アーユルヴェーダ・パンチャカルマ16日目。
ヨガ・クラス6日目
Vasti、5日目。
今日は、2回目のBig Vastiの日です。
16日目 ヨガ・クラス⑥
am7:00〜am8:00 ヨガ・クラス
階段を上がって、ヨガ・フロアーのある屋上へ。
無料ヨガ・クラスは7日間なので、明日で終わりです。
希望者は別料金を払えば、1日単位でクラスを取ることもできます。
1クラス/500RS。
500RSといえば、時給約1,000円ですね。
インドでは結構良いお値段ですが、これが相場のようです。
ヨガの先生は、なかなか良い仕事のようです。
ヨガは日本でもできるけど、インドでヨガをして思うのは、やはり本場、環境がいい!
まず南インドは暖かいので、体が伸びやすいなど、物理的なやりやすさがあります。
それだけではなく、インドの空気感が、のんびり、キリキリしていない。
緑に囲まれてた、自然な環境。
日本のスポーツ・クラブのような閉塞感のあるスタジオ内で、真面目なインストラクターから教わるヨガとは全然違う、この緩さ。
この緩さ、懐の深さこそが本来のインドの魅力であり、美点だと実感しています。
私がインドでヨガを学ぶなら、マニュアル通りに、カリキュラムをマスターして資格を取るような学び方に魅力は感じない。
そういうやり方なら、日本で日本人から学ぶのが一番効率的だ。
日本人は、何につけても、その手のやり方のマスターだから。
ヨガブーム以降、インドでもマニュアル通りにキリキリとヨガを学んで、資格を取るコースが増えているが、せっかくインドでヨガを学ぶなら、日本にはないものを会得したい。
詰め込まれる知識ではなく、自分の内側からの気付きによる学び。
いつか時間ができたら、一人旅でインドのヨガ・アシュラムを周って、気ままにヨガをやってみたいな。
16日目 朝食・Kashaya・Vasti
am8:00〜 オートミールだけ
今日は、Big Vastiの日なので、レストランで少量のオートミールを食べる。
朝食は、Big Vastiの直後に、トリートメント・ルーム内で戴くことになっている。
am9:00〜 午前のトリートメント(Kahaya Vasti)
21日間のパンチャカルマ中、Vasti は6日間続いた。
そのうちの2回が、Big Vastiだった。
私のパンチャカルマ・メニューでは、最初のギーを飲む期間、その後のVIRECHANA、その後にこのオイル浣腸による排毒期間がくる。
順調に治療が進んで、Vastiの最終日まで、17日間。
この後、後処置で、シロダラーやオイルバスで、排毒で疲れデリケートになっている身体のケアをする。
実際にパンチャカルマを受けてみると、最低18日間、できれば21日間の治療期間をとる意味が理解できる。
私の実感としては、2週間では足りない。
できることなら、18日間〜21日間のパンチャカルマをおすすめします。
Big Vastiの流れは、前回と同じ。
全身オイルマッサージの後、グラス1杯の温かい牛乳を飲み、Big Vastiを行う。
am10:10〜 トリートメント・ルーム内で朝食
Vasti後、できるだけオイルを体内にキープ。1〜2分が限度。
その後、トイレへ行き、シャワー。
落ち着いたら、その場で朝食。
まず、牛乳を飲まされる。
お腹は空いてないけど、食べる。
Vastiの後、胃の中を空っぽの状態にしておくのは良くないため、無理にでも少しは食べること。
これで、Big Vastiは終了。
明日、もう一度、Small Vastiを行い、Vasti期間終了となる。
部屋に戻り、安静にする。
バルコニーから、中庭を眺める。
ここでは、ゆるゆると時間が流れているのを感じる。
従業員は、真面目に一生懸命働いているけれど、やはり私が知っている日本人の働き方とは違う。
警備員のおじさんは、定期的に施設周辺を巡回する。
おじさんが中庭で立ち止まり、庭師のおじいさんと立ち話をしていた。
その後、ゆっくり庭を眺めているなと思ったら、飛んでいる蝶々を目で追っていた。
自分の仕事を淡々とこなしながらも、今という時間を楽しんでいるようにも見えた。
インドではカーストがあるから、生まれた時からワーキングクラスは一生ワーキングクラスのまま。
結婚も就職も、自分のクラスの域で、運命を受け入れて生きていく。
出世とか、部署替えとか、左遷とか、駆け引き。
そんなものとは無縁の世界って、どうなんだろう。
本社と工場の力関係、上司の圧力、同期の出世の順番、成績を気にしなくていい生活ってどんなのかな。
向上心がないようには見えない。
良い生活をしたくて、働いているようには見える。
やはり私は、努力や運で道が開ける、チャンスの多い社会で生きるのが好きだ。
でもここで、ニコニコ笑いながら働いている人たちを見ると、私の知らない満足の仕方もあるのかなと思った。
疲れて大変でも、自分のやりたいことをやれるということ自体が幸せだ。
ここまでやったという満足感が、自己肯定感に繋がる。
でも幸せそうな顔が周りにないなら、私も幸せではないなぁと、薄々感じていた。
日本では、幸せそうな顔が少ないです。
いい国なのに、幸せな人は多くない気がする。
人はみんな繋がっているから、それで日本にいると疲れると感じることがあるのかもしれない。
庭を見ながら、南インド人の働きぶりを見ながら、そんなことを考える。
16日目 ランチ
pm13:00〜 ランチ
全然、お腹は空いていないが、少しだけでも食べようとレストランへ行く。
食欲がなく、少しずつ食べて残した。
一人旅の日本人女性と、コバラム・ビーチへ行こうということになった。
明日は私はVastiなので、明後日、一緒に行くことにする。
コバラムやチョワラ・ビーチ沿いには、たくさんのアーユルヴェーダ施設があるので、見学に行ってみようということになった。
部屋に戻り、バルコニーで、めぼしいアーユルヴェーダ施設を調べる。
16日目 午後のトリートメント
pm14:00〜 シロ・ダラー+膝オイルバンテージ
今日は、ミルク・ダラーでなく、オイルを額に垂らすシロ・ダラー。
シロ・ダラーの方が、ミルク・ダラーより、作用が強い。
日本でやると、1回/18,000円はする贅沢な施術だ。
今日のセラピストは、下手くそだった。
オイルの温度もぬるすぎるし、垂らす量も一定ではない。
上手なセラピストにシロ・ダラーをやってもらうと、ふわふわした気持ちの良い世界へ誘われるが、逆の場合は頭痛がしたりすることもある。
トリートメント後、頭が重いような不快感があった。
シロ・ダラーをやりながら、膝にオイル・バンテージを巻いてもらう。
pm17:00 アシスタント・ドクターの巡回
明日で、Vastiは終了。膝の調子はどうか?と聞かれる。
膝の痛みが治らないと答えると、明日は別のトリートメント・メニューを用意するとのこと。
16日目 ディナー
pm18:30〜 ディナー
野菜たっぷりのスープ。
食事は、写真を撮り忘れた。
Big Vastiの日は、食事に制限がかかるらしく、私のディナーだけ生野菜のサラダ、カレー、白ご飯のみ。
他の人は、おかずが私より2品多かった。
食後、部屋に戻り、コバラム、チョワラ・ビーチ沿いのアーユルヴェーダ施設について調べる。
思ったよりたくさんのアーユルヴェーダ施設があって、選びきれないくらいだ。
明日でVastiも終わるし、最後にちょっとリッチなレストランでお茶するのもいいな。
楽しみ。晴れるといいな。
おやすみなさい。
→アーユルヴェーダ 21日間のパンチャカルマを南インドのケララで受けてきた。17日目
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