Vastiの日なので、レストランで少量のお粥を食べる。

朝食は、オイル浣腸の後で出るらしい。

am9:00〜 午前のトリートメント(Kahaya Vasti)

Big Vastiは、Kahaya Vastiという。

大物のオイル浣腸のことである。

Kahaya Vastiの流れ

①1人のセラピストに夜、全身オイルマッサージ

ドーシャを安定させ、リラックスさせる目的で行う。

マッサージ後、シャワーで身体を洗う。

②シャワー後、トリートメント室に、ドクター1人とセラピスト2人が来る

トリートメント・ルーム内に、トレイにのった食事と水の入ったグラス、温めた牛乳が運ばれてくる。

③ガウンを着たまま、グラス1杯の温かい牛乳を飲む

全て飲みきらないとダメ。

④施術台に仰向けになり、お腹に薄くオイルを塗る

ホット・タオルでお腹と腰周りを叩くようにマッサージされる。

⑤横向きになり、オイル浣腸される

今日は、明らかにオイルの量が多い。不快感がある。

オイル浣腸の後、すぐにセラピストが両脚を持ち、曲げ伸ばしさせる。

両手の平を、摩擦するようにマッサージ。

両脚の裏も、擦るようにマッサージされる。

⑥そのまま、トリートメント台の上に横になり、できるだけオイルをキープするように言われる

が、私は10秒で、ギブ・アップ。速攻で、トイレへ駆け込んだ。

トリートメント・ルームに併設されている、シャワー室の中にトイレがある理由が、今日、わかりました。

この為だったのか。

そのまま10分くらい、トイレに籠ることとなった。

⑦トイレから出ると、セラピストが待ち構えており、シャワーで下半身を洗い流された

介護されている気分である。

私としては、うっすら屈辱的だけど、セラピストもドクターも慣れたもの。

なんとも思ってない様子です。




am10:10〜 朝食

そのままトリートメント・ルーム内で、ドクターに見守られながら朝食を摂る。

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このようなトレイで、トリートメント・ルームに運ばれて来る食事。

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アルミ・ホイルで、冷めないようにグルグルになってる食事。

白ご飯。ターメリック・ミルクに生カレーリーフが入った、酸味のあるスープ。人参などの細切り野菜炒め。

温めた牛乳も飲まされた。

朝、お粥を食べていたので全然、お腹が空いてなくて食べたくない。

ドクターに「スープだけでも全部飲むように。」と言われる。

ターメリックミルクのスープは、胃に良いらしい。

Vastiの後、胃を空っぽの状態のままにするのは良くないので、消化に良い、胃にやさしい食べ物を少しでも食べておかなければならないとのこと。

Vastiの後、トイレに籠った後は、非常にスッキリ感がある。

「今日はまだまだ2〜3回は、排便があるかもしれないが、それが普通。」とのこと。

部屋に戻って、安静にするように言われる。

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部屋に戻ってからも、何度かトイレへ行く。

Mitraのトイレは、広くて清潔。

ホット・シャワーもあるので快適である。

それにしても、オイル浣腸、いつまで続くのか。

最初は楽勝だと思ったけど、大物のBig Vastiは嫌である。憂鬱である。

しかし、このVastiで、体内の毒素が排出されていると思うと、この道を通らないわけにはいかない。

このためにインドまで来たのだからと、自分に言い聞かせる。

14日目 ランチ

pm13:00〜 ランチ

朝食が遅かったので、全然お腹が空いてない。

何も食べたくなかったけど、Vasti後に胃が空っぽなのは良くないとのドクターの言葉を思い出し、少しだけでも食べようとレストランへ行く。

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ターメリック・ミルクスープの生カレー・リーフ入り。冬瓜のようなものも入っている。

このスープだけ飲んで、後は、少しずつ食べて残した。

Vasti後は、身体も気分もスッキリしているが、誰かとお喋りする気分じゃなくて、食事時間をずらしてレストランへ行った。



14日目 午後のトリートメント

pm14:00〜 eye wash+膝のオイル・バンテージ

eye washは、ハーブ液で眼球を洗う、目のトリートメント。

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まずは、クリームを使ったフェイス・マッサージから。

次に、ハーブ液で、眼球の表面を流すように洗う。

ハーブ液が、目に沁みて辛い。

左右、2回ずつ、繰り返し洗う。

その後、ローズ・ウォーターを染み込ませたコットンを瞼の上に置く。

アーユルヴェーダ パンチャカルマ

eye washが終わったら、目の上に湿らせたコットンを置いたまま、膝のオイル・バンテージ。

膝の上に脱脂綿をのせ、温かいオイルを含ませる。

脱脂綿の上から、布製のバンテージを巻いてしばらくおく。

オイル湿布のことを、オイル・ピチュというそうだ。

オイル・ピチュは、帰国後、自分でも行えるので、薬用オイルを買って帰ると良いと勧められた。

膝の痛いお年寄りにも、自分でできるおすすめのケアです。



14日目 ディナー

pm19:00〜 ディナー

人とお喋りする気分じゃなかったので、わざと遅めにレストランへ行く。

が、遅く行き過ぎてしまい失敗。

レストランのcloseはpm19:30なので、慌てて食べることに。

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ターメリックミルクスープ、スチームドバナナ、麺状の主食。

Big  Vastiの日は、消化に良いメニューが少しだけ。

それでもお腹が空かず、バナナを残す。

食後、部屋に戻り、早めに就寝。

明日もVastiですが、Small Vastiだそうです。

まだ続く、Vasti。

おやすみなさい。

アーユルヴェーダ染めカディコットンの服と肌着

→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。15日目