目次
ごま油 キュアリングとは
マッサージ、うがいに使うごま油は、キュアリング処理してから使います。
キュアリングとは、加熱処理することです。
ごま油をキュアリングすることでオイルの酸化を防ぎ、抗酸化成分セサモールやセサミンを生成させます。
ごま油をキュアリングせずにマッサージに使うと、オイルがベタベタして浸透しにくいです。
ごま油のキュアリング方法は簡単です。
ごま油 キュアリング やり方
材料
・太白ごま油
※必ず焙煎されていない、色の付いてない、白いごま油を使います。
道具
・鍋(ステンレスや琺瑯の鍋)
・ごま油を入れる瓶
・温度計
・じょうご
①鍋にごま油を入れ、弱火で加熱する。
②途中、満遍なく温度が上がるように、温度計で混ぜる。
※私はステンレス製の温度計を使うので、マドラー代わりに温度計で混ぜちゃいます。
③温度が90℃になったら、すぐ火を止める。
90℃まで上がったら、あとは余熱で100℃まで自然に上がる。
火にかけっぱなしにしておくと、どんどん温度が上がるので注意。
④100℃〜110℃の間まで上がったら、粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
⑤保存瓶に移して、出来上がり。
冷暗所にストックします。
ごま油のキュアリング温度には諸説あり、100℃を超えてはならないとか、160℃くらいまで加熱した方が良いとか言われています。
私が試した使用感では、日本の太白ごま油は100℃〜110℃の間が一番良いように思います。
鍋を洗うのを横着しようとして、ごま油を瓶ごと湯煎したこともありますが、これだと瓶の中のごま油が全体的に温度が上がっているかどうか定かではありません。
キュアリングしたごま油 いろいろな使い方
キュアリングしたごま油は、いろいろな用途で使用できます。
もちろん料理にも使えます。
①マッサージオイルとして使う
ボディマッサージオイルとしても、ヘッドマッサージオイルとしても使える。
スーパーで売られている太白ごま油で作れる、経済的で手軽なマッサージオイルです。
③ターメリック歯磨きに使う
キュアリングしたごま油は、ターメリックと混ぜて歯磨きに使えます。
ターメリック歯磨きは、歯を白くします。
コーヒーなどを頻繁に飲む方におすすめです。
→ターメリックの使い方5種 ターメリック歯磨きでホワイトニング。喉の痛み止め、二日酔い対策に
③ごま油うがいに使う
アーユルヴェーダでは、オーラルケアとしてごま油うがいをします。
ごま油うがいのメリットは多岐にわたり、白髪予防、歯肉のトラブル予防、口臭予防、唇の乾燥予防、美声を作る、目の周りのたるみを防ぐなど。
ごま油うがい やり方
用意するもの
・キュアリングしたごま油:20cc
・紙コップ
・ティッシュ
①キュアリング済みのごま油を湯煎して、人肌まで温める。
私は洗い物を最小限にするため、100cc入りの遮光瓶に移したごま油を瓶ごと湯煎しています。
この100cc瓶は、うがい専用のキュアリング済みごま油を入れています。
減ったら継ぎ足すだけ。
小さい瓶なので、すぐに湯煎されます。
②湯煎したごま油を紙コップに20cc移す。
③ごま油を口に含み、口の中で転がしながら、5分間キープします。
この時、目や鼻から分泌物が出てきたり、唾液があふれて吐き出したくなるかもしれません。
そこまでならなくても、少し気持ち悪い感じがあるかもしれません。
④5分経ったら紙コップの中に吐き出し、2〜3回、ぬるま湯でうがいをする。
油は水道に流さず、紙コップに吐き出しましょう〜。
口の周りをティッシュで拭いて、ティッシュを紙コップの中に入れて油を吸わせ、生ゴミへ。
ごま油うがい 注意点
・ごま油うがいは歯を磨いた後にすること
タングスクレーパーで舌掃除をし、歯を磨いた後が良い。
最適なのは、朝起きてすぐにうがい→タンスクレーパーで舌掃除→歯磨き→ごま油うがいの順で。
・満腹時だと、気分が悪くなる可能性があるので、空腹時にやること
・人肌に温めた、キュアリング済みごま油を使うこと
・ごま油うがいは毎日続けても良い。週2〜3回の頻度でも十分効果がある
私自身は、白髪予防や目の周りのたるみなどで効果は実感していません。
正直、まだそれほど悩みもないので、よくわからないというのもあるかもしれませんが..。
明らかな効果を実感するのは、口臭予防です。
ごま油うがい、女性より口臭が気になる男性におすすめかも。
旦那にやってもらいましょう〜。
通勤電車の中で、マジで口臭が気になる男性結構いますよ。
男の人は、ごま油うがいのことなど知らないでしょうからね。
奥さんがサポートしましょう〜。
タングスクレーパーで舌掃除
口臭予防におすすめなのが、朝一の舌掃除です。
アーユルヴェーダでは、朝一番に舌に浮き出た舌苔を掃除することを推奨しています。
舌苔は口臭の原因になりますので、これを取り去るだけでも、かなり口臭予防効果があります。
いろいろ試しましたが、やはり専用のタンスクレーパーが一番使いやすく、舌苔も取れます。
舌掃除は、一度にゴリゴリ取らないで、毎日優しくこまめにタンスクレーパーで取るのが一番効果的です。
舌苔は朝一に浮き出てくるので、歯磨き前の朝の習慣にしてしまうと効果が実感できると思います。
ごま油うがいも併用すると、歯茎も健康になるので、さらに口臭予防になります。
左からインドで買った10RS。スリランカのバーベリンで買った銀製のタングスレーパー。
折れたレンゲでも試してみた。
タングスクレーパー いろいろ試してみた感想
①歯ブラシ
歯ブラシで舌苔を取ってみましたが、これは舌を痛めるのでおすすめしません。
歯ブラシも汚くなりやすい。
②スプーン
これも舌を痛めるのでおすすめできません。
また舌の奥の汚れを取ろうとすると、スティック状のものはオエッときます。
③レンゲ
これは舌を痛めることはなさそうですが、舌苔がほとんど取れませんでした。
④インドで買える安いタンスクレーパー
日本でも390円くらいで買えます。
これはしっかり舌苔が取れるし、使いやすいです。
ただ、2ヶ月くらいで錆が出始めます。
安いので、使い捨てのつもりで何本か揃えるならおすすめ
⑤バーベリンで買った銀製のタングスレーパー
これは棒のようにまっすぐで曲がらないので、洗面所の置き場所に困ります。
また銀製なので、時々磨かないと色が変色します。
使いやすさはタンスクレーパーなので、しっかり舌苔は取れます。
スリランカで買ったけど、結構高かったです。3,000円くらいした記憶がある。
タンスクレーパーは高いものを買う必要はありませんが、錆が出ず、曲がった形状でどこかに引っ掛けておけるものがおすすめです。
舌掃除は手軽にできる、口臭予防法です。
さらに、ごま油うがいを週2〜3かい続ければ、歯茎も健康に変わってきます。
市販のミント入りマウスウォッシュなどの効果は一時的なものですが、舌掃除とごま油うがいは、根本的な口臭の原因を改善していくので、続けるほどに効果を実感できると思います。
即効性があるので、やりがいのあるセルフケアです。
女性だけでなく、男性にもおすすめのケアです。
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