私の化粧水は、ハリオのハーブウォーターメーカーで作る芳香蒸留水です。
ハーブウォーターメーカーの使い方は、下記ページに詳しく書きました。
→HARIO(ハリオ)のハーブウォーターメーカーで芳香蒸留水
芳香蒸留水作りに使っているハーブは、Lien(リアン)さんの手摘みハーブを愛用しています。
リアンさんのハーブは、大量生産できない手摘みの天日干し。
ハーブの色がとても綺麗で、自然の形そのままのようなクオリティーの高い貴重なハーブです。
今回は、ラベンダー、カレンデュラ、蜜蝋を購入しました。
カレンデュラはご覧の通り、一つ一つの花の形がしっかりしていて、色鮮やか!
今回は、カレンデュラのインフューズドオイルを作りました。
リアンの商品の中で、特に貴重なのはオーガニック・マヌカ蜜蝋です。
蜂蜜のいい匂いがして、他でこのようなクオリティーの蜜蝋は見たことがありません。
この蜜蝋だと、手作りクリームやリップクリームが、最高のテクスチャーと香りの仕上がりになります。
蜜蝋は大人気なのですぐに売り切れてしまいます。
今回、手に入ってラッキーでした。
向かって左の黄色っぽい方が、リアンの蜜蝋。
右側の蜜蝋も、蜂蜜農家から購入した本物ではあるのですが、質が全く違います。
天然蜜蝋には様々なクオリティーがあり、肌につける化粧品を手作りするなら、蜜蝋の質は吟味した方が良いです。
天然蜜蝋でも、化粧品につける品質ではなく、木製の家具などに刷り込むなどのレベルの品質のものがほとんど。
実際に比べてみると、まず匂いと柔らかさが違います。
このリアンの蜜蝋、精油、ブオーノ・イタリアのオリーブオイルで作る手作りクリームは最高ですよ。
ラベンダーの手作りクリームの作り方
材料
・オリーブオイル(新鮮で品質の良いもの):6g
・蜜蝋:1.5g
・ラベンダー精油:2滴
・ラベンダー蒸留水:2.5g
用意するもの
・保存容器:10g
・耐熱容器:大、小、一個ずつ
・小さい泡立て器
①大きい耐熱容器に蜜蝋とオリーブオイルを入れる。
小さい方の耐熱容器にラベンダーの芳香蒸留水を入れる。
※大きい方は、後で泡立て器で混ぜるので、混ぜやすいサイズの大き過ぎない容器が良い。
②二つの容器を湯煎にかけ、60℃〜70℃まで温める。
温まると蜜蝋が自然に溶けてきます。
③両方が同じくらいの温度になったら、芳香蒸留水をオイルと蜜蝋の中に入れ、泡立て器で30℃くらいになるまでしっかり混ぜる。
この時、容器が大き過ぎても小さ過ぎても混ぜにくいので、容器のサイズ選びはポイントです。
温度が下がるにつれて、蜜蝋が冷えてクリーム状になってきます。
④25〜30℃まで温度が下がったら、ラベンダー精油を加え、さらに混ぜる。
温度が下がり過ぎると、精油が混ざりにくくなるので注意。
⑤保存容器に入れ、出来上がり。
もったいないので、容器や泡立て器についたクリームも、お肌に刷り込んでしまう。
冷蔵保存で2ヶ月持ちます。
手作り化粧クリームを作るポイントは、何と言っても良い材料を使うこと。
この手作りクリームは、リアンの蜜蝋なしではこの仕上がりはないです。
ラベンダーの香りもさることながら、つけた時に蜜蝋の甘い香りが心地よく、保湿効果も抜群です。
手作りなら、新鮮なクリームが使い放題。
何度も作ることを考えたら、材料費もお得ですよね。
オリーブオイルは、ローズのインフューズドオイルにすると、ラベンダーに加えてローズの香りも同時に楽しめるクリームになります。
本当は、リアンのモロッコ産ローズでインフューズドオイルを作りたかったのですが、今年は販売されていないようで残念。
ローズの芳香蒸留水は、ラベンダーと並ぶ私の大好きな化粧水です。
石田佳奈子さんのホンモノの精油のお話しを聞いて思った事
リアンの石田さんによる「ホンモノの精油のお話し」のワークショップに参加したことがあります。
一口に精油と言っても、世の中に出回っている精油の作り方、品質は様々です。
10mlの精油をとるためには、膨大な量のハーブを必要とします。
ゆえに本来、精油というものは、安価には作れないものなのです。
巷に出回る、一瓶1,000円、2,000円の精油は何なのか?
安価な精油にもまた、様々な作られ方、ラベル表示のされ方があります。
安価な精油はには、アルコールや水で薄めたものがあります。
精油100%表示であっても、安心はできません。
その蒸留過程で、ゆっくり蒸留することで、ハーブ成分の入った高品質の精油ができますが、高温で素早く蒸留すると、たくさんの精油が取れますが、ハーブ成分はしっかり抽出されないのです。
精油をとるハーブの品質も様々です。
手間がかかる手摘みハーブと、大量生産の機械摘みハーブとでは、ハーブそのものの質に違いが出ます。
そして産地の表示。
調合精油と言って、中国のハーブにフランスのハーブを混ぜて、フランス産のラベルをつける。
お金で買った品質承認のラベルをつける。
もはや、消費者には、本物の高品質の精油を選ぶのは難しいと思いました。
オーガニック・コットンの市場と同じ現象が、ここでも見受けられる。
モロッコ産ローズに至っては、ローズを摘み取る労働者が低賃金で働かされているそうです。
石田さんはモロッコで、直接その現場を目の当たりにされました。
たとえ高品質な製品だとしても、1日中働いて300円しか貰えないような労働の犠牲からなる製品なら、私は気持ち良く購入できないです。
私の感想は、要するに「安価過ぎるものには、それなりの理由が必ずある」ということ。
そして「本物は人の手間がかかるもので、いわんやそれなりの価格になり、大量生産できない」ということです。
私は機織り技術を守る活動をしているインドの布工房を応援する活動をしていますが、オーガニックコットンの市場でも同じような傾向が見られます。
オーガニック認証をお金で買う。
高額なオーガニック認証を貰うため、二束三文の値段で綿花農家が搾取される。
そんなオーガニックコットンが少量でも入っていれば、オーガニックコットン製品として販売できる。
消費者はもう店頭の商品が本物かどうかは、判断できないと思います。
結局できることは、批判ではなく、良いものを良い人たちと、必要な方に届けることを続けることだけかなと思っています。
批判するのは、自分も嫌な気分になりますからね。
リアンさんや、ブオーノ・イタリアさんのオリーブオイルなど、信念を持って幸せに働いている生産者から作られた良品を、ここにご紹介することで応援になればと思っています。
リアンのハーブ・ティー。
新鮮で、色がきれいで大好きだわ❤
→化粧水の作り方レシピ ゆずの種化粧水・はちみつ化粧水・フローラルウォーター
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