アーユルヴェーダ・パンチャカルマ2日目。
今日はDr.の初回コンサルテーションの日です。
このコンサルテーション後、本格的な治療メニューが組まれます。
1日の流れはこんな感じ。
am7:00:ホット・スパイス・ティー
ポット入りのホット・スパイス・ティーが、部屋まで運ばれてくる。
いちいちドアをノックすることはない。
各部屋の外にある机に、このようにポットとティーカップを置いて去って行く。
このポットが保温効果があり、朝から熱々のティーを戴けます。
2日目 朝食
Breakfast Time:am7:30〜am9:30まで
この時間内に、レストランで朝食を摂る。
ヨガクラスをとる日は、am7:00~am8:00がヨガタイムのため、クラスの後、朝食を摂ることになる。
朝食のセッティング。
ピンク色の飲み物が一人1ポット用意されている。
このポットは自由に部屋へ持ち帰れる。
2日目の朝食。フレッシュ・フルーツ・ジュース付き。
フルーツの盛り合わせと、具たくさんカレースープ。
2日目 午前のトリートメント
am9:00〜am10:10 午前のトリートメント:ヘッドマッサージ・フェイスマッサージ・シンクロアビヤンガ
2日目のトリートメントからは、2人のセラピストが付く。
オイルをたっぷり使った、ダイナミックな全身マッサージだ。
フェイスマッサージには、サフランクリームを使う。
このフェイスマッサージが、私には刺激が強すぎた。
日本のエステのフェイシャルのように、繊細なマッサージではなく、摩擦が強い。
それでもマッサージ自体はうまい。
初回 アーユルヴェーダ・ドクターによるコンサルテーション
am11:00〜am12:00 初回コンサルテーション
コンサルテーション・ルームへ行き、Mitraのメイン・ドクターである、Dr.Maheshのコンサルテーションを受ける。
Dr.Maheshは4代続く、アーユルヴェーダDr.の家系の生まれで、BAMSの資格持ち。
スイスのクリニックで勤務した経験もあり、英語が流暢です。
この初回コンサルテーションを基に、治療メニューと薬が決められます。
初回コンサルテーションでは脈診、舌を見せる、目玉を動かす、体重を測る、などする。
私は膝が痛いと言ったら、ベットに横になり、膝を曲げ伸ばしされたりした。
膝に水が溜まっているらしい。
膝に水って….。
まだそれほど年でもないのに、なんか婆さんになった気分だ。
コンサルテーションでは、以下のような質問を受けた。
①体力はある方ですか?
②精神的、感情的に安定していますか?
③気分にムラがありますか?
④定期的に運動していますか?
⑤1日にどのくらいの水分を摂っていますか?
⑥旅行中は便秘になりやすいですか?またいつもと違う食事を摂ったり、水分量を減らすと便秘になりますか?
⑦食生活について。ベジタリアンですか?どんな食べ物を主に食べていますか?
⑧毎日、規則正しく食事をしていますか?
⑨乳製品を食べますか?
⑩毎日、決まった時間に就寝していますか?
11.ストレスやその他の要因で、眠れないことがありますか?
12.夢を見ますか?どんな夢をよく見ますか?
13.タバコを吸いますか?お酒、コーヒー、紅茶、清涼飲料水などをよく飲みますか?
14.家族の病歴について、できるだけ詳しく説明して下さい。
15.持病がありますか?
16.アレルギーはありますか?
英語に不安のある方は、事前にこれらの質問の回答を、英文で用意しておかれると役に立つと思います。
ただ、この他にも患者の症状によって質問は変わります。
例えば、不眠症やパニック障害の患者さんは、幼い頃に何か両親と問題があったか?などデリケートな事についても聞かれたりします。
あくまで治療のための質問ですので、そのつもりで何でもドクターに話すことが治療の効果を上げる助けとなります。
また、特に治療したい事については、積極的に自分の方から「これを治したいんだ。今回のパンチャカルマの目的はこれなんです。」と強調した方がいいです。
コンサルテーションの時間以外にも、治療について何か質問があれば、いつでもドクターやアシスタント・ドクターに質問したり、自分の体調について相談すると安心ですね。
ちなみにドクターの質問には意味があって、「どんな夢を見ますか?」という質問では、私は逃げる夢とか、追いかけられる夢をよく見るのですが、それはヴァータが上がっている状態だそうです。
変な質問だなぁと思っても、それには意味がありますので、できるだけ詳しく答えるのが良いです。
→アーユルヴェーダ・ドクター インタビュー Dr.Mahesh(BAMS)
2日目 ランチ
pm12:30 ランチ
ドクターのコンサルの後、レストランでランチ。
早速、薬が用意されていた。
今日から私も薬デビューか。
昨日までは他の患者が不味そうな薬を飲んでいるのを横目で見ていたが、今日から私も仲間入り。
食堂のテーブルの上に、それぞれの患者の名前が書かれた飲み薬が用意されている。
これを食前に飲む。
食後にも飲む薬がある患者には、食事が終わったら薬がテーブルに運ばれてくる。
薬を飲むタイミンは、患者によって細く分けられており、また厳密に管理されている。
ひよこ豆のカレーがボリュームたっぷりだったので、お腹いっぱいになりました。
pm15:00 スパイス・ティー&ビスケット
毎日3時のおやつが部屋まで運ばれてくる。
バルコニーで、庭を見ながらのんびりお茶するのが好き。
一人なので、誰にも気を遣わない時間。リラックス。
私は夏でも熱いお茶が好きなので、熱々のスパイス・ティーは嬉しい。
ビスケットは消化に良さそうな、甘くないやつ。
私は食べずに残してた。
2日目 午後のトリートメント
pm16:00〜pm16:45 午後のトリートメント:ナスヤ
ナスヤという治療は、鼻の穴に薬用オイルを垂らす施術だが、患者によって色々な種類のナスヤを施すらしい。
①私の場合は、まずイソジンのような液体でうがいをさせられた。
②その後、葉巻のようなものの煙を鼻の穴に近づけられて、何度もその煙を吸い込まさせられる。
煙いし、臭いし、苦痛である。
が、セラピストは許してくれない。
何度も何度も煙を吸えと言う。
もう勘弁してくれ、と泣きが入ったところで許された。
③その後、念入りにフェイスマッサージ。
④蒸気の立つやかんの目の前に座らされて、布を被せられ、ハーブスチームを浴びる。
スチームを浴びるだけでなく、鼻から息を吸ってスチームを吸い込めと言われた。
これも何度も何度も吸い込まさせられる。
この為に、クリームでフェイシャルマッサージを先にやるのだなとわかった。
ハーブの蒸気は結構熱いので、顔にクリームを塗ってからやった方が良さそうです。
⑤その後、トリートメント台の上に寝かされ、鼻の穴に薬用オイルを垂らし入れる。
オイルをわざわざ吸い込んだり、口から出したりする必要はない。
⑥最後に、ホットタオルで、顔や胸まわり、喉などをはたくようにマッサージして終わり。
おそらくこのホットタオルマッサージをする事で、オイルがよくまわるんだと思われる。
一口に、ナスヤ・トリートメントと言っても、これだけ丁寧な工程を経てからのナスヤ・トリートメントである。
日本じゃ、こんなの受けられないよ。
インドまで来た甲斐がありました。
pm17:30 アシスタント・ドクターの巡回
明日のトリートメント・メニューと時間の紙を受け取る。
今日から私が自分で飲む、薬を渡される。
毎食前/2個ずつ飲む薬と、朝起きてすぐ/2個、寝る前/2個飲む薬。
ドーシャを安定させる薬と、膝の痛みに効く薬だそうです。
これ以外に、食堂で毎食前に飲む煎じ薬もある。
私はまだ薬が少ない方で、患者によっては食前、食後に煎じ薬を飲まされている人もいた。
今まで日本で薬なんか飲んだ事なかったので、慣れない。飲み忘れそうになる。
お年寄りの気持ちがわかりました。
うちのお爺ちゃんが、薬を飲み忘れたとよく言ってたけど、こりゃ〜、ややこしいわ。
2日目 ディナー
pm18:00 ディナー
ディナーの前の飲み薬。そしてタブレット。
ここにいる限り、薬の飲み忘れは許されない。
飲み薬は、昼の飲み薬と種類が違う。
昼のは甘いけど、夜のは苦い。
そしてまた、ディナーの写真を撮り忘れました。
ドイツ人のお爺さんと、ドイツ人のイケメンの兄ちゃん、フランス人のお姉さんと一緒にディナーを戴きました。
初対面で気疲れしまして、写真を撮り忘れ。
部屋に戻って、おやすみなさい。
→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。3日目
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